あらすじ
食べものは、思い出と記憶を連れてくる――『かもめ食堂』『パンとスープとネコ日和』などで、食事のシーンを鮮やかに綴る群ようこの「食」にまつわるエッセイ集。
駄菓子をなかなか買ってもらえなかった少女時代(「駄菓子の話ができない」)
三味線のお稽古で、今は亡き師匠にご馳走になった鍋雑煮(「浅草での味」)
中学時代、卓球部の部活帰りに友達と食べたラーメン(「部活帰りのラーメン」)
高校時代のお弁当時間の同級生たちとのやり取り(「お弁当箱の蓋を開ける瞬間」)
家族の誰かが風邪をひくと、母が作ってくれた小田巻蒸し(「風邪をひいたら小田巻蒸し」)
他、幼少期からの食に関するエピソード、昨今の食事情への疑問、自身の日々の健康管理などについて言及する全20章。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
食にまつわるエピソードが中心でした。小田巻蒸しの章で私も食べてみたかった、と思っていたので取り扱っているお店を探して食べに行こうと思いました。
Posted by ブクログ
食にまつわるエッセイ。
後年の諍いから憎しみばかり募ってしまったようだが、こと食に関しては、お母様の手料理にはいい想い出ばかりが残っているようでホッとする。
夕飯を食べないと、低血糖から悪夢を見るという話は興味深かった。