辻堂魁のレビュー一覧

  • 天空の鷹 風の市兵衛[5]

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    今回の5作目が1番面白かった。
    設定が好き。
    だけどもう少しエピローグを重くして欲しかった。
    50人を相手にってどんだけ強いんよ。

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    2023年05月22日
  • 月夜行 風の市兵衛[4]

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    出石藩仙石家の内紛の話
    命を狙われた藩主姫君の用心棒として雇われる
    最後の大立ち回りで市兵衛は何人斬ったのか気になる。数を書いてくれた方がわかりやすいかな。

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    2023年05月15日
  • 無縁坂~介錯人別所龍玄始末~

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    この作品は、非常に不思議なものだと思う。切り会いや切腹の場面は壮絶なんだけど、赤ん坊の娘と向きあっている画づらは、下町人情物のようにホンワカしていて、ほっとする。この場面があるから、先を読み進めることができるのだろう。

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    2023年05月11日
  • 川烏(かわがらす)~介錯人別所龍玄始末~

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    この人(辻堂さん)の作品は、何冊か読んだけれど、「介錯人」シリーズは初めてで、不覚にも、シリーズ2作目を先に読んでしまった。早速、1作目も買ったけど、やっぱり、この続きも読み続けるのだろうな⁉️それほど面白い‼️

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    2023年05月08日
  • 山桜花 大岡裁き再吟味

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    シリーズ2作目。
    前作より面白かったように思う。

    前作の感想で、過去の裁きを調べ直す、と言う設定なので、既に大罪人として裁かれ亡くなってしまった人の命は戻らず、歯がゆい、と言うようなことを書いた記憶があるのだが、
    勿論、今回も同じ設定で、過去の裁きの再調べ、なのだが、
    今回は17年前に殺されてしまった少年の事件を調べ直す、ということで、少年の名誉も回復されたと思うし、裁かれるべき人が、それなりの報いを受けた、と言う事で、救われる気持ちになった。

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    2023年02月28日
  • 山桜花 大岡裁き再吟味

    購入済み

    「十一」が越前守から禄をもらう

    大岡越前は本能寺の住持、日彦が死の間際に言い残した悔恨の言葉を聞いて、17年前に起きた寺小姓、直助殺しの事件の再調査を古風十一に依頼する。
    御鷹匠番餌差、古風十一は若く溌剌とし、加えて頭の良い好青年である。十一は越前守に見込まれて、わずかだが禄を貰って仕えている。
    もっとも、事件は17年も経って人の記憶も薄れていて、十一ははっきりと事件の真相は掴めなかったが、ただ事件に関与したであろう人物の名前だけは掴めた。
    真相は鉄砲組百人組与力で、今は隠居の身の上、一色伴四郎から大岡に書状が届き判明した。伴四郎は事件の被害者直助の父でもある。
    本能寺の檀家に野添家があった。野添家主、真親は鉄砲百人組之頭に就ている。そして跡継ぎとして息子の泰秀がその組に属していた。鉄砲の訓練は練習場にて行われていたが、泰秀は練習熱心の余り、禁止されていた練習場外、郊外の雑木林近くにある湖沼で、鳥の小群を撃ち落とすために発砲したが、的を外して近くにいた百姓、達吉に当たり死なせてしまった。不慮の事故であったが一人の命が奪われた。
    この事件の処置は、公にはされず内々に示談で解決された。その役目を担ったのが裁定所留役、水下藤五である。
    その後、水下は野添家の妻、野江と本能寺で密会するようになり、その様子を直助に目撃されたので、直助は口封じで殺されたのであった。
    更に謀り事は続き、水下は直助の父、一色伴四郎を騙して下手人御免の願い状を書かせて、本能寺の2人の所化、知念と本好を無罪とした裁きをさせたのである。
    切れ者として通っていた水下が、自らの欲に目がくらみ、暴走して事件を勝手に処分したのである。
    殺された直助が余りに不憫で可哀想である。
    大岡越前は江戸の庶民に愛された名奉行であり、将軍からも憶えが好いが、反面、城内の一部の家臣や重臣からは妬まれていたことが判る。概して言えば、武士や大富豪たちは、庶民のことなどどうであろうと良いのであり、大岡の庶民を大切に思う気持ちとは相容れない考え方だったようだ。

    #切ない

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    2023年02月14日
  • 山桜花 大岡裁き再吟味

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     大岡越前守忠相。還暦を越えてもなお吉宗の計らいで寺社奉行として幕閣に留まる旗本だ。忠相には南町奉行時代に下した裁きの中に引っ掛かりを覚えるものがあり、晩年を迎え内々に再吟味に乗り出すことにした。
     シリーズ2作目の本作は、本編4章と序章および結章からなる。
             ◇
     今回の再吟味は 17 年前に起きた、寺の下男だった少年が殺された一件である。

     当時の調べでは、2人の所化による折檻死であると判明。
     これは過失致死であり、少年の父から下手人御免の願いが出されたこともあって、入牢していた2人の所化は放免という裁きが下されたのだったが……。

         * * * * *

     前作よりおもしろかった。理由はいくつかあります。

     いちばんの理由は、事件が謎に包まれた設定になっていることでしょう。だからサスペンスとして読み応えがありました。
     また十一と金五郎の息がぴったりで、捜査の描写がおもしろく、読んでいて退屈しなかったのも大きいと思います。
     さらに忠相も終盤に十分に存在感を放つ動きを見せていたし、エンディングで ( 恐らく ) 吉宗が申し渡した沙汰も読後感をよくしています。

     物足りなかった点は2つです。

     1つめは、お半がつけ足し程度の登場だったこと。十一と誼を通じそうな感じはよかったですが、彼女の魅力を考えればそれだけでは不十分だと思いました。

     2つめは、十一の殺陣が控えめだったこと。どうしても唐木市兵衛と十一のイメージが重なるため、もう少し派手めの剣撃シーンを望んでしまいます。 ( それでも前作のあっけなさよりはマシでした。)

     ただ、本作は主要人物の動きがかなりこなれてきており、次作に大いに期待できると思いました。

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    2023年01月22日
  • 春風譜 風の市兵衛 弐[31]

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    内容(ブックデータベースより)

    市兵衛、愛情ゆえに断ち切れた、父子の絆を紡げるか!
    利根川の利権争いの絶えない我孫子宿近在で、二組の父子を陥れた悪夢とは!?

    唐木市兵衛は我孫子宿近くの村を訪れていた。小春の兄の又造が、妹と≪鬼しぶ≫の息子・良一郎との縁談を知り家出したのを、迎えに出たのだ。ところが、又造は訪ね先の親戚ともども行方知れずだった。同じ頃、村近くで宿の貸元と、流れ者の惨殺体が発見された。近在では利根川の渡船業等の利権争いで、貸元たちが対立していた。市兵衛は失踪人探索を始めるが……。

    令和4年9月18日~22日

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    2022年09月22日
  • 銀花 風の市兵衛 弐[23]

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    市兵衛と北最上藩 金木家との縁は続いている。
    今回は藩を二分する勢力争いを実質的に一人で片付けた獅子奮迅の活躍振り。
    もしかしたらこの先史乃と何かあるんじゃないかと思わせる締め方に意図があるのか。
    最後の決着に兄を使うというとっておきの奥の手も定着してきた感があります。

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    2022年09月16日
  • 科野秘帖 風の市兵衛[14]

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    市兵衛の友であり市井の名欄医 柳井宋秀を仇と狙う女郎がいるという。柳井宋秀は信州下伊那の出身で保利家に仕える菅沼宋秀というご典医だった。女郎は名を理緒といい、父は保利家の元勘定奉行 赤木軒春で柳井宋秀に切られて死んだと吹き込まれてていた。下伊那ではかつて紙会所を作って利権を得ようとする一派と紙漉き農民らとの間に紛争が起こり、宋秀の実の父も捕らえられ命を落とし、宋秀自身も養子に入った菅沼家から離縁されていた。当時の宋秀の仲間だった面々は今や藩の重鎮になっているが、赤木軒春の残した科野秘帖を巡って、再び血生臭い事件が起こる。
    北町奉行所同心 鬼渋の別れた女房との間にできた息子の放蕩も絡み、事件はさまざまに展開していく。
    科野は信濃の古い名称で、下伊那の保利家は、飯田藩堀家として実在していて、自分の故郷でもあるので、とても興味深く読んだ。もともと紙漉きが広く行われおり、元結や水引の圧倒的なシェアを持つ地域であるが、文化のころに書かれているような大規模な紙紛争があったかどうかは浅学なためわからない。

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    2022年08月09日
  • 遠雷 風の市兵衛[13]

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    市兵衛の京都時代の悪友で今では江戸の宰領屋(口入屋)の主に納まっている矢藤太の頼みで誘拐事件に巻き込まれる。誘拐されたのは元京都町奉行の旗本 垣谷貢の末息子 勝之助で身代金三千両を要求されていた。垣谷は、幼い息子の命には代えられないと三千両を払う前提で、市兵衛に賊のねぐらを探り出すことを依頼する。誘拐された勝之助は、垣谷はと後妻との間にできた子で、その後妻は、市兵衛が京都時代に仕えた九条篤重の娘、お吹だった。そして、誘拐事件の背景が明らかになるにつれ、垣谷家の闇の部分も露わになってくる。
    市兵衛の京都時代と初恋も背景に描かれていて、シリーズの中でも異色な作品になっている。

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    2022年08月09日
  • 五分の魂 風の市兵衛[8]

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    またまた毛色の違う話。架空の投資話に騙され、金貸しの老婆を惨殺した旗本の倅。同心鬼しぶ率いる町方に捕らえられたが訳を語らない。市兵衛の盟友であり、兄信正の子分である弥陀の介は、幼いころ自分を救ってくれたその旗本に頼まれ息子の真実を明らかにすべく、市兵衛に協力を頼む。一方、同じ投資話で破綻した御家人一家の話も同時並行で進む。
    最後は収まるべきところへ収まるが、いつの世もうまい話に騙されたあげくの悲惨な事件は後を絶たない。

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    2022年06月18日
  • 風立ちぬ(下)風の市兵衛[7]

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    あまり書くとネタバレになるので詳細は避けるが、古着屋の番頭、祈禱師一派だけでなく、市兵衛が修行した興福寺時代の兄弟子との因縁も最後に決着を見る。
    上下巻にわたる長い物語だが、展開が早く冗長になっていない。前作の天空の鷹が今までの一番と書いたが、本作はさらに上を行った。

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    2022年06月18日
  • 風立ちぬ(上)風の市兵衛[6]

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    シチュエーションの広がりもあり、円熟感も出てきたような。
    本作では、今の文京区音羽にあった色茶屋の一人息子が著名な算勘学校の入試に挑むにあたり市兵衛がやとわれ家庭教師をすることに。この息子、藤蔵には腹違いだが弟思い家族思いの姉、歌がおり芸子として店の座敷にも出ているが、あまりの美貌に桜井長太夫という御持筒組頭の旗本につきまとわれる。一方、桜井家に出入りする古着屋の番頭、祈祷師一味などが暗躍し大きな事件が起ころうとしていた。
    この作品の舞台となった江戸川橋あたりは、自分のジョギングコースでもあり、よく知る地名も出てきて余計に親しみがわいたかも。

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    2022年06月18日
  • 天空の鷹 風の市兵衛[5]

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    第5弾、ますます面白くなってきた。ここまで読んだ中の一番かも。本作では、藩政を正そうとした藩士が謀殺されるが老父には病死と報告が行く。納得がいかない老いた父は遺児である幼い娘を伴って江戸に出てきて息子が父に託した藩の勘定書にたどりつく。剣士であるは数字には明るくない老父は、市兵衛を雇い中身を解読していく。最後の剣戟は、命がいくつあっても足りないのではと思わせる過剰な派手さがあるが、話の筋とキャラクターがよい。

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    2022年06月18日
  • 月夜行 風の市兵衛[4]

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    ハマって第四弾。出石藩の跡目相続の渦中に巻き込まれた姫君が等々力村の寺に身を寄せるが、その身辺警護に市兵衛がやとわれる。若侍のなりをして身分を隠しているがその美貌は隠せない。この姫様の村人を想う正義感が逆に村人に迷惑をかける結果になったり対立派に所在を掴まれる結果になったりするが、姫様の人々を想う心は通じ皆に愛され支援を受ける。姫様とは知らず身辺の世話をする小坊主の存在もいい。本編でもほのかなロマンスの香りを残しつつ。

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    2022年06月18日
  • 帰り船 風の市兵衛[3]

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    雷神が面白かったので、すぐ本作を読んだ。引き続き面白い。時代劇そのもの、紆余曲折はあっても勧善懲悪で終わり読後感がいい。単純なのだけどこりゃあハマるかな。”akahira"さんのコメントの中に、「浅見光彦江戸編」と書かれていたが、まさに言い得て妙。
    酢醤油問屋の番頭一派が若旦那をないがしろにし、古川藩の側用人と結託し悪事を働く。若旦那の内儀は可愛い双子の姉妹を残し亡くなり、内儀の姉が代わりに面倒を見ながら若旦那に代わって帳簿の管理もしようとしているのだが腑に落ちないことが多く市兵衛がやとわれて登場する。果敢に問題に挑んでいく内儀の姉がとても美しく描かれており、まさに浅見光彦に登場するヒロイン。二人の間柄の結末も推して知るべし。

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    2022年06月18日
  • 修羅の契り 風の市兵衛 弐[22]

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    大久保家で市兵衛が見せた渡り用人としてやるべきことは全うするものの、行き過ぎた行動は慎む加減が絶妙。
    また子供たちに対する優しさや、近所の人から普通のお侍とはどこか違うと言われている様子、多見蔵との信念を賭けた真剣勝負など、これぞ風の市兵衛といった内容でした。

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    2022年05月28日
  • 斬雪 風の市兵衛 弐[30]

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    久しぶりに市兵衛に会えて良かった。そうか、こういう風に話を持っていくんだったって思い出しながら楽しみながら読み進めました。
    満足しました。

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    2022年04月27日
  • 曉天の志 風の市兵衛 弐[21]

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    序盤は中途半端な用人仕事の話で、これがどう発展するのかと思っていたら、全く本筋に関係なくて拍子抜けした。喜楽亭のおやじもいきなり帰らぬ人になってしまっていたし。。
    本筋は市兵衛の血筋に関わる内容で、これは面白くなりそう。

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    2022年04月17日