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食べものは、思い出と記憶を連れてくる――『かもめ食堂』『パンとスープとネコ日和』などで、食事のシーンを鮮やかに綴る群ようこの「食」にまつわるエッセイ集。
駄菓子をなかなか買ってもらえなかった少女時代(「駄菓子の話ができない」)
三味線のお稽古で、今は亡き師匠にご馳走になった鍋雑煮(「浅草での味」)
中学時代、卓球部の部活帰りに友達と食べたラーメン(「部活帰りのラーメン」)
高校時代のお弁当時間の同級生たちとのやり取り(「お弁当箱の蓋を開ける瞬間」)
家族の誰かが風邪をひくと、母が作ってくれた小田巻蒸し(「風邪をひいたら小田巻蒸し」)
他、幼少期からの食に関するエピソード、昨今の食事情への疑問、自身の日々の健康管理などについて言及する全20章。
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Posted by ブクログ
お弁当のふたを開けたときって
なんであんなにうれしかったんだろうね。
別に高級なものが入ってたわけでもないのに
考えてみれば、弁当って人に作ってもらうから
美味しいのであって、自分で作ったものを昼に
食べても、心が動くことは、正直あまりない
「誰かが作ってくれた」ってだけで
もう半分くらい美味しいんだと思う。
料理の話は、全体的にうなずくことが多い
細かい調味料を指定してくるレシピ
若い頃はちゃんと量ってた気もするけど
最近は「量る」という行為そのものが
ちょっと面倒。
ただね、
全部に「うんうん」とはならなかった
年齢の話も、さらっと出てきて
それがまた妙に頭に残った。
女性の鬼門は七十五歳。
八十歳でバランスを崩して倒れて
になると、立っていて倒れるらしい(笑)
もう、倒れないためには
立つな、動くな
という選択肢しか残されていないのか。
笑っていいのか
ちょっと怖がるべきなのか
現実を突きつけてくる文章は
読みやすいのに妙にあとを引く
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