嶋戸悠祐のレビュー一覧
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これは実話を元に描くお仕事ミステリー!だそうで。帯にありましたが、一体どこまでがですか!!と突っ込みたくなるくらい、共感したり同情したりムカついたりしながら読みました。
面白かった!が、これは大半が脚色されていてほしい。
ところどころ、読点少し多いなと思ったけど、全体的に読みやすく、展開も気になって一気読みでした。
舞台は北海道の家電量販店。1人の女の子が主人公か…と思いきや、視点が変わっていろんなものが見えていきます。
どの辺がミステリーになるのかなー?と思いつつ結構進みますが、ただの家電量販店のお話で終わるわけがなかった。すっかりミステリーって単語に釣られて読んでいたことを忘れていた頃に展開が大きく動いて納得の終わり。スッキリ。
もう一度読み返したい本が増えました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ<あらすじ>
高い壁に囲まれた町『セカンドタウン』
セカンドタウンの住民は壁の外『外界』に出ることは法律で禁止されており
外界の人間はセカンドタウンの『自治体』の許可があれば入ることができる。
セカンドタウンの中心に高い塀で囲まれた『塀の中』と呼ばれる場所があり
そこには病院や学校、自治体の本部など、重要や施設がある。
セカンドタウンに住む戸丸は
ある日、郊外の肥溜めに落ちた高校の担任・中山先生を発見した。
自治体を呼んで無事助け、中山先生は塀の中の病院に入院することに。
そのときに、戸丸は中山先生から鼻無男という化け物に襲われた話を聞く。
後日、戸丸は外界に住む友人・祝詞に中山先生の話をすると、祝詞は
『真実を伝えたい。祝詞家、裏庭の物置の中に』
というメモを残して失踪。
更に同日、中山先生が病院の屋上から飛び降り自殺する。
三日後、戸丸は祝詞家へ何とか辿り着き、物置の中に入る。
するとそこには、祝詞が書いた戸丸宛のメモがあった
「俺は追われている。セカンドタウンの秘密を知ってしまった。
お前を含め、この世界そのものが『ソニー・ビーン』だ。洞窟の外は『外界』だ」
戸丸は、メモと共にあった小説『ソニー・ビーン』を帰宅途中のバスの中で読んだ。
ソニービーンと妻とその子供達は食人殺人一家で、子供は生まれたときから
人間を食べていたので殺人に対する罪悪感や食人の異常さを感じない、
という内容だった(詳細はソニー・ビーンで検索)
小説を読み終わった後、戸丸はバスの中で外界から来た探偵・数多に出会い
戸丸は今まで起きたことを全て話した。
そこで数多が出した真相とは?セカンドタウンの真実とは?
<オチ>
100年前、世界戦争で日本は核爆弾を落とされた。
日本は関東を覆うドームを建設し1/3の国民を核から守り、鎖国が始まった。
でも自給自足が困難になり、国は関東とは別の場所にセカンドタウンを造った。
その理由は、セカンドタウン内の『塀の中』に秘密裏にクローン人間工場を造り
臓器売買の収益を国の財源にするためだった。
中山が言っていた鼻無男はクローン失敗作で、彼は塀の中のことを知り逃亡し
肥溜めに落ち、そして殺されたのだ。
セカンドタウンの住人は洗脳で過去の記憶を消され外界の情報を遮断され
外界の人を同じ”人間”と思っていなかったので、外界人をペットのように扱い
更にはクローンで失敗した肉を当たり前のように食べていたのだった。 -
Posted by ブクログ
私の好きな島田荘司さんが選考員になっている
「ばらのまち福山ミステリー文学賞」で
「第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作」(長いな)
を取った、
キョウダイ (講談社ノベルス) by嶋戸悠祐さん
最初に言っておきます、面白いです!!
あらすじ(背表紙のあらすじを更に要約しました)
「 主人公「私」は、妻と娘に恵まれ、幸せな日々を送っていた。
が、妻が持ち出した小学校時代のアルバムが人生を狂わせ始める。
それは過去を封印した私に取って存在してはならぬものだったからだ。
その日から、過去に追い詰められた私は、過去と対峙することを決意する。
当時の過去とは…… 」
ってな感じです。
ホラーとミステリーの融合的な事書いてありますが、
ホラーらしきホラーは一箇所くらいで、後は、人間の狂気に根付くホラーですかね。
読んでは、エグくて本を閉じて床に置き、
その直後にやはり気になって本を再び手に取る
みたいな事を繰り返しまして、何だかんだで二日で読み終えました。
ストーリーが面白いので、序盤を超えたら一気読み出来ます。
私がそうでしたから。
ただね~、問題は、伏線とかはしっかり貼ってあるんですが、
もろバレ何ですよね。
ある程度ミステリーという類の本を触れてる人からすると、
犯人(?)的な存在には気付きます。
「〇〇は〇に〇〇ての〇〇みたいな〇〇だからな~、〇〇とこれ〇〇は……」
みたいなセリフは「あー」って思ってしまった。
木を隠すなら森の中って言います。
犯人を隠すなら人間の中に放り込めば良いんです
が、この本は荒地に一本だけ木が生えてる感じなんで、
もろに怪しいんですよね。
しかし、実は「〇が実は、〇の〇だった」ってのは、
やり過ぎじゃないか?
って思ったり……。
小学生にあそこまで出来るのか?
と思ったり。
ラストが上手く、比喩を使って、
〇が〇を〇したのが書かれてますが、
何故あのように書いたのかを是非聞いてみたいですね~。
ストーリーの作り方が上手かったので、
伏線の隠し方がもっと上手くなったら、
☆5もあった!!
ので、次回作に、これからが更に楽しみになった作家さんになりました。
読んだ人がいたら、一緒に語りましょうぜ!!
誰かと語り合いたくなる作品ですので、オススメです。 -
Posted by ブクログ
最初の一行は共通で、あとの展開が作者によって異なる、メフィストリーダーズクラブのショートショート企画の第七弾。「検索結果はありません」の一文で始まる24の短編集。
この一文で始まるので、あるはずのものがない、という内容が多め。そのためか、「小説版の世にも奇妙な物語短編集」のような内容が多く、楽しめた。
少々、落ちがわかりにくかったものがあったのはやや残念。
(ちなみに、短編集なので、ボリューム不足云々言うのはお門違いだと思ってる)
特に面白かったのは、風森章羽「検索の怪物」、金子玲介「お前のためのハンバーグ」、梨「被り拒否強火担なんで自衛でブロックします」、時農(著)阿井幸作(訳)「変容」、麻根重次「ロスト・マム」。
次回作『引き出しの奥に何かがある』を楽しみにしよう。 -
Posted by ブクログ
2026.07.28
このショートショート企画のなかでいちばん「これ、おもしろいな」と思った本。
お気に入りは3作。
市塔承さんは『最後の一行』がはじめましてで口調の軽さが好きで読みやすかったのだけれど、今回も突拍子もない物語でありながら一気に読めた。想定外にほっこり。
横関さんははじめましての作家さん。会社勤めしたことある?と思える内容。ヤマシタ、人事が天職だわ。出来る人ってこうよねと関心してしまった。
河村さんの物語はクイズ作問者ならではの視点かもしれない。動画でふくらPが「使う側より作る側が強い。世の中ってのはそういうもん」という言葉を思い出してにそにそした