群ようこのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
著者が体調不良から通った漢方医によるマッサージや出された薬の話。とにかくこの医者がすごい、見た瞬間に「水が溜まってる」「甘いもの食べすぎ」「体が冷えている」と体調を言い当て、めちゃくちゃ痛いマッサージと薬の処方、そして生活習慣の改善で、その人の体をニュートラルな状態に修正するのだ。人によって体は違うので、弱点ももちろん違いその人に合わせて薬は全て処方される、完璧なカスタマイズだ。著者はニュートラルになったらなったで、ちょっと悪いことをすると、いちいち体調不良になるので、面倒だと言いながらも、体調はすこぶる回復している。50過ぎたら、無理は禁物とはいえ、生活習慣はそうは急に変更できないもの。でも
-
Posted by ブクログ
極端に何かに執着してる人とか何かをやめられない人たちを主人公にした短編集。ちょっと狂気すら感じられる依存の話しを重苦しくなく、こうもユーモラスに、「わかっちゃいるけどやめられない」心理を細かく書ける群ようこさんは凄いなーと爆笑しながら何度も思いました。出てくる人たち、それゆえにどこか憎めない感じがするんですが、現実に身近にいたら困るかな。こんな人がお友達だったら、こんなが家族だったら、ご近所さんだったら…と考えるとちょっと嫌かなぁ。
かく言う私は、そうですね、スマホのゲーム止められないんです。課金はしないし、簡単なパズル系とか育成ゲームだけなんですが、こんなのしてないでその時間でもっと本読めよ -
Posted by ブクログ
涙ぐましい節約生活と
それにまつわる悲喜こもごもの短編集。
書かれたのはバブル崩壊直後のことと思われるので
当時読んだ人とは少し感じ方が違っているかもしれません。
節約はもはや当たり前のこととなり
ファストファッションの店やら100均やら
お金がなければないなりに楽しむこともできるようになって来た現代では
当時ほどの悲壮感はないのかも。。。
それでも、お金を大切につつましく真面目に暮らす人たちの姿が
とても好ましく、そしてクスッと笑えてしまうのは
群さんの人物描写の巧みさによるもの。
少しも古臭く感じることなく
今でも楽しめる作品だと思います。 -
Posted by ブクログ
「丼」というより、どうしようもない中年男の「標本」である。
微笑ましいものもあり、どうにも笑えないものもあり。
だいたいは顔をそむけながら失笑してしまう短編集である。
しかし、真顔になってみると、どこまでが許されるか、というジャッジを迫られている気がしてくる。
作者も、それとなく、「私はね…」とささやいている。
夫として一番許せないのは「勝手な人」だ。
この作品だけはシリアス一点張りな気がする。
放尿は、あり得ないのひと言。
ハゲは、全然罪ではない。
短く刈り込めば、気にもならない。
励まし合う(ハゲ増し合う?)仲間もいて、いいのではないだろうか。