古賀史健のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ジャーナリングの書き方、言語化の仕方について分かりやすく丁寧に解説されていて勉強になる。
またそれだけではなく、話の進み方が物語調で、思春期の子供を主人公にしたスクールカースト内でのイザコザやや主人公の成長が描かれているので、それだけでも非常に面白い。
また、登場人物たちを海の中の生物に置き換えることで、個性が様々あるのを可視化させて分かりやすくなっており、どんな個性も自身を深く知ることで、輝かせられると提示されているようで説得力があった。
個人的には、日本教育の「欠陥」の一つだと思っている
「読書感想文を宿題にする割に、誰も書き方について指導してくれない」という問題点を解決してくれる一冊に -
Posted by ブクログ
ネタバレ舞台は海の中、中学生のタコジローくんが主人公なのに、これは現代を生きる大人にも子どもにも当てはまる物語。
むしろファンタジーな設定だからこそ、余計なものが削ぎ落とされて、1番大切なことがシンプルに伝わってくる。
悩める私達の気持ちをタコジローくんが代弁してくれてる。
温かな眼差しでその気持ちにじっくり耳を傾け、わかりやすい例え話を使いながら、ワクワクするようなアドバイスをくれるおじさん。
日記を書くって、自分との対話なんだ。
今の自分を見つめるために書く。
未来の自分が読みたいから書く。
私は日記に今の気持ちを吐き出すために書いてたけど、改めて自分という読者のために書いてみたいと思った。
-
Posted by ブクログ
嫌われる勇気で学んだことは私にとって、世界が広がるものだった。だけど、実践するのが難しいと感じるものもあった。特にほめるのも叱るのも良くない勇気づけが大事ということ。読んですぐはなるほどと思ったけれど、子供に対して、いい行動は褒めるし、よくない行動は注意することをやめることはできないよね?と感じていた。今回青年もそれに引っかかっていた。読んだ後も分かったような分からないような、もう一度読みたいという感じだけど、自分なりに分かったことをまとめておく。
褒める叱るのテクニックの問題ではなく、子どもたちのことを条件なしで信じているかということ。上下の関係でいるとほめることは評価することで、叱るこ -
Posted by ブクログ
福岡出身のライターがフジテレビと人権という大きな主題に立ち向かい、令和の大スキャンダルの解剖に取り組んだ一冊。フジテレビという組織が持つオールドボーイズ的な雰囲気や企業文化を理解することができるとともに、人権が希薄になる時の人間の傾向や動き、特性を巧みに分析し、なぜ人は、集団は過ちを犯すのかを丁寧に分析している。フジテレビはある種のエリート集団であり、世界第三位の経済大国のエンターテイメントで第一線を駆け抜けてきた極めて凝集性の高い集団である。この凝集性の高さが日本人の人権への無知と相まって生み出されたのが、今回の一連のスキャンダルである。このスキャンダル自体はあくまで一例に過ぎず、本質から表
-
Posted by ブクログ
ネタバレこの本自体はフジテレビで起きた性暴力に対するレポートを元にしているため、女性への人権侵害という事例がメインとして話されているが、「凝集性の高い集団が、調和を保とうとして、逸脱者を排除してしまう。そうして外部の意見を聞けなくなる」という状態自体はどこでも起こりうるのではないかと思う。
たとえば新卒入社者ばかりの会社に入った中途入社者。クラスに転校してきた帰国子女。移住者と昔からの住人。どうあれ同質性が高く、一体感があり、「仲の良い」グループほど異質な存在からの意見を排除してしまう。「和を乱すやつ」に対して「あなたのためなのだ」と説得を試み、それが失敗すると「あなたのためなのに」とムッとして今度は -
Posted by ブクログ
日本発、世界累計13000万部突破のベストセラー
いやあ、さすがの内容だった。
自己啓発系の本が最近よく自分に刺さる中、いまこの本に出会えて(選んで)よかった。
世間に溢れる所謂「綺麗事」のお説教とも思えるような言葉に、こちらとしてはいちいち反発したくなるというもの。
しかし、本書では哲人と青年の対話形式の展開を以て、上手く綺麗に捻くれた読者を論破してくれます。鮮やか。
原因論ではなく目的論、人生の嘘、人生のタスク、課題の分離、共同体感覚...
なんか凄い。
ただこれ、それなりに生きてればたぶん似たようなことは聞いたことあるとは思う。ただ幸せになれてない自分、生きにくさを感じてる自分