群ようこのレビュー一覧

  • しあわせの輪 れんげ荘物語

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    ネタバレ

    ちょっとマンネリ化してきたこのシリーズだけど、ほのぼの読めるので新刊が出ると読んでしまう。今回は周りの可愛い動物たちとキョウコさんが風邪をきっかけに老後をぼんやりと考えている。誰しも色々と考える事だけれど、今回の体調不良がキョウコさんの中で何かしら転機になったのかな。
    毎度ながらクマガイさんの言葉が良い。彼女みたいな考え方はとても素敵だと思う。

    「何でも覚えている必要なんてないの。自分がいやな思いをしたことばかりを覚えている人っているのよね。早く忘れた方がいいのにって思うんだけれど、そのいやな事をまた、反芻しちゃって、何度も暗い気持ちになってるの。楽しいことならいいけど、いやなことを何度思い

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    2025年05月09日
  • 福も来た パンとスープとネコ日和

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    かつての20代のころ、群ようこさんの小説の空気感が好きだったなぁと思い、読み返した。
    これといった起承転結がなくて、日常を切り取っていて、それに気持ちが向く時代とか年代とか心持ちとか、合う時があるんだろうと思う。今は、ちょっと、私にはその時期ではないようだった。

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    2025年05月06日
  • 捨てたい人 捨てたくない人

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    いつか使えるかもとちょっと可愛いお菓子の空き箱とかとっておく人を見ると、絶対いらないでしょと思うタイプ。
    そんな私はどの話でもなかなか捨てられない側にイライラしてました笑
    特にプラモデルの話。私だったらあの人とは結婚できないと思う。

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    2025年05月06日
  • ぬるい生活

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    何事も詰め過ぎず、構え過ぎず、自分を認めて、ゆるっと生きていきたいと思う。

    まだ数十年先の更年期に、今から怯えている私。
    日頃からON OFFの切替が苦手。
    べき思考で、自分を許すことが苦手。
    こん詰め過ぎた結果、事切れて全部が嫌になる…
    いつか迎える更年期に向けて、
    適度にゆるく、仕事はしっかり、
    余分な執着を削ぎ落とす練習を始めたい。

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    2025年05月06日
  • ゆるい生活

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    「しあわせは食べて寝て待て」のドラマ化から
    漢方とか養生とかの流れがあって読んでみた一冊。

    先生のおっしゃることはもっともだな〜と思いながら
    時々挟まる群さんの、他者へのおせっかい
    (子どもの食事は親が管理する物だ!みたいな口ぶりの)は、うーん、いろいろ事情があるだろうからどうかなあと思ったりした。

    あと、ご自分のことをそんなにきっちりしたタイプじゃない認識だったけど、傍目には結構きっちりされたいる箇所も見受けられてひとの認識はおもしろいものだな〜と思った。

    軽やかになるのはいいなあと思いつつ、甘いものを口にする今日この頃である。

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    2025年04月30日
  • おやじ丼

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    今作も群さん節たっぷり。情けなかったりしょうもなかったり少しほっこりしたり。かっこいい訳でも正義感がある訳でもないおやじ達の日常。大どんでん返しも事件も起こらない、そんな小説。いい意味で後を引く事もなく、何も考えずサラッと読める。そこが好き!

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    2025年04月27日
  • でも女

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    ネタバレ

    目次
    ・姫だるま
    ・隣小姑
    ・キャンパスの掟
    ・忙中花(ぼうちゅうか)
    ・エンドレス・リング
    ・妖精のパンツ
    ・でも女
    ・ママチャリ部隊
    ・お茶の味

    群ようこのエッセイは、面白いと思って読んだことはある。
    小説は…読んだことはあるはずだが、全く覚えていない。
    印象に残っていない。
    この短編集に関していえば、はっきりと「つまらなかった」と言える。

    最初の『姫だるま』は、いい意味でも悪い意味でも目立たない存在の女子3人組に、明らかにどんくさい少女が混じったことで起こる、学校生活のあれこれ。
    ちょっと迷惑に思いながらも、見捨てることもできずというか、自分たちで守ってあげなきゃってなっていく流れは

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    2025年04月25日
  • ミサコ、三十八歳(新装版)

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    社会の中で微妙な立場。年齢、家族関係、仕事での位置…。
    うーん、分かる。
    真面目に、という表現は違うかもしれないけど、皆思っていたより普通に生きてるんだよな。なんて事を実感した本。

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    2025年04月21日
  • 今日はいい天気ですね。れんげ荘物語

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    キョウコさんはどうしてるかな?
    そんな感じで、久しぶりにれんげ荘物語を手に取りました。七巻めも、変わらずのんびりと過ごすキョウコさんの日々が綴られていました。

    キョウコさんの周囲の人達には変化もありましたが、皆元気でよかったです。キョウコさんは、お祝いにでかけたり、昔の自分を思い出したり。そんななかで、おネコさま、おイヌさま達が、とても元気でのびのびしている様子がとても愛らしく感じました。

    春。穏やかに暮らすキョウコさんは、まだしばらくれんげ荘で過ごしていくみたいです。
    思い出したときに、ふと手にとって読んで安心する、そんなシリーズです。





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    2025年04月17日
  • まあまあの日々

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    群さんの視点は結構好きだし、学びがあるのだけれど、必ずしも共感ができるものばかりではなかった。やっぱり年齢進む中で柔軟性は必要だなと。とはいえなんだこいつはという、別次元な人も年齢に限らずいるのは事実なので今一度自分の行いを振り返る。

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    2025年04月16日
  • 老いてお茶を習う

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    茶道の指南書のようにひたすら丁寧に茶道の手順だけが書いてあるのに、何故か楽しい♥️
    言葉もお道具もよくわからんので、こんなに映像として浮かばない本もないくらいなのに楽しい本だった

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    2025年04月04日
  • 寄る年波には平泳ぎ

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    著者の本はこれまで何冊か読んできて親近感あり好んでいたけれど今回は執筆時の年が自分も近いこともありより寄り添って読めた。でも遠回しに自分に悪評をする人への牽制的な文章が何箇所か出てきていてこのエッセイで思いを解放しているようにも思えた。エッセイだからそれでいいのかもしれないけれど少しイメージが変わったかな。

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    2025年04月02日
  • 雑草と恋愛 れんげ荘物語

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    給料の良い大手広告代理店を早期退職して、「持たない暮らし」に入った、ササガワキョウコの物語、第9弾。
    月10万の予算で、OL時代の貯金を切り崩している。
    チユキや、結婚している友人の、パートナーに対する愚痴を聞くたび、自分はそういうことで悩まなくて済んでラッキーだったと思う。周りから見れば、未婚のまま古すぎるアパートに住んでいる、かわいそうなシニア予備軍に見えるかもしれないが・・・

    周りが勝手にかわいそうと思うのは大きなお世話なのである。自分がそこそこ幸せならばいい。
    ただ、キョウコの場合、義姉(あによめ)がとても気にかけていて、あれこれ申し出てくれるのをその度に断らなくてはいけないのが申し

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    2025年03月31日
  • じじばばのるつぼ(新潮文庫)

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    色々な視点で、プレじじや、プレばば、はたまた、ばば。後期高齢者。

    実際に年齢聞いたわけじゃないけども、
    群ようこさんから見て、この人はわたしより上だろう、下だろう。の視点で観察して歩く本。

    ババの横入り。
    じじの空気の読めなさ。
    異常なじじばばの家。
    隣のじじばば。

    などなど、どこにでもいそうで、
    そして、ちょっと迷惑なじじとばばの話満載。

    自分も今後気をつけねば。
    とも思うし、多分この群ようこさんからの視点で語られて、わかるわかる。
    と、思うけども、さらにまた誰かの視点で語られたら、また別の迷惑をかけてるような気もしないでもない。笑

    どうしたって、自分のことは周りからは見えないんだ

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    2025年03月27日
  • かもめ食堂

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    いい感じのチカラの抜け具合。
    でもどんどん読み進めたくなる面白さがある。
    フィンランドの人達の事もチョット知れて、文章全体に優しい気持ちが溢れている佳作。

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    2025年03月24日
  • 雑草と恋愛 れんげ荘物語

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    キョウコさんの毎日の日常
    アパート周りの雑草と格闘することを日課にしてしまったり。
    お隣さんの恋愛相談にのることになったり。

    パートナーがいたら、子供がいたらよかったのかとも思うけれど、いたらいたで大変だと知ることで1人でもパートナーがいる人生でも結局はどちらでも良し悪しがあることに共感する。

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    2025年03月20日
  • ひとりの女

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    強いセノマイコが爽快で面白かった。
    プラダを着た悪魔と同じで、頑張ろって思った
    終わり方が唐突だったのが少し残念

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    2025年03月16日
  • しあわせの輪 れんげ荘物語

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    淡々と過ぎていく日々にこれでいいのかという葛藤、そしていつか来るであろう死。パートナーの有無に関わらず不安なテーマだ。自分も考えておかないとなぁと思ってしまった。

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    2025年03月16日
  • ネコと昼寝 れんげ荘物語

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    40代後半で仕事をドロップアウトして【れんげ壮】に暮らす独身女性主人公の徒然日記。

    読書のいいところ、色んな人の人生を擬似体験できる。

    こういう生き方も有りだと思った。

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    2025年03月15日
  • しあわせの輪 れんげ荘物語

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    主人公は少しずつ歳をとり、周りも少しづつ変わってゆく。犬猫を溺愛しながら愛する人たちと過ごす平和な日々。

    相変わらず何も起きない。出てくる人たちも破綻なく常識的な人物ばかりで飽きてきた。1年に1冊くらいのペースで読むべき小説だった。

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    2025年03月14日