北大路公子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレいつまでもそんなおバカな妄想してないでとっとと雪掻きしちゃいなさい!と激しいツッコミをしたくなる、お馴染みキミコ先生の徒然日記。
今回も涙が出る位笑った笑った。
先生曰く、役に立つこともほろりと泣ける話もどこにもなく、おもに雪の文句ばかり。
けれどキミコ先生にとっての何気ない日常・妄想話は、我々読み手にとって日々たまって仕方のないストレス解消にもってこい。
あらゆる身体の不具合を「飲み過ぎ」と「老化」で乗り切りよぼよぼと仕事に励む、と宣言するキミコ先生のエッセイ本を、これからも追いかけて行く所存であります!
「ご当地座談会」の北海道在住作家さん達の話も面白かった。
下戸3名の作家さん達に囲ま -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回も沢山笑わせてもらった。
「四十過ぎて独身で親と暮らして仕事はしてるようなしてないような。趣味昼酒。てへ」と相変わらずのキミコ節。
座右の銘は「好奇心は身を滅ぼす」。
小学校時代の通知表で担任に書かれた言葉は「なげやり」。
そんなキミコさんは、子供の頃から変わらないまま四十の大人になってしまった感じ。
ある意味ブレは一切ない。
今回もキミコさんの日常に軽くツッコミを入れながらとにかく笑った。
文庫本用の「もう一言」が更にダメ出しのように笑える。
「大人には歯を食いしばってでも朝から酒を浴びるほど飲まにゃいかん日があるのだ」
と飲んで飲んで飲みまくるキミコさん。
その飲みっぷりが呆れる程気 -
Posted by ブクログ
北大路公子『すべて忘れて生きていく』PHP文芸文庫。
これまでの酒まみれ、相撲まみれのぐーたらエッセイとは一味違う作品集。全部で4章で構成されているのだが、章を重ねる毎にテンションが下がるのだ(決して面白くないということではない)。そして、これまで余り描かれなかった自身のことに触れている点が興味深かった。
第一章は頑張らない理由を正当化しようという、いつもの北大路公子のぐーたらエッセイ。第二章は相撲好きを前面に押し出した、これもいつもの北大路公子らしいエッセイ。
第三章は一転して『北海道新聞』に掲載された書評エッセイと他の作家の文庫解説となる。時折、北大路公子らしさも垣間見えるものの、そ -
Posted by ブクログ
ーーー雪かきしてるか、ご飯作ってるかの毎日ーーー
『晴れても雪でも』の文庫帯が同郷のいくえみ綾さんだったので関心を持ち、はじめて読みました。
出会えてよかった。
ひとの日記を読むのが好物な私の琴線をバンバン刺激し、まいにちを惜しみなく文章に落とし込んでいて、夢中だった。通勤の完全なる癒やしだった。
仲間もおもしろい
お酒のむ旅で楽しく羽目をはずして大層な骨折したり。
編集さんもおもしろい。
なまはげの絵文字(と、この文章を打ってはじめてなまはげの絵文字があることを知りました)だけ送ってきたり
年賀状の子供の写真の横に「原稿をもらえなければこの子達が路頭に…」と書いてあったり。
家族もおもし