古賀史健のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読む本を選ぶことは自分の人生を選ぶこと。
なんだか大仰な気がしますが、私もはっきりと実感として理解できるのです。
祖父や母の影響で本は身近だったし、大学生になったら絶対に本屋でバイトするんだ!と思っていました。実際にご縁があり、ふと手に取った本が原田マハさんの「楽園のカンヴァス」でした。
西洋美術の優美さや面白さ、歴史との複雑な関わり合いを読書を通して知った20歳そこそこの私。「本場の美術館に行きたい」という気持ちだけで、25歳の時に1人でロンドンに飛びました。(旅行です)
振り返ると、あのときあの本を手に取っていなければ1人でロンドンに行くことも無かったし、そのときの「言葉がうまく伝えられない」歯痒い気持ちが英語学習への意欲に繋がることもなかった。日本の外の文化を肌で感じることもなかったかもしれません。
いまは西洋美術だけでなく様々な芸術や歴史を少しずつ本から学びつつ、毎日英語を勉強する生活をしています。本を読む前の自分に教えたら驚かれるかも。
この本はそのような「なぜ本を読むのか」ということを説教くささを抜きにお子さんでも分かるように&大人でも楽しめるように書かれていて、老若男女に手に取ってほしい!と思いました。
一度手にした本を最後まで読め!みたいなことも言わないし、自分に合わない本もあれば世の中真実だけを描いた本ばかりではないということもしっかりと教えてくれているのも良い。
私は幸運にも本へと興味を誘導してくれる肉親がいたので読書は自然なものでしたが、本を読むことに苦手意識があるお子さん、いつのまにか本を読む習慣が薄れてしまった大人のみなさんにも是非ぜひ。 -
Posted by ブクログ
中居正広の性暴力事件に端を発する、フジテレビ内で起こった集団浅慮を分かりやすく紐解きながら、日本の企業や私たち個人が本当に意識しなくてはならないことを紹介していく本書。
世間を騒がせたあの事件を、本当に分かりやすく紹介してくれるだけでも読む価値ありと思ったが、後半から本格展開されていくハラスメント、差別に対する考察が素晴らしい。
もう少し深いところで素晴らしさを語ると、例えばハラスメントに関するノウハウ本って、今や山のようにあるのだろうけれど、その多くは男女ともに共通して勉強となることが書かれているのだと思う。
しかし、本書ははっきりと明確に、男性のある世代、ある集団に対してピンポイントで厳しく指摘を行ったところが良い。
誰もに通じるお行儀の良い本ではなく、現実的にフジテレビと同じ立場になり得る人たち、そしてそれは、この日本の中でおそらく最も多くの人口である人たちに厳しく、しかし丁寧に道を指し示している本だと思った。
人に勧めたい一冊です。 -
Posted by ブクログ
「嫌われる勇気」が売れた理由がよくわかる。
取材・執筆・推敲が圧倒的だったんだ。
そして、普遍性を意識したこと。
「嫌われる勇気」を読んでいた時には、全く気がつかなかった。
100年前に読んでも面白いということ。100年後に読んでも面白いと言うこと。
流行りを追いかけがちな私の脳みそに、よい教えをいただいた。
文章を書くのにも才能は必要だということがよくわかる。
私は、自分が得意なことは、何かが降りてくる瞬間、ひらめく瞬間、スッとわかる瞬間があるのだけれど、文章を書いている時には、全く何も降りてこない。
だからといって、生きていると文章は書かないといけないことが多いから、日々努力が必要だな。
古賀史健さんほど、高みに至ったライターなんて、ほとんどいないに違いない。古賀史健さんがこの本をバトンとして、次世代のライターに残していただいたことは、貴重なお宝になるだろう。
最後まで読むことができてよかった。もしかしたら、古賀史健さんの文章力(あえて文章力)で最後まで読まされてしまったのかもしれない。
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飲食コンサルティングにも役立つ
今ある悩みのタネは何でしょうか?
この本で扱っているアドラー心理学では、職場、家族、友人、恋愛などさまざまな悩みがある中でも、共通しているのは対人関係であると伝えています。私も飲食コンサルティングする上でさまざまな人とやりとりがあるので、読んでみてとても勉強になりました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレまず、本を手に取った瞬間に装丁に空のような爽やかな海の色、絵の具のパレットのようにカラフルな海の生き物たちのイラストに心を惹かれました。そしてタイトル「さみしい夜にはペンを持て’」。
これはきっと私が求めている、心に光を当ててくれる本なのでは!と直感的に思いました。
早速買って開いてみると、タコの坊やの悩みと苦悩から始まります。言葉は易しく、若い人達向けに書かれていることが分かります。
時にヤキモキしながら、時にワクワクしながら、タコくんの冒険物語が進んでいきます。
ヤドカリおじさんの言葉に、どんどん「書くこと」がしたくなってきます。
言葉の力、書くことの力を信じる気持ちになってきます。海の底に広がる色とりどりの生き物たちや海藻たちが、言葉の豊富さと結びついて想像の中で生き生きと浮かんできます。
そうか、私が自分の書き物に満足できないのは、言葉を選ぶ努力を途中でやめてしまうからか。
もっと自分の心を見つめて、言葉の暴力のように雑に選ぶのではなく、例えを想像して、根気よく言葉を見つけていけば良いのか。
書くことで成長に気付くことが嬉しい、それも確か
。
タコくんと共に書くことの意味を、書くことによる希望を学んでいきました。
ヤドカリおじさんは行ってしまい、タコくんは卒業してしまったけど、二人のメッセージは心に強く刻まれました。
未来の自分のために、成長の喜びのために、書いてみよう!