群ようこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ自分の意思で芸者になりたい!と子供の頃に決めた
信念のもとに、つらいことも笑い飛ばしながら
強く明るく生きる小美代姐さんの戦前、戦後を挟んだ
半生を描いたステキな本でした。
戦争の痛み、悲しみ、苦しみもすごく伝わってきますが
悲しさにも必要以上に尾ひれをつけず、いつも通りの群さんの
語り口調でぐいぐいと前へ前へと進んでいくので
笑ったり泣いたり考えされられたりしながらも
小美代姐さんのどんどん前に歩いていく姿に励まされます。
見たことのない花柳界を垣間見れたり
お稽古や芸事、所作、着物など、興味のある
分野のお話もいっぱいであっとゆう間に読み終わりました。
続編も購入しているので読み進める -
Posted by ブクログ
小説なんだけど、群さんのエッセイ「ぬるい生活」そのまんまのような。50代独身の友人同士の女性三人が同じマンションに住んで淡々と日々を送っているって話で。特に何も起こらない何も変わらない。仲がいいんだけど、つかず離れず踏み込みすぎず、でも気を配り合うって感じの友人三人の関係がいいなあと思った。互いの体の不調を嘆き合えるだけでもすごくうらやましい。あと、まったくがんばらない感じ?にものすごく共感。運動しなきゃとは思うけれども、どうしてもできない、とか。中高年の恋愛とかいわゆる婚活とか自分にはありえない、とか。覇気がないのかもと思うけれども、そういう人も自分以外にいると思うとほっとしたり。
ただ、親 -
Posted by ブクログ
OLたちの日常を短く描いた短編集。
ひたすら現実味のある女性たち(OL )の嘆きや葛藤に圧巻された。
中でも印象的だったのは、昔からいじめられっ子で、社会人になってからは絶対にいじめられまいと実用書をしっかり読んで人付き合いをしていく女性の話。
実用書に書いてあることばかり実践していると、知らぬ間に先輩たちから嫌われていた、というエピソードがぐさっときた。
…やはり、心当たりのあるエピソードほど印象が強い。
なので社会人ならなおのことこの小説を親身に受け入れることができるのではないだろうか。
OL をやったことがないから、本当にこんな陰湿な嫌がらせや葛藤が起こるものかは分からないが、少なく