群ようこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
気軽に読める短編集。
モノを捨てる捨てないは、各人の性格や環境などに影響されるし、どっちがいいってことはないと思うけど、本書でもちょこちょこ出できた『あの世まで持っていけない』ってセリフに深く納得させられた。結局、モノはモノでしかないって思っている私は使い切ってどんどん捨てたい派。数年前に実家を片付けて思ったことは、(キツい言い方かもしれないが)、どんなに自分にとっての宝物であっても他人にしてみたらただのゴミである。あの世には持っていけないからね。残された人の苦労を考え、段階を経て最期はミニマリストで生きていきたいなぁ。理想はガンジー(笑)。
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Posted by ブクログ
いつもと変わらないれんげ荘とキョウコさんの日常に安心する。
小さな事は色々ありつつも穏やかに時間が流れている。
何となくいつも頭の中で色々考えたり、段取りしたり、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ…と肉体的にも精神的にも追われている気がしているが…そうそう、キョウコさんの言うようにそうやって追い詰めてるのは自分自身なんだなぁ。
どーでもいーことまで考えすぎなのだ!
前もって段取りしずぎなのだ!
世間や周りの人に影響されず、自分に必要な環境やものをちゃんと見極めて過ごすキョウコさんの芯の強さが素晴らしい。
でもこの強さがないと実際キョウコさんのような生活は送れないかも。
貯金を切り崩し働かない -
Posted by ブクログ
このシリーズも9作目を迎えるとキョウコさん推定で60歳あたり、実家で迎える賑やかだったお正月も変化していき今年は甥も姪もいなくて兄と義姉の3人にお猫さまたち。愚痴のでる人じゃなかった義姉の口からも寂しさが滲み出たりしてました。
キョウコさんも昨日のことは思い出せないのに、昔のことは俄かに思い出したりと老化が進んでいるようです。
ミニマムでマンネリな暮らしぶりのなか些細な幸せにトキメキき、チユキさんの悩みに耳を傾けたり、義姉の心配に遠慮したりと均衡を保ち、友好関係を崩さずに慎ましく生活してる。なんといっても長年10万円/月の生活を維持してきたわけだから筋金いりです。
私もまだ働いているのですが -
Posted by ブクログ
れんげ荘に住む無職の独身女性3人の日々を描いた、シリーズ第3段。
昔、企業で働いていた時にストレスで体調を崩し、今は貯金を切り崩しなから暮らすキョウコだが、やはり家族や世間に対し、なんとなく引け目を感じている。
「世の中のイメージというのは、恐ろしいものだ。以前勤めていた、社会的に名前が通っている会社で働いているというと、実際は会社の人間関係や仕事で疲弊していたのに、優秀で溌剌とした女性のように誤解される。そのときに比べれば、収入はゼロになったにせよ、はるかに体調もよくなって、精神的には満足しているのに、気の毒な人生を送っているかのように思われる。社会というか人が無意識のうちに決めている、年