豊島ミホのレビュー一覧

  • 初恋素描帖

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    とある中学の2年2組の生徒たちの恋模様を描く。
    「とある中学の2年2組の生徒たちの恋模様を描いた物語。」と
    書かなかったのには理由がありまして。

    タイトルにもあるように、「素描」のようなネタ集っぽくなっている。
    200頁にも満たない総頁数に20人くらいの話をさらりと描いている。
    何度も何度も絵の具を重ねていく油絵のように、もっと突っ込んで
    深く長く書いたらきっと面白くなるだろうなーっていうエピソードはある。

    そういう意味で、物足りない。
    あと、女子はどうだか分からないけど、男子は中学生ならまだまだガキだよ。
    高校生か大学生か!?と思えるような部分が多々あったなー。

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    2011年09月09日
  • 神田川デイズ

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    素人が上から目線であえて言いますが、
    巧くなったなー 豊島ミホ。
    と、そうゆう感じです。

    純情エレジーをよんだあたりから感じてたけど、
    一皮むけましたねこのお方。

    今後が楽しみな作家さんです。

    作品自体は、大学生活をおもいっきし謳歌した人にとっては
    『あぁ、こんな人もいたんだー』という驚き、
    大学生活、なーんもしなかったなーあぁ青春の無駄遣い、な人にとっては、
    まざまざと当時の卑屈さとか窮屈さとか孤独とかその他もろもろ、
    ありありと手に取るように舞い戻ってくるような作品です。

    もちろん、わたしは後者だったので(笑)、
    とても懐かしいような、不思議な気持ちになりました。


    てかこの人の

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    2011年09月08日
  • ぽろぽろドール

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    ネタバレ

     ☆サナギのままで
     思い出っていうのは不思議なものだ.
     どんなものだって時間が経てば色褪せていくけれど、
     それは、その思い出の価値による.

     例えば10年も前のことでも、まるで昨日のことのように
     鮮明に光を放っていることもあれば、
     ほんの最近のことでも、記憶の彼方に追いやられてしまって
     もうぼんやりと霞んでいることもある.
     大切な思い出は、いつもすぐ傍に感じられるものなんだろう.

     共有している思い出を、相手も同じように大切にしてくれて
     いたらいい.
     それだけで、体の深いところでつながっているような気が
     するから.

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    2011年08月30日
  • 神田川デイズ

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    若いころ特有の閉塞感を打ち破りたい若者たちの物語。主人公たちは、全体の中では冴えない人間と見られ、また自らもそう思い込んでいるが、何かを変えたいと常に思う気持ちが、未来への可能性を感じる。
    若いときってのは、それだけで特権だね。

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    2011年08月06日
  • ぽろぽろドール

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    怖くて仕様がないのは、私が「人形」というものが苦手だから。

    みんなそれぞれ
    思い出とコンプレックスと

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    2011年07月19日
  • 神田川デイズ

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    学生時代、それは期限付きで、そこでやってきたこは卒業と同時にほぼリセットされ、そこから新入社員とか新社会人とかとして、また新しい時代を迎える。だからこそ、湧いてくるエネルギーがあったんじゃないかなと、社会人になった今、突拍子もないこと、自分の枠を越えてしまうことがなかなかできない状況で、この本を読みながら考えた。

    印象に残ったのは
    「生ぬるいフィルター」、「シラフで酔う」、「頑張ってる間は意外と楽」、「選ばれることより選ぶことが大事」etc

    こういう短編ものは、それぞれの話につながりがあって、登場人物を違う角度から見られることが楽しいな、と思った。こういうのは好き。

    入れ込まなかったから

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    2011年07月05日
  • エバーグリーン

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    少女マンガを小説にしたような読み応えの本。

    中学生からの思い人と10年後に会う約束をして…少女から女性への心情の成長がテーマ。

    個人的にはまぁまぁだが、後半に出てくるヒロインの彼氏がなんかリアリティが薄い。少女マンガに出てくる女の子の願望が形をとった男の人っぽい。。

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    2011年05月21日
  • 夜の朝顔

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    小学生も色々大変なんだなと思った。
    でも個人的には、やっぱり小学校時代は楽でよかったと思ってしまう。

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    2011年05月11日
  • 夜の朝顔

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    前半は特に深く印象に残るわけでもなく、さらさらっと。でも、最後から二つ目の章、「先生のお気に入り」は好きです。表題にもなっている章は最後の章でした、うん、これもまぁまぁ好きです。
    豊島さんの作品の中では、買うほどではないけど、読めてよかった、という作品です。

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    2011年04月06日
  • エバーグリーン

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    幼い日の出会いの意味が、人生の中で咀嚼されて消化されて、現在の己の中にもう一度塗り込まれていく。三十を過ぎた自分の今に浸ってきて、何か細かい振動のように伝わってきた。自分が過ごしている時間は何者だ、と問われている気がした。僕は、それが何者だと思って過ごしてきているのだろう。ああ未だに終わらずにいるのだな。

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    2011年03月27日
  • ぽろぽろドール

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    美しい人形に切ない思いを託す人々の物語。
    全体的に悲しい色に覆われているが、なぜか温かさを感じる。特に「手のひらの中のやわらかな星」には、深く感銘を受けた。

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    2011年03月26日
  • ぽろぽろドール

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    人間は死ぬまで自分のコンプレックスとうまく折り合いをつけて生きていく。美しいものの概念は人それぞれ違ってくるが、もしそれを独り占めできればその瞬間だけ救われる。虚しいだけだと知っていても求めてしまうのかなって感じた。

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    2011年03月16日
  • ぽろぽろドール

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    さて。。。。
    6つの短編で構成されているのですが、その内の幾つかは納得できないと言うか、共感できないと言うか。
    それらは一般的に男性が理解できない女性の感覚なのか、それとも豊島さんの個性なのかは良く判りません。
    まあ、人形と言うものに思い入れのない私には理解が難しい話なのかもしれません。

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    2016年07月30日
  • ぽろぽろドール

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    あまり人形に馴染みがない為、美の象徴だとしてもイマイチピンとこず。

    途中から人形が大人の愛玩にも耐えれる作りのシリーズものの代物になったが、表題作のポロポロドールはそれではないみたいで、なんでシリーズものの人形という設定を出してきたのかな?特に作品ごとの関連もないみたいだし。

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    2011年03月01日
  • 底辺女子高生

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    同い年みたいだ。
    なので、当時の見ていた風景が重なり、余計興味を持って読むことが出来た。
    小沢健二のbuddyとか。
    不意にでてきたときは、思わずにんまり。

    高校生というものは、どこで育とうとイタいものだと再認識するとともに、安心した。

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    2011年12月02日
  • 神田川デイズ

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    豊島ミホにしては、サクサク進まなかったなぁ~
    どうしてでしょう。

    冴えない、「選ばれなかった人たち」
    が主人公で連作短編?
    みたいになってるお話でした。

    いつもの豊島節というか、
    青春の勢いがなくって物足りなかった。
    でも豊島さんはこういうお話を書きたかったんだろうなー
    って読んでてすごく感じた。登場人物への愛、みたいな。
    活動休止かぁ。淋しいなぁ。

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    2012年04月11日
  • 夜の朝顔

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    田舎に住む センリ 気になることは山積み・・・。子供だって単純じゃない!思春期のは入り口に至る少女の成長過程を描いたストーリー

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    2010年11月06日
  • 夜の朝顔

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    田舎の小学生、センリのいろいろ。夏休み、親戚との思い出、クラスでの大事件、いじめられっこの引越し、などなど。

    あぁ、そうだったなぁ。
    クラス替えは2年ごとにあったけれどもね、
    そうそう、女の子の世界はこんな感じだった。
    嫌なこともたくさんあったなぁ、がんばってグループでいたなぁ。
    懐かしかった。

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    2009年11月08日
  • 青空チェリー

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    青空チェリーよりも、
    ハニィ、空が灼けているよ。
    の方がすきでしたー*

    でも青空チェリーも、
    初期衝動っぽくてすき。
    気持ち解らんでもないし。苦笑

    解説の藤田さんとは、
    絶対価値観合うと思ったw
    やっぱし、豊島ミホっていいよね♪
    って最後はなるのでした^^

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    2012年05月10日