北大路公子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレキミコ先生の日常を綴った日記風エッセイ(2015年4月〜2017年3月)。
今回も先生作の妄想が絶好調。
道産子の先生の日記には”アレ”の話がたくさん出てくる。アレを言葉にすると本当に降ると思われるので口にはしない…ということでアレの実名はどうしても伏せたいらしい。
この冬最初のアレ。
アレは今年も本当に降るつもりなのか。
アレ虫が飛ぶとだいたい二週間くらいでアレが降る。
今朝も大量のアレが積もっているので一時間半かけてアレ除け。
湿ったアレのあまりの重さにへろへろになる。
等など、先生の”アレ”話は尽きることがない。
冬が近づくにつれアレの気配に怯える先生は、短い夏の間に肉を焼き酒を飲み -
Posted by ブクログ
たまらん。この描き口。
もう旅行がいやで嫌で嫌で嫌で。っていう著者が、本書くから仕方ねーから行くか。
って重ーい腰をひきづって歩く観光地。笑笑
富士急ハイランドの下りなんかは、もう吹き出して笑ってしまうほどでした。
死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ、帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい。笑笑のオンパレード。
編集者のお姉さんもなかなか無茶やらせるあたりがまた、面白いし。この二人の温度差が半端ない。
とにかく。家でビール飲んで寝たい。原稿書かないでお金がもらいたい。その一心でひたすら嫌な旅を嫌々ながら続ける著者のひたすらはみ出る心の声が普通の旅行紀行では味わえない、旅行嫌いならではの呪詛が読ませてくれま -
Posted by ブクログ
好きなものは、おビールとお相撲と蟹など。平和と安定を好むキミコ氏が、まったく興味のない「流行」に挑んだ!人気アプリに触発された感涙の人情話、某流行ランキングに従い、北陸新幹線に乗って金沢を目指す旅行記、かの名作に想を得たハロウィン物語、北海道の土産についての考察と試食レポなど。多彩な筆致を堪能できる傑作エッセイ集。(表紙裏)
そろそろ既刊を読みつくしそうな…。ツイッターまでフォローしてしまうのはどうなのか。
著者が北大路公子さんでテーマが流行りもの。んぅ?と首を捻ったが、なるほど、『いやよいやよも~』の系列か。まぁ面白いよね。
いつもの面白さではないけれど、一番のお気に入りは『縁側日記』。