嶋戸悠祐のレビュー一覧

  • 新しい法律ができた

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    25人の作家による、
    『新しい法律ができた』
    から始まるショートショート集。
    多崎礼さん、東川篤哉さん、霜月流さん、五十嵐律人さんの作品が良いと思った。
    くどうれいんさん、赤川次郎さんも短いなかでしっかりまとまっていて、流石プロ作家さん。
    残りのうちの半分くらいは、まあ、言いたいことは分かるんだが、消化不良のまま本になっちゃったかな、という感想です。玉石混淆ですね。

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    2025年07月06日
  • 新しい法律ができた

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    「新しい法律ができた。」という一文から始まる短編小説が25編載っています。
    25人の書き手が、もしこんな新しい法律ができたら、という視点でお話を綴ります。

     「新しい法律」ができた理由がそれぞれ興味深いです。
    例えば、
    ・金子玲介さん「ルパちゃん」では、「少子化対策」のために「子どもがわりに人口知能を搭載したぬいぐるみを所持することを禁止する法律」ができます。
    ・日野瑛太郎さん「推し活制限法」では、「推し活にハマり過ぎて身を持ち崩す人が出た」ために「推し活への課金上限を制定する法律」ができます。
    (わたしが、ぜひ読んでみたいと思っていた、くどうれいんさんの場合は、)
    ・くどうれいんさん「ショ

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    2025年06月28日
  • 新しい法律ができた

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    新しい法律ができた、から始まる物語を色んな書き手が描く1冊。

    新しい法律ができているわけだから、世界設定がSFっぽかったりディストピア感を感じるものがあったりして、楽しく読めた。
    その他にも、ぞっとする物語、切なくなる物語、短い中でミステリーのような作りになっている物語…
    叙述トリックが含まれているものや、ばかばかしいと思ってしまうような内容の法律が大真面目に取り扱われる物語など、本当に色んな味がする1冊。

    なかでも殺人を罰する法律が"新しい"法律として制定される「もう、ディストピア」が特に良かった。
    有り得ないはずの世界に説得力があって冷たい汗をかく。


    「ルパちゃ

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    2025年06月19日
  • 新しい法律ができた

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    「新しい法律ができた。」で始まるショートショート集。全部で25作。一行目は全員一緒というシリーズの五作目です。作家によって同じ言葉から広がるイメージが様々で、おもしろかったです。

    金子玲介「ルパちゃん」、矢野帰子「日本国民に英語の勉強を義務づけへ」、くどうれいん「ショートケーキの夜」、五十嵐律人「革命夜話」が私のお気に入りです。特に「革命夜話」の最後の一文には、重みを感じました。

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    2025年06月14日
  • 裏家電

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    ネタバレ

    冒頭では、もっとハートフルな話しだと思っていたけど、だんだんダークな話に。
    ブラックすぎる家電量販店。怖い。

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    2025年03月09日
  • 漂流都市

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    異様に高齢者の高い町K市と、そこにある轟家電の秘密とは…
    R電器の如月の視点から、借金を抱えて轟家電のパソコン教室で働かされる時透の話にどう結末は落ち着くのかと思ったけど、ホラーチックで面白かったです。

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    2024年04月12日
  • 裏家電

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    家電量販店の裏側、ものすごく大変だなぁと。
    萌絵の接客はすごくいいけど、組織の中では受け入れられないし、こういう新人がいたら歯痒い思いをしそう…。
    でも最後は水上にとっても萌絵にとってもハッピーエンドで終わってよかった。

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    2024年04月09日
  • 漂流都市

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    K市が意志を持って蠢いているような気持ち悪い読後感。
    ただ、殺し方はもっとスマートな方法があると思った。

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    2023年03月30日
  • 漂流都市

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    すらすら読める
    設定は興味深いものの、リスクや経済効率が釣り合う気がしないので、リアリティが全く感じられず。

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    2023年03月12日
  • 裏家電

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    今では絶滅危惧種のような「町の電気屋さん」
    父親が体を悪くして閉店。
    父娘で生きてきた娘の萌絵は再び一緒に電気屋を開業する夢を追いかけて、家電量販店に就職。

    そこにあったのは、薄利多売で親切からは程遠い結果主義。
    しかもブラックにも、係長をまるで奴隷のようにこき使う店長が存在していた。

    腕利きのアルバイトと思っていたら、、、。
    裏家電という、盗んだ家電の流通組織が。

    途中苦しくなるようないじめシーン。
    とりあえず死人が出なくてよかった〜!

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    2022年09月16日
  • 裏家電

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    ネタバレ

    -感想-
    東城萌絵が実家のトージョー電器を
    立て直すために家電量販店で働いて力を
    身に着け見事に実家の電気屋を復活させる
    サクセスストーリー的な物語かと思ったら
    大型家電量販店の大変さやパワハラ問題、
    挙句のはてには闇ブローカーまでwww
    そもそも裏家電とは家電量販店の
    ちょっとした裏側的な事かと思ったら
    そっちなんっ!って思ってもいない展開。
    (ってそもそもお仕事ミステリーって書いてたなっwww)

    寺田店長と石動副店長のびっくりな計画や
    アルバイトの関内良太の本来の計画など凄い
    展開だったけど、榊原統括部長&童門渉外課長
    の出現で話が一気にラストに向かって進んで
    いったのであっという間に読

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    2022年08月02日
  • セカンドタウン

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    出だしがとにかく気持ち悪い!
    でもそれなりに面白かった。
    価値観の違いが齟齬を生み出す、という着眼点がよかった。

    ミステリーというよりはホラーかな。

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    2016年06月23日
  • セカンドタウン

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    高い塀に囲まれた町、セカンドタウン。
    その郊外にある古井戸から救出された高校教師・中山は井戸の底での恐怖体験を教え子の戸丸に語った。
    ―直立する壁を這い、糞尿をすする鼻のない異形の男・・・。
    そしてその後、中山は病院の屋上から飛び降り命を絶つ。
    戸丸はクラスメイトの祝詞に相談するが、祝詞は一遍の物語を遺して姿を消す。
    その物語に秘められたセカンドタウンの真実とは・・・?

    第3回福ミス優秀賞にてデビューされた、嶋戸さんの第2作目。
    1作目が1作目だっただけに、恐る恐る手に取ったのですが。
    これまたかなり複雑な読後感。
    舞台はSF?謎はミステリ?内容はホラー?
    とにかく、私が今まで読んだことない

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    2013年09月22日
  • セカンドタウン

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    高い堀に囲まれた町、セカンドタウン。その郊外にある井戸から救出された教師の中山は奇妙な体験談を語り始める……。
    ミステリぽいガジェットや技法も使われているが、読みどころはそのグロテスクな世界設定。アレな真相もけっこう好み。

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    2013年08月21日
  • キョウダイ

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    ネタバレ

    この間読んだ『オールスイリ』に紹介されてたもの。本格ミステリーとホラーを合わせたもの、というので楽しみにしてたけど、あんまり本格ミステリっぽくはないような。非常に後味の悪い作品だ。つーか、グロい。皮膚病関係ってどうしてこんなに気持ち悪く感じるのか。それよりも義父の恐ろしさ。いや、それよりも妻・洋子の方がグロいか。親の復讐のために結婚までするか?しかし洋子の本心はどっちなわけ?子供は?義父と一緒に笑ってたってほんとなの?主人公の被害妄想??しかし、いつの世も犯されて子ども産まされて、女はなんてかわいそうなんだ。そんな子をよく産む気になるな。最後のキョウダイを看ている、ってのは誰のことなんだ?なん

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    2013年05月17日
  • キョウダイ

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    ある意味定石の展開。
    どんでん返しという意味でなら、弱い。
    文章も、それほど書き慣れていないのでしょうか?小説としては物足りない。

    が、中盤の鬼畜な展開には引き込まれました。
    あの勢いで、終盤も本当の意味でどんでん返しをかましてくれたら、もっと高評価だったかと。
    普通でした。残念。
    でも少年期のヒリヒリした残酷な展開は素晴らしかった。それだけに、ラストに期待し過ぎてしまった。

    ステロイド全身投与……?
    治癒力が強烈な分、後遺症も酷いはす。そんな簡単にキレイになりますか。たまたま彼は幸運だった?
    どうなんでしょう。ちゃんと取材しての描写なのですかね。

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    2012年08月10日
  • キョウダイ

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    私は妻と娘に恵まれ、幸せな日々を送っていた。
    が、ある日妻に届いた手紙。そして妻が持ち出した私の小学校時代のアルバム。
    それらが日常を狂わせ始める。
    なぜならそのアルバムは存在しないはずだった。自身で焼き捨てたのだから・・・。
    恐ろしい幻影に襲われ、精神的に追い詰められた私は過酷すぎる過去と対峙することに―。

    第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀賞受賞作品。
    今作は講談社ノベルスからの出版ですか。ちょっと驚き。
    そしてこれはまた、いままでの受賞作品たちとはかなり違ったテイストで。
    ホラー寄り、というか。全てが論理的に解明されるわけではありません。
    でもそんなことはどうでもよくなるくら

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    2011年09月03日