近衛龍春のレビュー一覧

  • 織田信忠 「本能寺の変」に散った信長の嫡男

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    偉大な父・織田信長に怯え、時には冷めた目で見つめながらも、最期には父に殉じて本能寺の変で散った嫡男・信忠の生涯を描く。
    父に似ず、心優しく温和な信忠。父の偉業を継ぐ重荷。幼き日からの許婚・武田の松姫への純情な想い。父への畏怖の念と同時に起こる、その独断性へのやるせなさ・・・。
    様々な葛藤の中、武将として、男として、そして信長の息子としてたくましく成長した矢先、本能寺の変が起こり――・・・
    ラストには思わず涙する一作。

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    2009年10月04日
  • 上杉三郎景虎

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    北条氏康を実父とし、政略により上杉謙信の養子となるも、謙信死後の家督争いに敗れ若くして自刃した三郎景虎の儚く哀しい運命描いた物語。人物の描写が細かくなされており、景虎の辛い、悲しい心情がひしひしと伝わってきます‥。敗者として歴史の渦中に埋もれてしまった三郎景虎の実像に迫った一冊。分厚い文庫本ですよぉ‥。

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    2009年10月04日
  • 井伊直政 赤備えの鬼武者(下)【毎日文庫】

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    ◾️井伊直政は家康に気に入られた
    ◾️勇猛だったが関ヶ原での島津家との戦闘で負傷
    ◾️2代直継、3代直孝ともに直政の子ども
    ◾️直継は文、直孝は武に優れた
    ◾️幕府は武に優れる直孝に井伊本家を継がせた
    ◾️幕府の井伊家への期待はそこにあったのだろう

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    2026年09月23日
  • 軍師 秀長(下)

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    秀長が主人公だが、大河ドラマより公平な視点から描かれているので良かった。様々な合戦を詳細に書いているので、武将好きな人には良いと思う。私はそこまで武将に詳しくないので、斜め読みしてしまった。歴史にifはないというが、もし秀長が長生きしていたらの一文には、本当になあと思わされた。

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    2026年09月16日
  • 井伊直政 赤備えの鬼武者(上)【毎日文庫】

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    ■難しい漢字にフリガナがふってあり読みやすい
    ■幼名虎松は三河の鳳来寺で修行、山県昌景との邂逅
    ■鳳来寺で文武を修行、優秀で圓栄に気に入られた
    ■龍潭寺の南渓瑞聞は井伊一族の出身
    ■虎松は家康に出仕し万千代と名乗るようになる
    ■長篠合戦、武田家滅亡、天正壬午の乱での万千代の活躍
    ■家康に可愛がられる万千代だが常に試される
    ■若いながら交渉役も任され任務を果たす
    ■若い時からしっかり自分を持ち行動に迷いがない

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    2026年09月07日
  • 軍師 秀長(上)

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    豊臣兄弟を見ているから、登場人物が役者さんと被ってしまう‥
    大河と少し違うところもあるけれど、おそらくこちらの方が史実に近いのかなと思う
    おもしろかった

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    2026年09月05日
  • 秀吉の血筋

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    秀吉の出世のスピードに親族が誰もついていけなかったのが、豊家滅亡の要因ではないかと思った。もう少し後継者の育成に時間をかけるべきではなかったかと痛感した。

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    2026年07月30日
  • 黒田長政 関ヶ原で家康に勝利をもたらした勇将

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    親の束縛から離れようとしながらも、親譲りの知略が本能的に出てしまう。自分らしさを追求しつつ、生き残って行ったのは、やはり才能があったからだろうな。

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    2026年07月11日
  • 島津は屈せず(下)【毎日文庫】

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    関ヶ原の戦い前夜。東軍に就こうとするも伏見城への入城を拒否された義弘は已を得ず西軍につく。しかし、兄の理解を得られず、また国内の経済的な疲弊から兵が思ったよりも集まらず、西軍の中では隅に追いやられる。総大将である毛利輝元の出馬もなく、義弘の予想通り西軍は敗退する。戦地に取り残された島津軍は島津の戦をするべく、中央突破による脱出を行う。逃避行では数々の家臣が義弘を逃すための犠牲となったが、家康は島津家を取り潰すべく魔の手を伸ばす。戦後島津がいかに本領安堵を勝ち取ったのか。

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    2026年07月04日
  • 軍師 秀長(下)

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    この本は本能寺の変の少し前から、秀長の最期までが一気に詰め込れた一冊で一気に読み進めることができました。
    百姓で秀吉や信長に従っていた秀長もいつのまにか、四国攻めや九州攻めの大将となっていて、時代が変わったなーと感じました笑
    最後まで兄である秀吉を支え続けた男で実際も秀長が亡くなってから秀吉は千利休を切腹させたりするようになったので、秀長の重要性がわかりました。
    現在、放送されている大河ドラマとも重ねて楽しめたので良かったです。【中2】

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    2026年04月06日
  • 南部は沈まず(下)

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    馴染みのなかった東北の歴史に興味深く触れることができた。作者の綿密で丁寧な調査に基づく物語は分かりやすい。物語でよく語られる伊達政宗もこの本で主役の南部氏がどう受け止めていたのか双方の立場を知ることで歴史の表裏も実に面白く感じた。

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    2025年09月07日
  • 伊達の企て【毎日文庫】

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    会話部分の描写より背景の解説文が多く、エンターテイメントと言うよりは、歴史上の出来事の初級入門書の様な趣きでした。 史実に基づいて詳しく解説されているので、そういった本が好きな方にはお薦めです。

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    2024年12月15日
  • 読んで旅する鎌倉時代

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    鎌倉時代の鎌倉をテーマにして鶴岡八幡宮や銭洗弁天など場所に纏わる短編集。
    鎌倉はよく行っていたので全ての場所が分かって面白かった。しかし源頼朝は好きになれない。

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    2024年09月16日
  • 九十三歳の関ヶ原―弓大将大島光義―(新潮文庫)

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    大島光義のことはまったく知らず、名も無き1人の弓大将の関ヶ原を創作したのかと思って手に取った
    題名に反し、関ヶ原に至るまでのストーリーが大半で、光義の出世を追うことができる。とはいえ、登場時で40代なのだから凄い。
    様々な武将に仕え、最後は大名としてどうするかというところに至った大島の物語を、とても興味深く読んだ。

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    2024年04月29日
  • 読んで旅する鎌倉時代

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    鎌倉三代将軍家の時代の13篇の短編アンソロジー。
    タイトルは『旅する』だけど、旅自体を扱った作品はなかったような?(^_^;)各作品の冒頭に、作品にちなんだ名所の写真と説明がついています。
    前半は頼朝と政子の逸話が多く、後ろになるにしたがって時代があとになります。
    砂原浩太朗さんの「実朝の猫」が好きかも。鎌倉に行きたくなりました(^.^)

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    2024年02月09日
  • 佐竹義重 伊達も北条も怖れた常陸の戦国大名

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    ■佐竹氏は清和天皇直系の源氏。河内源氏の新羅三郎義光を祖とする。甲斐源氏の武田氏も同じ新羅三郎義光を祖とするからなのか、武田氏滅亡の折、武田氏の金堀衆が大挙して常陸国に来たというのは興味深い。常陸国もまた、金山が多くあった。佐竹義重の軍資金は国内の金山がベースだったはずだ。
    ■北家、東家、南家の佐竹三家が佐竹宗家を補佐する体制。古い名家によくあることだが、同族家臣が多く結束が固いと感じる。
    ■佐竹義重は、わかっているだけでも生涯に400通近くの書状を書いており、この本はその書状をベースに著されていることがよくわかる。著者の方が佐竹義重だけでなく、北関東や越後の国主、土豪に至るまで書状を丹念に当たっているようで、本当に頭が下がる思いだ。ただ、そのためか戦場の様子が多い。つまり、この本では佐竹義重が常に戦っている。史実には忠実なのだと思う。
    ■北条氏の本を読むと、佐竹氏が北条氏に対して頑強に抵抗していることが書かれていた。佐竹側から見ると、北条軍の大きさがわかる。また、北条や伊達や土豪たちとの戦いを読むと、いかに土豪たちを味方に引き入れるか、そのために土豪の家臣を味方に引き入れるのか、婚姻政策をどうするかが大事であり、合戦の前に勝敗は決していることがよくわかった。
    ■佐竹義重と宿老和田昭為との関係が興味深い。
    ■一時は54万石の大大名になったが、関ヶ原で西軍に付き、秋田藩20万石に移封。佐竹義重は秋田の地で亡くなっている。

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    2024年01月02日
  • 御館(おたて)の幻影~北条孫九郎、いざ見参!~

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    上杉景虎の忘れ形見とされる北条氏義(形式的には北条氏光の子)と、乱破の弥次郎の名コンビのストーリー。氏義は実在かどうかは分からない。
    淀との関係性などはなかなか無理があるが、景虎の敵討ちのため、北条の滅亡から長谷堂、大阪の陣を駆け抜けていくストーリーは面白い。氏則(これは実在)とのやりとりもいい味を出している。それからのラストは、予想外ではあったが、いい余韻を残してくれた

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    2023年11月23日
  • 兵、北の関ヶ原に消ゆ 前田慶次郎と山上道牛

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    上州山上城の城主から北条氏康に城を奪われ、佐野泰綱に仕え上杉謙信の関東入りに何度も抵抗するが降伏。その後佐野家を出奔し流浪した後、滝川一益、次いで、羽柴秀吉に仕える。その後、関ヶ原の戦いの際に雇い入れた浪人衆の1人として上杉家に仕えるがこの戦い以後、記録がない。薙刀一本で鬼神の如き働きで戦国を渡り歩いた山上道牛の一代記。

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    2023年09月17日
  • 伊達成実 秀吉、家康、景勝が欲した奥羽の猛将

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    伊達政宗の従兄弟であり、重臣である伊達成実(しげざね)を主人公とした歴史小説。
    兜の毛虫は、「決して後ろに退かない、前に突き進む」というもので、伊達家で唯一人付けるのを許されたもの。成実の性格を表している。
    そんなダイナミックな性格が、歴史小説として面白い作品に仕上げている。
    基本的には大河ドラマはじめ伊達政宗のストーリーをなぞった話ではあるが、視点が家臣の成実であることで、また違った見方ができ面白い。
    後半の秀吉絡み~北の関ヶ原は、ちょっと駆け足な印象を抱いた。

    父の実元は、上杉謙信で有名な越後上杉家に養子に入る予定だった人物で、成実の「実」は上杉家から貰った文字。
    その際、上杉家から伊達家に「竹に雀」が送られている。つまり、すずめ踊りの由来だ。

    私は個人的に臥牛城のそばで育ったので、非常に親しみを感じる作品でした。

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    2023年09月04日
  • 毛利は残った

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    輝元の評価が一変

    関ヶ原合戦後改易を免れるまでの輝元しか知らなかった私には大変興味深く読めた。大幅減封で輝元が感情をたぎらせながらも成長していく様はまさに毛利家の存続を賭けた戦い。相手は一枚上手の家康と本多正信。手に汗を握る展開に目が離せない。

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    2023年08月26日