北大路公子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
毎度毎度の暴れっぷりで。
よくよく読むと、家の周りで起きてる些事なのになんでこんなミステリー小説顔負けのストーリーが紡がれるのか。
酔っ払いを起点として、
お母、お父のやりとり。
編集者のMさん。
あとたまに妹。
たったこの数人の中でビールと共に実家で生活しているだけの公子が繰り広げる冒険譚や、漂流記も腰を抜かすほどの大冒険の数々に襲われる。
ただ、DVDの調子が悪い。
ただ、ビールが飲みたい。
ただ、冬は動きたくない。
たったこれだけ言いたかっただけの本のような気がするのに。
ここまで世界観が作られて発展していく、公子天才的才能。
40代の星です。
ある意味輝く流星群のようで -
Posted by ブクログ
談話室で「笑えるエッセイを教えてください!」と投稿したところ、おススメしていただいたものです。(おススメいただいたものは少しずつ読んでいこうと思っています。)
「読んでも何の役にも立たないけれど・・・」と背表紙にあって、まぁ、エッセイにはそういうものもあるよね、と軽い気持ちで読み出しました。読み始めてわりと早い段階で気づきました。びっくりするほど、本当に、そうでした。
でもですね、これが本当に面白いんです。そして、なぜかすご~く勇気づけられます。ということはめちゃくちゃ役に立っているんです。何、この矛盾。
北大路公子さん、本書執筆時点で、40代、独身。好きなもの、昼酒。座右の銘は「好奇心は