辻堂魁のレビュー一覧

  • 風塵(上)風の市兵衛[9]

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    内容(「BOOK」データベースより)

    師走雪の夜、元松前奉行配下の旗本が射殺された。銃は西洋製で、賊はえぞ地での遺恨を口にしたという。北町同心・渋井が捜査を開始した同じ頃、渡り用人・唐木市兵衛は元老中・奥平純明から、碧眼美麗な側室・お露と二人の子の警護役に雇われる。やがて純明が破綻したえぞ地開発の推進者だったことが判明、屯田兵として入植した八王子千人同心の悲劇が浮上する…。

    平成29年4月25日~29日

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    2017年04月29日
  • 風立ちぬ(下)風の市兵衛[7]

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    内容(「BOOK」データベースより)

    旗本・桜井長太夫の芸者・歌への執着を利用して音羽の花街を取り締まらせ、同時に付け火で町方を混乱させた祈祷師盗賊団の金座襲撃は成功した。その夜歌が失踪、市兵衛は捜索に乗り出し、面目を失った奉行所も一味捕縛へ躍起に。最中、市兵衛に迫る托鉢僧が剣の兄弟子・真達で、目的が市兵衛誅殺と判明するが…。市兵衛の過去も明らかになる、シリーズ最高傑作。

    平成29年3月29日~4月1日

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    2017年04月01日
  • 吟味方与力人情控 花の嵐

    購入済み

    作者の著作の中で出色

    作者の著作の殆どを読んでいるが このシリーズは出色の出来ではないか。
    この本と続巻のニ巻だけで その後がないのは 実に惜しい。
    他のシリーズもの同様 今後 おくれ髮 の続巻の発行を おおいに期待するものである。

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    2017年02月11日
  • 乱雲の城 風の市兵衛[12]

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    いつものメンバーが勢揃いで楽しめた。
    弥陀ノ介のファンなのでやはり一気読みした。
    みんなかっこよすぎ

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    2016年10月22日
  • 五分の魂 風の市兵衛[8]

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    面白かった。どうなるのかワクワクしながら読み進めた。毎回、理不尽なことと向き合う市兵衛はやたらとかっこいい

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    2016年10月01日
  • 風立ちぬ(上)風の市兵衛[6]

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    風の市兵衛、二冊目。やっぱり面白い。
    いろいろな話が入り組んでいるんだけど、飽きさせない。次が楽しみになる。

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    2016年09月20日
  • 乱雲の城 風の市兵衛[12]

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    第十二弾
    兄信正と佐波との婚礼から出産の間に、執拗な罠が、これまで偶然が本編では逆に
    男の嫉妬は見苦しく、そして黒幕は馬鹿にした仲間に城中で殺され、最後には偽装を誤標示とする菓子屋まで

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    2014年04月16日
  • 風の市兵衛[1]

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    遠すぎず近すぎない、器用だけど完璧じゃない。そんな主人公の活躍がリアルで痛快。極悪人とも言い切れない、人間らしさのある敵もまたいい。これこそ、今の気分にぴったりの時代小説だと思う。

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    2012年11月14日
  • 風の市兵衛[1]

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    私だけかもしれないが読者の好む展開は下品になりがち。そこをヒラリとかわし、さらりと風のように展開させていく文章に高感度大。時代小説に欠かせない身分という要素、理不尽に捻じ曲げると
    ファンタジーになってしまうのをうまくあしらっていて脱帽。最近の時代小説は軽くて浅いと感じている方、お勧めです。

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    2012年06月11日
  • 天空の鷹 風の市兵衛[5]

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    市兵衛という男はどんな場面、状況でも自分にできうる事をやり遂げようとする。現代人にそこまで真摯に物事に取り組み続ける人はどれだけいるのだろうかと考えさせられてしまう。

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    2011年10月26日
  • 帰り船 風の市兵衛[3]

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    醤油酢問屋の窮地を持ち前の算術・剣術で救うべく動く唐木市兵衛。徐々に市兵衛の生い立ちも明らかになってくる。
    このシリーズのすごいところは主人公市兵衛を含め、登場人物の心の動きがきちんと書かれているところではないだろうか。その為か読後感も爽やかだ。

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    2011年10月24日
  • 蝦夷の侍 風の市兵衛 弐[34]

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    内容(ブックデータベースより)

    十二年前の無念を晴らす。
    アイヌの心を持つ武士、江戸へ! 
    歳月と大海を隔ててなお拭えぬ、一族の悔恨とは。
    北の尋ね人を求めて、市兵衛は海をわたる。

    西蝦夷地アイヌの集落に、江戸の武士がいるという。元船手組同心の瀬田宗右衛門は、その蝦夷の武士が十二年前の刃傷事件で義絶した、長男の徹だと確信する。この夏、跡を継いだ次男の明が成敗され、瀬田家は改易の危機にある。二つの事件に過去の因縁を疑う宗右衛門は、唐木市兵衛に徹の捜索を頼む。だが海路をゆく市兵衛らを、鉄砲を構える〝おろしゃ〟の賊が阻む。

    令和7年12月5日~10日

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    2025年12月10日
  • 花ふぶき 日暮し同心始末帖

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    拐かしと殺人が罪であることは間違いないけれど、そもそもの発端は役目を裏切って私腹を肥やしたことがバレそうになると反論できない軽輩に罪をなすりつけて夫婦の命を奪った旗本にあることは明らか。
    事件の背景と犯人像はある程度の段階で分かるように書かれているので、この問題にどう決着を付けるのかを楽しみに読みました。
    結果は期待通りです!

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    2025年10月05日
  • 仕舞屋侍 狼〈新装版〉

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    前作仕舞屋侍は最初が妙に人物の紹介がまどろっこしくて、間延びした感じがありましたが、この第二弾はなかなかよかったです。

    子供なのに大人顔負けの気づかいや働きぶりをみせるお七。
    いくら亡き父親に仕込まれたとはいえ、そこまでの料理の腕前とは。

    今回のタイトル『狼』の謎解きまでにじっくり時間がかかりましたが、
    単に悲しい話ではなく、なにか現代にも通じるものを感じました。
    狼の生い立ちからその後の人生など。

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    2025年05月20日
  • 仕舞屋侍〈新装版〉

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    夜叉萬シリーズのファンで、その他の辻堂魁の本『吟味方与力人情控』なども好きなので、この新装版を読んでみた。
    正直なところ導入部からしばらくは、これを選んで失敗だったかと思った。

    かつては隠密仕事をしていた九十九九十郎は理由あって今は世間の揉め事をおさめることを生業としている。
    最初は皿を割ったの割らないのといった揉め事が中心で、このまま話が終わったらどうしようかと思った。

    ところが九十九の家に、突然女の子が働かせてくださいと出てくるあたりから面白くなる。
    もう、ここからは一気に読みたくなった。 この七という女の子が家の事はなんでもこなし、子供なのに機転が利く。
    もちろん、同時進行で起こる事

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    2025年02月17日
  • 母子草 風の市兵衛 弐[32]

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    今回はこれまでになかった雰囲気だったな。
    若い頃に結婚を考えていたにも関わらず、突然姿を消した女性たちを探して欲しいという大店の旦那からの依頼に矢藤太と2人で着手する市兵衛。
    今とは違う価値観の時代だったからこそこんなことがあったかもと思わせる事情があり、しかも粋な人ばかりで、先行き短くなった大人の味わいがありました。

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    2025年01月22日
  • 冬の風鈴 日暮し同心始末帖

    購入済み

    かなり面白い

    期待した以上に楽しめた

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    2024年11月04日
  • 黙(しじま)~介錯人別所龍玄始末~

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    少し重いかなとも思ったけど、やはり辻堂さんの時代小説はいいなぁと・・・
    また、他のも読みたくなった。

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    2024年07月20日
  • 雷神 風の市兵衛[2]

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    ネタバレ

    磐栄屋に現れた市兵衛の出で立ちは、相変わらず色褪せ加減の紺羽織に細縞の小倉袴だった。
    市兵衛は命がけでお絹や磐栄屋を守り、約束の仕事を全うした。その市兵衛に対して、お絹は給金以外に、羽織や袴を進呈してもよかったのではないのかと、思ってしまった。磐栄屋は呉服と太物のなんだから。
    清貧な市兵衛は辞退するかもしれないが…。

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    2024年07月02日
  • うつ蝉 風の市兵衛 弐[33]

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    ネタバレ

    前巻の感想で「大きな陰謀や事件と、市兵衛の緊迫した剣の場面が好きな読者には、ちょっと物足りないかも」と言うコメントをしたのだが、今回は、いつもの展開や剣の場面が戻ってきたような。

    それにしても、早菜と市兵衛の間には、微妙な空気が流れている。これはもしや、と思ってしまいつつ、読み進めていくと、終盤、市兵衛が≪空蝉≫に気づく場面がある。
    『市兵衛は自分の心が何かに躓いたような気がして~(略)自分の心の奥を探るかのように見入ったのだった。だが、市兵衛はすぐにそれを止めた。それが何かはわからなかったが、わからぬならわからぬままでよいのだと~』
    なんだか、自分の淡い気持ちに気づきかけたというよりは、寂

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    2024年06月18日