群ようこのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「丼」というより、どうしようもない中年男の「標本」である。
微笑ましいものもあり、どうにも笑えないものもあり。
だいたいは顔をそむけながら失笑してしまう短編集である。
しかし、真顔になってみると、どこまでが許されるか、というジャッジを迫られている気がしてくる。
作者も、それとなく、「私はね…」とささやいている。
夫として一番許せないのは「勝手な人」だ。
この作品だけはシリアス一点張りな気がする。
放尿は、あり得ないのひと言。
ハゲは、全然罪ではない。
短く刈り込めば、気にもならない。
励まし合う(ハゲ増し合う?)仲間もいて、いいのではないだろうか。 -
Posted by ブクログ
昭和初期に産まれた女性の一生が淡々と綴られたお話。ちょうど祖母と同じくらいの時代を生きているので、色々祖母の人生とも重ねながら読めて面白かった。娘時代から結婚生活にかけては時代の流れが目まぐるしく変わる中どんな理不尽な環境にもめげず、生活を乗り切る姿がすごいと思った。きっとこれからを生きる私たち世代には耐えられないような環境をあの頃の女性たちはみんな受け入れ乗り越えてきてるんだから、本当にすごいと思う。後半、子の独立、定年を機に暴走していく姿は見ていて辛かったが、これまでの人生を鑑みるとどこかで弾けないと人はやってけないのかなと考えさせられた。群さんのお母様のお話らしいけど、また近況や群さんの