古賀史健のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ「さみしい夜は」ではなく、「さみしい夜の」なんだな、などと思いながら読み始めました。
前作はカニのおじさんに「書くこと」を勧められたタコジローですが、今作では、占い師ヒトデさんに、「読むこと」を勧められます。作者が読者に伝わりやすいように、ただの教養本にならないように物語にしてこれらを伝えてくれようとしているのはよくわかるのですが、あまり設定に馴染めなくて、タコだとイカだとか、ええぃ、わかりにくい、と内心思っているのですが、二作目になり、少し慣れてきました(ただただ私が海洋生物に疎いのかも)。
前作からの引き続きで、「書くこと」そして、書いた「それ」を読むことについて書かれているのかな、と -
Posted by ブクログ
ネタバレとってもいい話だったし、学生の時に読みたかったな〜と思った。
だけど、もし自分が学生のときに読んでいたとしても自分の人生は自分で決めさせてもらえず親が全て決めてしまっていたし、自分がどれだけ自分のやりたいことを訴えても奴隷がぴーぴー喚いているように受け取られてしまっていたので、何も変わらなかったことだけは分かる。
のでむしろ学生のときに読んでなくて良かったとも思った。悔しく虚しいだけだから。
親が勝手に決められた仕事で疲弊し、親にお金を渡し、精神的にボロボロになった。
今は親に会うと急激に体調が悪くなるので会えない。
イカリくんやタコジローたちは自分で何でも進路を決められて羨ましいよ…。
私は -
Posted by ブクログ
すらすら読めた本でありました、嫌われる勇気といっしょだけど、こっちは、教育論や愛について語っていた
結論的にゆうと、自発的に生きてこうってことになるよね、自分がほしいものを先ず与えることによってのみでしかあたえられることはなくて、その方がなんかうれしさも倍増するなっておうもう、それをあげるためのくろうをしっているからもらったらとびはねるほどうれしさをかんじれるなって、幸福感は、貢献感がすべてであって、自分は役に立ってるとおもえると、幸せでいれる
でも、幸せって別に決まったことはないから、ずっと幸せなんて無理で、幸せになりたいって思う心とできない心のせめぎ合いで生きていかなければならないから
そ -
Posted by ブクログ
読書の良いところ、本の読み方、選び方を、海の世界に住むタコジローくんと学ぶ。
イラスト多めファンタジー要素多めで、子ども向けの本と思いきや、なかなか深いことが述べられていて、子どもも大人も楽しめる本ではないかと思う。
本を読むとは限りなく能動的なことで、自分の頭で世界を作り上げること。
同じ本でも汲み取ることは人によって違うし、本が必ず正しいと鵜呑みにするべきでもなく...
本から自分にはない視点や人生を吸収できることがいいところだけど、自分は見失わないように。本に縛られる必要はない。
本に対する解釈、本との向き合い方へのスタンスが素晴らしいなと思った。
あと、個人的に新たに取り入れていき -
Posted by ブクログ
またまた積読チャンネルで取り上げていた書籍を読んでしまったが、これは珍しく大当たりだった。
「ビジネスと人権」「インクルーシブ」「多様性」、近年ビジネス界隈で話題に上がるキーワードだが、正直、はいはい意識高い系の流行り思想ですね、またこういう新しい概念を提唱して金儲けしようとしているスノッブな輩が出てきてますね、と白けつつ相当バカにして見ていたが(サイテーすぎる)、自分が完全に間違っていたことがこの本で分かった。
ダイバーシティの第一段階である同化(差別と公正性のパラダイム)に自分はすっかり捕らわれて、男性化して社会を生き延びてきており、女性のくせに「オールドボーイズクラブ」に浸かりかかってい -
Posted by ブクログ
今まで読書というものを余り好んでしてこなかった。
漫画の方が面白いと感じていたし、最近は漫画すら買わなくなっていた。紙のページをめくるという行為から距離を置いてしまっていた。そんな中、きっかけをくれた人がいて読書をはじめてみようと思った。そんな僕が読む1冊目として最高の本だった。本というものが人生を写すということをよく実感することができた。物語にのめり込んで見る視点でももちろん面白かったし、1歩引いて大きなテーマを感じ取るように読んでも面白かった。とにかく読書をあまりしてこなかった人に読んで欲しい一冊。ただ、中学生高校生の頃に読んでいたら人生をもう少し豊かにできたようにも思うが、かえってそうじ -
Posted by ブクログ
「嫌われる勇気」共著などで有名な古賀さんの最新刊。優秀な個人が集まった組織が、なぜ信じられないような愚かな意思決定をしてしまうのか?
その答えが「集団浅慮(グループシンク)」という現象にあるとし、2025年に注目を集めたフジテレビの中居氏問題を巡る第三者委員会調査報告書を読み深める形で、このメカニズムを解き明かします。
■同質性の罠と「同化」の圧力
日本型企業のように凝集性…まとまりや結束力が高い組織は、安心感や強みを生む一方で、それが大きな落とし穴にもなります。
同質性の高い集団の中では、内輪の空気が優先され、異論や現実的なリスク検討を手放してしまう同調圧力が生まれるからです。
たとえ多様 -
Posted by ブクログ
フリーライターである筆者が「次世代のライターのために」文章を書く時の方法、心得などをまとめた本。476ページに及ぶが行間は広く自分がやってきた速読との親和性も高いため、2時間かからずに読み終えた。
日本語における「話し言葉と書き言葉」の違い、客観的な見方、不要な要素を捨てる(ここは速読術と同じ)など、書き方のテクニックではなく考え方が、例とともに挙げられていく。本の乱読の勧めもある。その際読んだものに対し「相手にどう伝えるか」のアウトプットができるように能動的に読むことが肝心なようだ。
普段から乱読している自分には新たな発見こそ無いが、自分の本の読み方を再認識させてくれた一冊。 -
Posted by ブクログ
フジテレビ問題の報道の仕方がセンセーショナルな方向に偏っていると当時から感じていた。今にして思えば、被害女性の苦しみに寄り添うのではなく、プライベートなスキャンダルの一つとして消費しようとした視聴者もまた集団浅慮に染まっていたのだろう。
日本人は人権の意識が低いのではなく、知識が圧倒的に足りていない。企業には「人権を尊重する責任」、つまり「他者の人権を侵害しないこと」が求められる。尊重は思いやりとは異なり、個人としてのあり方を敬って重んじること。企業が「ビジネスと人権」を考える必要性について腹落ちできる。
凝集性の高さゆえにムラ社会化し、同調圧力が生まれやすい日本の組織。集団浅慮に陥らないた -
Posted by ブクログ
フジテレビのスキャンダルを題材にして集団浅慮のメカニズムを詳説した内容に多くの事を気付かされたし、我が不明を恥じる部分も多かった。特に「誰しも尊重される権利がある」は、そう言われるまで考えたこともなかった。まさに人権の本質を言い当てている。
ただフジテレビのこの問題が本当に『集団浅慮』と言えるのかどうにも腹落ちしなかった。集団浅慮(groupthink)と言うからには、集団で考えたからこそ愚かな結論に至る、逆に言えば個人なら熟慮の上に適切な対応ができるという事だが、仮に港社長や大多専務、G編成局長の誰かが個人で対応しても同じ結果になったのではないか。浅慮しかできない人が何人集まっても浅慮にしか