近衛龍春のレビュー一覧

  • 佐竹義重 伊達も北条も怖れた常陸の戦国大名

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    佐竹義重が義宣に家督を譲るまでのお話し。義宣と合わせて読むと戦国時代の佐竹家を知れるのかな?全体的に盛り上がる場面も無く淡々と話しが進んでゆく。和田昭為との関係をもう少し深掘りして欲しかった。

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    2023年02月28日
  • 赤備えの鬼武者 井伊直政

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    『井伊家はどんな鉾でも弾く徳川家の楯となり、いかな硬い楯でも貫く徳川の鉾になる。これができぬ者は我が子孫ではない』
    直政が最後に遺した遺訓は大変素晴らしいものであるが、明治維新において井伊家が倒幕側に転じたのは皮肉という他ない。その点、同じ内容の遺訓を持っていた会津藩は立派である。
    全体的に、作中には脱字が多く見受けられた。井伊直政の生涯を描く内容だっただけに残念でならない。
    校閲担当者に歴史の知識が無かったのだろうか。
    中でも羽柴秀長の名前を"長秀"と書いていたのは、プロとしてどうかと思う。

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    2023年01月08日
  • 毛利は残った

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    毛利の戦いは関が原の後にあった。
    なぜ参戦したのか、減封の後に待っていた経営破綻寸前。
    武器のない戦が始まる。
    廣家と秀元がいて輝元(宗瑞)が映える。
    三者のコントラストも素晴らしい。

    ※評価はすべて3にしています

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    2022年11月16日
  • 浅井長政とお市の方

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    長政自身は朝倉への恩義はそれほど深く無く信長への離反はあくまでも信長が約定を先に破ったことで決意する。離反後は少し愚痴っぽくなり後悔もみせる。

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    2022年10月23日
  • 読んで旅する鎌倉時代

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    大河ドラマに合わせて書かれた短編小説
    ドラマも終盤になった今、逸話の違いが面白い。歴史上の事実だけは変えず、具体的な物語にするなら同じ逸話も印象が真逆な話にもなる。大河ドラマと小説とのコラボ、面白かったです

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    2022年10月19日
  • 家康の女軍師(新潮文庫)

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    巻末のかなりの数の参考文献が列挙されており、膨大な調査の下に作られた作品と思うが、一方で、このような主人公で物語を構成するのは、大変なのだろうなと思う。
    家康を扱う場合の一番の盛り上がりとなる、関ヶ原、大阪の陣をこの主人公の眼を通して物語を作るのは、ある意味、チャレンジングとも思うが、ちょっと奥深さがなく淡白に感じたところは、まさに、この主人公の難しさかと思う。

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    2022年09月18日
  • 御館(おたて)の幻影~北条孫九郎、いざ見参!~

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    上杉景虎の息子の話。wikiっても出てこないので居たかどうかもよくわかりません。
    話自体はあり得そうな感じで進みます。上条政繁がこんな出てくるのは他では無いでしょう。

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    2022年06月10日
  • 御館(おたて)の幻影~北条孫九郎、いざ見参!~

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    御館の乱で上杉景勝に敗れた上杉景虎の遺児北条孫九郎氏義が父の仇の復讐に人生を捧げる物語。
    上杉に捕らえられ入牢、淀殿への種付け、小田原の役、記憶喪失、農民の女子に子を宿し帰農、北の関ヶ原、大阪の役への参戦と何でもありの波瀾万丈ざが際立つ。

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    2022年06月05日
  • 読んで旅する鎌倉時代

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    大河ドラマと合わせて読みました。
    歴史は勝者が作るとはよく聞く話ですが、正史はそうなのだろうなとつくづく思います。そして、それだけではなく、歴史とは解釈なのだなと深く思います。特に歴史小説を読んだ後には。そして、このようなアンソロジーを読むと、一編ごとに少しずつ変わっていく(あるいは観点を変えていく、ずれていく)解釈が実に面白いものです。
    一冊の長編を読み通すのも面白いのですが、これはある観点からの物語を深くしていくことだと思います。アンソロジーには多観点から読み解いていく、そして、一編ずつを積み重ねて一冊の流れを読み解いていく楽しみがあります。
    私は背表紙に「高田崇文ほか」とあったので購入し

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    2022年05月01日
  • 加藤清正 豊臣家に捧げた生涯

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    丹念に調べ上げよく書かれた作品。現場の叩き上げらしく頑固で直情的な清正、吏僚派の三成とは水と油。関ヶ原では東軍として九州を席巻するが家康が天下取りの野心を表すと豊臣家の行く末を憂慮しながら病に臥せこの世を後にする

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    2022年04月10日
  • 奥州戦国に相馬奔る

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    相馬義胤の自領を守るために粉骨砕身した物語。秀吉の奥州惣無事令、関ヶ原の戦い、二度の津波など相馬領に迫る危機を必死に乗り越えていく様は中小企業の社長が大手を相手に渡り歩く姿に重なる部分があると感じた。

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    2022年01月23日
  • 佐竹義重 伊達も北条も怖れた常陸の戦国大名

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    佐竹義重、新羅三郎の流れで足利尊氏に常陸国守護を
    任された家系(武田信玄も新羅三郎系)
    若くして家督を継いだ義重は、一族や国衆の合意の元
    で佐竹家を率いるが、多くの裏切りや行き違いで機能
    低下して最初の頃はバランスボールの上に居るようで
    不安定に見えたが、戦を重ねる事に体力・気力からく
    る辛抱強さで敵を推し返し、遂には鬼佐竹の異名をと
    る程の武将となり佐竹兵は強いコトが浸透してきた

    奥州の虎こと伊達政宗は作中、あぶないヤンキーかの
    ように噛みつく野郎だが、もう少しまで追いつめる
    だが、伊達家より嫁いだ正室少納言の危険を継げる書
    で引き返した・・・これが偽書であり、そのうえ家臣
    にも密かに追撃

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    2021年07月25日
  • 佐竹義重 伊達も北条も怖れた常陸の戦国大名

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    鬼佐竹、坂東太郎と恐れられた常陸の戦国武将。佐竹義重は、場所からいっても、北関東にて、北条、武田、上杉、伊達など、錚々たる武将に囲まれながらも、見事に戦い抜いた。まさに見事であると言わざるを得ない。

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    2021年06月23日
  • 加藤清正 豊臣家に捧げた生涯

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    賤ヶ岳7本槍の一人として、秀吉に幼少より仕え功を挙げ、近世熊本の基礎を作った加藤清正。清正公として民に愛される清正の生涯はいかなるもであったか。あまり知らなかった文禄慶長の役の内容が充実している。

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    2021年04月23日
  • 忍びたちの本能寺(新潮文庫)

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    本能寺の変を軸に話が進みます。
    歴史をなぞりつつ、戦闘シーンや登場する忍者が少なく、少し物足りない感じがしました。

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    2021年03月20日
  • 直江兼続と妻お船

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    謙信の死後は全然知らなかったので女性目線なので分かりやすく、しかもフリガナ、そしてどこに城があるのかも丁寧に書かれてあるので初心者には有り難い一冊。
    お船の苦悩や嫉妬もブレる事ないのは生きていた人だからなのかな?

    時代小説は簡単で分かりやすい本から読み始めると次の時代小説を読むとき想像しやすいのだなぁとこの本を読んで感じた。

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    2021年02月20日
  • 長宗我部 最後の戦い(下)

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    関ヶ原の敗北からお家取り潰しを受け京都所司代監視の下再起を図るため寺子屋を営み大坂の陣では豊臣方として最後の戦いに挑む。長男の信親が戦死した事で元親は信親の娘の生んだ子供を正統の跡目にしたく盛親と娶せる。自分は繋ぎと自覚があったので関ヶ原では香の方が人質になると本人の意思とは裏腹に西軍に属してしまう。最後まで長宗我部再興の為に全てを捧げた生涯。

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    2019年07月25日
  • 長宗我部 最後の戦い(上)

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    長宗我部家が秀吉に敗れるあたりから始まる。主人公は盛親。元親の息子信親は長宗我部家の跡取りとして将来を嘱望されていたが秀吉の島津征伐の時戸次川の戦いで戦死してしまう。盛親は四男だったので自分は家を継ぐ事は無いと思っていたが残された兄達が他家へ養子に出されていた事もあり父元親から後継を任される。しかし元親は盛親の才能ではなく長男信親の娘と婚姻させる事で長宗我部家の直系を保とうとする。ここに兄親忠との確執が起こり元親、親忠、盛親の三人を中心に物語は進む。秀吉、父元親が相次いで亡くなるなか正式な家督相続が認められないまま関ヶ原へと突入する。家臣を率いる人間としては正式な跡目と認められていないという事

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    2019年07月07日
  • 赤備えの鬼武者 井伊直政

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    女城主直虎に育てられた闘将 直政。何度も取り潰しの憂き目にあった井伊谷。徳川家康の小姓として仕えることで、名をあげ主君にに認められていく。短期は損気。

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    2017年08月06日
  • 居合 林崎甚助

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    居合の祖である林崎甚助を主人公にした作品は非常に貴重ということで星三つ。内容はベタな仇討ち小説。もっと居合の技を出して欲しかった。

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    2015年04月13日