古賀史健のレビュー一覧
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さみしい夜のページをめくれ
たこジローくんと本の出会い。
学ぶこと・読書の大切さや、本との出会い方・読み方・向き合い方を、物語に乗せて伝えてくれる、優しい本。
ヒトデさんは、これからの人生の希望も与えてくれるし、取り巻く世界の残酷でさみしいところ、そんな中で本と向き合えば乗り越えられることも教えてくれる。
カバーやページのカラフルで温かみのあるイラストが、物語のなかに潜っていける、本に入り込めるような素敵な作りで、本棚に飾っておきたいもの。(まさに目の第一印象)
・自分の年齢と同じ数の冊数が自画像をつくる
・そのだれかと一緒にいることで、いい自分が引き出されている
・外で読む時には -
Posted by ブクログ
中学3年のタコジローは進路に悩み、転校ばかりのイシダイくんも、図書委員のサワラモトさんも小さな悩みがあることを、占い師のヒトデさんを通して気づき、大切な本と出会っていきます。
なぜ勉強しないといけないのか。なぜ素直に感情が出せないのか。なぜうまく本を読むことができないのか。なぜ本を読むのか、など。
前回の「さみしい夜にはペンを持て」の続きなのか、タコジローが日記を書き続けていたのが可愛いです。
自分が生まれたくて生まれた人は誰もいない。
だから仕方なく生きればいいのか。
無理やりポジティブに生きればよいのか。
みんなも一度は考えたことのある悩み。
「君たちはどう生きるか」に近い学びがあり -
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自身への劣等感、対人関係の悩み等、日常に生きにくさを感じている人にはぜひ手に取ってみてほしい。自分が〝自分の人生〟を生きるためにはどうすればいいのかを教えてくれる。
物語は哲学者と青年の対話形式で進む。青年が抱く悩みや疑問は、私たちが日常で抱く生きづらさそのもの。そこに哲学者がアドラーの思想を元にこたえてくれるため、内容が頭に入ってきやすく思わず頷く場面も多くあった。
数年後、またこの本を手に取ったとき、今の自分とは違う視点で読み進められる気がする。人生経験を重ねた分だけ、ページの中に新しい発見や気づきがきっと生まれる。その変化を楽しみにさせてくれる1冊だった。 -
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オーディブルにて。
数年前仕事のストレスで休職していた時に「書く瞑想」と言われるジャーナリングを知り、紙に自分の頭の中を書き出すことの大切さやその効果については実感済みだったけど、「書くことで何だかスッキリする」「何か楽しい」というようなフワッとした認識だった笑
でも「何故書くことは良いのか」「書くことでどうなるのか」等についてちゃんと文章で言語化された本書を通して改めて「書くこと」とはどういうことなのか、日記はどう書いていくのかを知ることができた。
最近、これまで使ってきた普通のマンスリー手帳とは別でジャーナリング用の手帳を作ろうと思ってるので日記の書き方とか活かせたらいいな✨
(ただオ -
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20代の頃に一度読んだが、30代後半になり再読。1回目に読んだ内容がほとんど頭に入っていなかった。これは20代の頃は哲学的なことを考えることがほとんどなかったからかもしれない。30代後半になり、普段生活するなかで最近は哲学を意識するようになったためか、今回は前回より理解度が高まったと思う。アドラー心理学では、すべての悩みは対人関係の悩みと説く。これはもっともだと思うし、自分自身も今まで対人関係でよく悩んできた。これを解決するためにアドラー心理学では他者と競争することをやめること、他者を敵ではなく仲間であると実感することが重要であるとしている。思い返してみると自分は他者を敵と見做し、他者との競争
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ネタバレ自己啓発本として有名だったので、読んでみました。哲人と青年のと会話形式のなっており、私自身を青年の気持ちになって読み進める事で、とても読みやすい本だったと思います。私の気持ちを青年が言葉にしており、哲人に対して反論を唱えてくれる、それで更に理解が深まりました。
アドラー心理学自体が難しいと思うので、いくらわかり易く読みやすくなっていても、理解が難しかったです。
私がこの本を読んだ事で変える行動や気持ちは、下記かな思います。
とてもいい本でした。幸せになる勇気も読みたいですね。
・原因は自分にあり他者のせいにしない
・他者貢献で自分だけでなく、周りの事も考えて行動する。他者が喜ぶ事をなるべく頑張 -
Posted by ブクログ
ネタバレ子供にプレゼントしたいと思った本
◆書くことの意味
・話すよりも、書くことで心と頭が整理される
・言葉にすることで、形のない思いが考えに変わる
・書くことは「考えること」。自分の中に答えを探す行為
◆言葉と考える力
・思いは泡のように消えるが、書いた言葉は残る
・「思う」は感じること、「考える」は答えを出そうとすること
・書くのが苦手なのではなく、言葉を早く決めすぎているだけ
◆自分を知るための文章
・書くたびに、自分というダンジョンを探検している
・日記は「今」ではなく「あの時」の気持ちを書き留めるもの
・過去の自分に質問し、今の自分が答えを出すことで理解が深まる
◆言葉の力と使い方