感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2011年10月26日
市兵衛という男はどんな場面、状況でも自分にできうる事をやり遂げようとする。現代人にそこまで真摯に物事に取り組み続ける人はどれだけいるのだろうかと考えさせられてしまう。
Posted by ブクログ 2022年06月18日
第5弾、ますます面白くなってきた。ここまで読んだ中の一番かも。本作では、藩政を正そうとした藩士が謀殺されるが老父には病死と報告が行く。納得がいかない老いた父は遺児である幼い娘を伴って江戸に出てきて息子が父に託した藩の勘定書にたどりつく。剣士であるは数字には明るくない老父は、市兵衛を雇い中身を解読して...続きを読むいく。最後の剣戟は、命がいくつあっても足りないのではと思わせる過剰な派手さがあるが、話の筋とキャラクターがよい。
Posted by ブクログ 2021年05月11日
今回は少し趣向を変えて、美女は登場せず、また元々江戸の住民でもない老侍を助けることになる。
市兵衛の優しさと中江半十郎の背筋が真っ直ぐ伸びた生き方の組み合わせが清々しい。
後半の壮絶な乱闘シーンは本書の見せ場の一つですが、市兵衛にはここまで血に塗れて欲しく無いと思います。
Posted by ブクログ 2021年03月23日
悪の構造はホトンド同じで、それに巻き込まれる市兵衛
というパターンも同じ。
なのになのに面白い。
今巻の見どころはチャンバラ部分。
いつもはアッサリめだけど、今回は大人数相手なので
市兵衛の奮闘に力が入った。
しばらくこのシリーズを読みすすめることになるかな。
Posted by ブクログ 2017年03月19日
内容(「BOOK」データベースより)
高砂が流れる北相馬藩江戸藩邸で、勘定人・中江作之助が斬殺された。算盤侍“風の市兵衛”は、病死と報された息子の死に疑念を抱き、出府してきた老侍・中江半十郎と知り合う。やがて遺品の勘定書を託された市兵衛は、それが藩を壟断する一派の悪行が記された物と気づく…。かつて...続きを読む“相馬の鷹”と呼ばれた老父とともに、市兵衛は卑劣な罠が待つ藩邸へと向かう。長編時代小説書下ろし。
平成29年3月16日~19日