群ようこのレビュー一覧
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ネタバレちょっとマンネリ化してきたこのシリーズだけど、ほのぼの読めるので新刊が出ると読んでしまう。今回は周りの可愛い動物たちとキョウコさんが風邪をきっかけに老後をぼんやりと考えている。誰しも色々と考える事だけれど、今回の体調不良がキョウコさんの中で何かしら転機になったのかな。
毎度ながらクマガイさんの言葉が良い。彼女みたいな考え方はとても素敵だと思う。
「何でも覚えている必要なんてないの。自分がいやな思いをしたことばかりを覚えている人っているのよね。早く忘れた方がいいのにって思うんだけれど、そのいやな事をまた、反芻しちゃって、何度も暗い気持ちになってるの。楽しいことならいいけど、いやなことを何度思い -
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ネタバレ目次
・姫だるま
・隣小姑
・キャンパスの掟
・忙中花(ぼうちゅうか)
・エンドレス・リング
・妖精のパンツ
・でも女
・ママチャリ部隊
・お茶の味
群ようこのエッセイは、面白いと思って読んだことはある。
小説は…読んだことはあるはずだが、全く覚えていない。
印象に残っていない。
この短編集に関していえば、はっきりと「つまらなかった」と言える。
最初の『姫だるま』は、いい意味でも悪い意味でも目立たない存在の女子3人組に、明らかにどんくさい少女が混じったことで起こる、学校生活のあれこれ。
ちょっと迷惑に思いながらも、見捨てることもできずというか、自分たちで守ってあげなきゃってなっていく流れは -
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キョウコさんはどうしてるかな?
そんな感じで、久しぶりにれんげ荘物語を手に取りました。七巻めも、変わらずのんびりと過ごすキョウコさんの日々が綴られていました。
キョウコさんの周囲の人達には変化もありましたが、皆元気でよかったです。キョウコさんは、お祝いにでかけたり、昔の自分を思い出したり。そんななかで、おネコさま、おイヌさま達が、とても元気でのびのびしている様子がとても愛らしく感じました。
春。穏やかに暮らすキョウコさんは、まだしばらくれんげ荘で過ごしていくみたいです。
思い出したときに、ふと手にとって読んで安心する、そんなシリーズです。
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Posted by ブクログ
給料の良い大手広告代理店を早期退職して、「持たない暮らし」に入った、ササガワキョウコの物語、第9弾。
月10万の予算で、OL時代の貯金を切り崩している。
チユキや、結婚している友人の、パートナーに対する愚痴を聞くたび、自分はそういうことで悩まなくて済んでラッキーだったと思う。周りから見れば、未婚のまま古すぎるアパートに住んでいる、かわいそうなシニア予備軍に見えるかもしれないが・・・
周りが勝手にかわいそうと思うのは大きなお世話なのである。自分がそこそこ幸せならばいい。
ただ、キョウコの場合、義姉(あによめ)がとても気にかけていて、あれこれ申し出てくれるのをその度に断らなくてはいけないのが申し -
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色々な視点で、プレじじや、プレばば、はたまた、ばば。後期高齢者。
実際に年齢聞いたわけじゃないけども、
群ようこさんから見て、この人はわたしより上だろう、下だろう。の視点で観察して歩く本。
ババの横入り。
じじの空気の読めなさ。
異常なじじばばの家。
隣のじじばば。
などなど、どこにでもいそうで、
そして、ちょっと迷惑なじじとばばの話満載。
自分も今後気をつけねば。
とも思うし、多分この群ようこさんからの視点で語られて、わかるわかる。
と、思うけども、さらにまた誰かの視点で語られたら、また別の迷惑をかけてるような気もしないでもない。笑
どうしたって、自分のことは周りからは見えないんだ