古賀史健のレビュー一覧
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「集団浅慮」という言葉に惹かれて読んでみた。
単なるスキャンダル的な話かと思ってたフジテレビのあれこれ。本書のような視点で見ると、どんな組織でも起こりうる人権の問題であることがわかったし、自分のいる組織でも起こり得るとも思った。
心に残ったのは、「人権意識」よりも「人権知識」が大切ということ。
著者が感銘を受けた、第三者委員会の調査報告書は未読だけど、読んでみたい。
以下、備忘のメモ
集団凝集性→その組織に留まらせようとする力
集団浅慮→集団凝集性が高い組織に関与しているときに、メンバーが全員一致を強く求めることによって、他の取りうる行為を現実的に評価するという動機づけを無視してしまう -
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今回の某マスコミと大物タレントの事件に関して何かモヤモヤしたものを感じた方には是非一読をお勧めしたい。
これは単なる芸能人のスキャンダルに留まるべきではなく、自分たちの属している組織や社会でもしごく当然のようにはびこって心当たりのあるような組織構造や集団心理などを深く掘り下げており大変読み応えがあった。
重役たちは何を誤ったのか?別に犯罪を犯した訳ではない。一見被害者のプライバシーを守るためという正しそうに思える「思いやり」も、単なる中高年男性という凝集性の高い集団が勝手に考えた「思い込み」に過ぎなかったのではないか。その考えにいくプロセスに被害者の考えなり他の専門家なりの考えなどはあったの -
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一言
完全理解にまでは20年かかると言われているアドラー心理学を対話形式でわかりやすく描いた本
学び
・課題の分離ー他者の課題に介入をしない=自分が自分であることを認めることにつながるとともに自分らしい生き方が可能になる
・自分は他者の期待を満たすために生きてはいないし、他者も私の期待を満たすために生きてはいないー「承認欲求」にとらわれると自分と相手の関係を他人に委ねることになる。自分を好かない人は切る、そうした勇気が必要
・自信は”自分が共同体に属している=所属感や有益感”によって育まれる
感想
まさに読んだ時の私は周囲の人の機嫌や反応を恐れて自分を偽り、相手を喜ばせる行動は何かを必死に -
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幸せになるにはと、ずっと考えてきたけど何かわかった気がする。すべての喜びは対人関係の喜びであり、対人関係は、仕事、交友、愛の関係またはタスクがあり、アドラーは信頼を与えることでこのタスクを解決しようとした。
信頼をするには共同体感覚を掘り起こす。つまり、尊敬をし、共感し、その人が唯一無二の存在であることを知り、その人の目で見て、耳で聞いて、他者の心で見るということ。
他者を信頼するには自己を信頼しないといけなくて、それは自立をしないといけないということ。そのために自分の理性を使う勇気を持ち、わたしであることに価値をおかなければならない。
そして自立し、共同体感覚を掘り起こすには、人を愛す -
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フジテレビの伝説の10時間記者会見を生放送で見ていた。湊社長はじめ、言っていることに嘘はなさそうだ。しかし、一人の社員を自死寸前まで追い込んだのは事実であり、なぜこのようなことになったのか、強い関心を持った。すぐにマスコミはこのニュースを報じなくなり、中居氏と女子アナのスキャンダル」という形で終わった印象を受けたため、もやもやしたまま時が過ぎた。そんな折、この本に出会い、とても感銘を受けた。個人的には、人権の意識を高く持つよう心がけていたつもりであったが、まだまだであることがよくわかった。人を変えることはできない、自分を変えることから始めよう。
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「嫌われる勇気」と同様に、わたしは発売当初斜に構えてひねくれていたため、ベストセラーになったこの本を手に取るまでに10年かかってしまいました。もし10年前に素直に読んでいたらどんな人生になっていたのか、後悔はしていませんがとても興味があります。それほどまでにこの本には人間が善く生きるための知恵が詰まっており、陳腐な言葉ではありますが本には人生を変える力があるのだと強く実感させられます。本著に出てくる哲人も言っていますが、アドラー心理学は一度知識として知っただけではとてもじゃないが理解できず数年かけて自分で実践する必要がありそうです。そのためにも「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」をまずは何度も
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「嫌われる勇気」の再読も終わったので「幸せになる勇気」も読んでみた。
序盤、なんだか教育の話ばかりで何だこれは?となっていたけど、青年同様、読者の私も哲人の言葉に呑み込まれていきました。
うーん、凄い。
何度も論破され、怒りを露わにしながらも見事に再論破され(笑)、そんな青年に苦笑しつつ自分と重ねることができました。
いいやつだなあ、青年。
「嫌われる勇気」が大ベストセラーになったから、ついでに2作目で狙ったのかな?と思って少し冷めた感じで読み始めたのですが、前作の理解がさらに深まるうえに、さらに踏み込んだアドラーの世界を知ることができました。
人生とは?
愛とは?
幸せとは?
やっぱ -
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古賀史健。なんと直前に読んでいま嫌われる勇気の著者だった。書きぶりや内容は全く異なる2冊だっただけにこの本を強い使命感を持って執筆されたのだということが強く伝わってくる本だった。
手に取ったきっかけは「集団浅慮」という4文字の単語に何となく心当たりがあると感じたこと。フジテレビの第三者委員会の報告書がベースになっていたことは本を手に取って初めて知った。凝縮された共同体の中に働く力学と陥穽を説明しながらも、テーマの題材となったセクハラやジェンダーについても深めていく。自身の中にある「フジテレビ性」と向き合わざるを得ない、痛みを伴う学びのある本でした。巻末記載の参考文献が74冊と半端ないことからも -
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フジテレビ問題の第三者委員会による報告書に関する書籍、という言葉に留まらない内容でした。
報告書を通して、
どの組織にもおこりうる問題のメカニズムと、
それに対してどう考えていくか?
が分かりやすく纏められています。
273pにわたる第三者委員会の魂の報告書を世の人たちに広く知ってもらいたい、という著者の熱い思いに溢れおり、報告書の要点をまとめるのが上手いのもさることながら、それに関わる論拠の肉付けも面白く、押し付けがましさを感じない優れたビジネス書でありました。
自分の置かれた組織での、ひっかかりのある気持ち悪さを紐解くのに必要な視点を与えてくれたことに感謝
集団浅慮と人権尊重、
こ -
Posted by ブクログ
「嫌われる勇気」が売れた理由がよくわかる。
取材・執筆・推敲が圧倒的だったんだ。
そして、普遍性を意識したこと。
「嫌われる勇気」を読んでいた時には、全く気がつかなかった。
100年前に読んでも面白いということ。100年後に読んでも面白いと言うこと。
流行りを追いかけがちな私の脳みそに、よい教えをいただいた。
文章を書くのにも才能は必要だということがよくわかる。
私は、自分が得意なことは、何かが降りてくる瞬間、ひらめく瞬間、スッとわかる瞬間があるのだけれど、文章を書いている時には、全く何も降りてこない。
だからといって、生きていると文章は書かないといけないことが多いから、日々努力が必要だな -
飲食コンサルティングにも役立つ
今ある悩みのタネは何でしょうか?
この本で扱っているアドラー心理学では、職場、家族、友人、恋愛などさまざまな悩みがある中でも、共通しているのは対人関係であると伝えています。私も飲食コンサルティングする上でさまざまな人とやりとりがあるので、読んでみてとても勉強になりました。