北大路公子のレビュー一覧

  • すべて忘れて生きていく

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    第一章・第二章のエッセイをニヤニヤしながら読み、第三章で紹介されている本に興味を持ち、第四章(奇談集)で物語の世界に浸る・・・。この本、色んな風に楽しめました!
    特に第四章は、「キミコさんの、ちゃんとした小説だー!」と興奮しましたね。前にどの本かで読んだ河童のお話みたいなのも好きだけど、おふざけ要素なしのお話も読んでみたいと思っていたので。
    やっぱり巧かったし、作家さんだなぁ、と感心しました。

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    2018年07月17日
  • 私のことはほっといてください

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    私はこの本を電車で読んでいて、気づくと、普通に声出して笑っていました。

    日常のちょっとしたこと(ちょっとした違和感)から、筆者の想像力は果てしなく広がり、もともとの事象から遠く離れた物語が進んでいく。

    それは違和感の連続であり、「もしも」の仮定の連続であり、壮大なる「ボケ」だ。
    筆者はそのフィクション(ボケ)に対して、自ら的確なツッコミも入れ(ボケツッコミ?)I、笑いに昇華している。
    中々非凡な才能である。

    河童の話が特にかわいらしく、物哀しく、良かったです。

    それぞれの短編が一遍の小説になる要素を持っていると思うのですが、これがそのまま小説になって面白いかというとまたそれも違うと感じ

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    2018年06月22日
  • すべて忘れて生きていく

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    北大路公子 著「すべて忘れて生きていく」、2018.5発行です。スー女(相撲ファンの女子の略称)の公子さん、前相撲(朝八時)から結びの一番(夕方六時)まで、だらだら酒を呑みながら、ひたすら相撲を観て過ごす完璧な一日を過ごしたいそうです(^-^) そして一年の目標は、「日めくりを毎日めくること」とか。ぷっ!(^-^) 久しぶりの公子節、満喫しました。

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    2018年06月05日
  • すべて忘れて生きていく

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    著者の様々な媒体で発表された原稿を纏めた一冊です。今回のエッセイは、爆笑というよりは、しっとりとした心打たれる内容が多くを占めています。特に「相撲好きにもホドがある」で纏められたエッセイは、相撲ファンという雑誌に載せられたもので、心温まる内容が多く著者のエッセイストとしての力量を感じることのできるものになっています。そして、第4章の奇談集も小説のような読みごたえがあり良いです。あとがきには、作者らしいエピソードが載っており、笑えました。

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    2018年05月22日
  • 私のことはほっといてください

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    ネタバレ

    相変わらずの公子さん。この笑いのセンス、本当に非凡。なぜ公子さんのまわりは、こういうネタに溢れているのだろう。湯煎の発想はなかったなぁ。確かに湯煎。お父さんもなかなかのお人柄☆さすが公子さんのお父さん。タイムリーなテレビの放送に爆笑でした。そんな偶然ある?あるんだろうなぁ、公子さんだから。人前では読まれないことを強くおすすめして、ぜひもっと公子さんファンを増やしたいと思う♪公子さんの担当さんも大変そうに思うけれど、エッセイ読んでいたら、なんだか楽しそう。てかツワモノ。そうじゃなきゃ勤まらないんだろうな…笑

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    2018年04月28日
  • 苦手図鑑

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    他愛もない内容を書いているのに、とても面白い。このひとおもしろいなー!!と笑いながら読めました。
    読みやすいし、気分転換にいいです!

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    2018年01月20日
  • 流されるにもホドがある キミコ流行漂流記

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    流行に鈍感な人が流行について書くエッセイ。
    著者のお尻を叩いてくれた編集さんにお疲れ様と言いたい。
    それにしても「縁側日記」にはついホロリとしてしまった。

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    2017年11月16日
  • 私のことはほっといてください

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    やはり、クスリと笑ってしまいます。日常生活を切り取って笑いに変えてしまう筆力は圧倒的。本書では、勉強にもなりました。(補聴器が異様に高価な代物だということに)宮下奈都さんの解説も程よい感じです。

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    2017年10月07日
  • 私のことはほっといてください

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    北大路さん、おもしろいです。

    これはエッセイなのか。
    北大路さんの妄想から発展した、もうほとんど小説ではないのか。

    納豆のくだりも笑えた。
    パックをあけて食べるまでの描写はあるある感満載で、納豆を食べたことがある人は誰でも経験してることだと思うけど、それをあんなにも面白く描けるなんて。
    なんだろ、そういう表現を絞り出してるわけじゃなくて、たぶんフツーに北大路さんの頭から出てきた言葉がおもしろいんだろうなーと思う。

    それとも実は頑張っておもしろい表現をしようと思って、苦労しておられるのだろうか。
    一度ぜひ聞いてみたいところだ。

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    2017年09月13日
  • 私のことはほっといてください

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    ネタバレ

    解説の宮下奈都さんも悶絶! 人妻界の秘密を知っておののき、河童とのひと夏の感動的な邂逅を果たし、フェイスブックに「なりすましアカウントの削除」を申し立て、深夜に父の部屋から漏れ出るテレビの大音量と格闘する日々……。ビールを飲みながら妄想を膨らませるキミコの日記風爆笑&脱力エッセイ。あえて「見ない」という稀勢の里への応援、納豆パックに見る人類が進化を諦めた理由など、今回も笑いが止まらない! 文庫オリジナル。

    凄いと思う。ゆるゆるだけど凄い!…のかなぁ??

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    2017年08月09日
  • 流されるにもホドがある キミコ流行漂流記

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    もう、小説として読む方が面白いし楽だ。
    体重のない世界。
    さらさら流れる小川の底で、カニと遊ぶ世界。
    生きているだけで楽しそう。

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    2017年07月31日
  • 流されるにもホドがある キミコ流行漂流記

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    この中で大好きなのは、解説の朝倉さんも挙げている「縁側日記」と「走れハロウィン」。
    この二つはとにかくすごい!と思いました。
    まだ北大路さんのエッセイを読んだことない。どんなの書くの?と思った人にはぜひこの二つだけでも読んでもらいたいです。
    特に「走れハロウィン」の方は、日本でのハロウィンの浸透の仕方がよくわかって(笑)とても興味深いです。

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    2017年07月26日
  • 流されるにもホドがある キミコ流行漂流記

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    北大路公子さん、初めまして。
    おもしろかった。
    日常の、わりとフツーのことをあんなふうにおもしろく描ける人って本当にステキ。
    特に「走れハロウィン」大ウケ。とても共感できた。

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    2017年07月23日
  • 私のことはほっといてください

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    北大路公子『私のことはほっといてください』PHP文芸文庫。

    日常生活をテーマにした面白エッセイ集。面白い、面白いのだが、『生きていてもいいかしら日記』の衝撃は超えていない。ネタが尽きたのか他愛もないテーマを猛烈に膨らませているようにも思う。それが妄想エッセイたる所以なのだろうが、一歩間違えば松居一代になりかねないと心配したり。あっ。タイトルからして、心配は大きなお世話か!(^_^)

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    2017年07月18日
  • 私のことはほっといてください

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    もはや中毒になりつつあるキミコさんのエッセイ。
    今回は河童の話が一番よかったなあ。
    そんな出会いと別れ!私もしてみたい。
    中島みゆきの「悪女」に関する考察もなかなか。私は詩を読んだ限りでは「マリコという女友達に自慢してる」んじゃないかと思った。
    あと、納豆が食べたくなりました。

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    2017年07月18日
  • 晴れても雪でも キミコのダンゴ虫的日常

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    背表紙にも、公子さん本人のあとがきにも書いているけど、ここの収められている2年間(前作も含めれば4年間)、本当に同じようなことしかしていない。
    なのにこんなにおもしろいのは、やっぱり公子さんの文章力や妄想力のすごさだと思う。
    悔しいけど真似できないタイプ。
    私は北海道に親戚がいるので、よく遊びに行ってましたが行くのは大抵夏。
    冬の北海道がこんなに毎日のように「雪かき」に追われているなんて知らなかった。
    それでも、あんな素敵な大地、北海道に住んでるってうらやましい。

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    2017年06月29日
  • 生きていてもいいかしら日記

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    40代、独身の人のエッセイが好きなんです。
    とはいっても他には森下えみ子さんのコミックエッセイしか知りませんけど。
    北大路さんの生活も、とても良かったです。
    私がこのエッセイを好きなのは、昼からお酒を飲めたり、実の父母と一緒に暮らせたりというのが、個人的にうらやましさを感じるからでしょうか。
    あと北海道というのもいい!

    佐藤浩市さんが随所に出てくるのがおもしろかったです。

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    2017年06月23日
  • 晴れても雪でも キミコのダンゴ虫的日常

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    酒、雪かき、相撲、〆切りとほぼリピートしてる内容なのにどうしてこんなに面白いのか。ケメコ先生、サイコーです!

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    2017年06月21日
  • 流されるにもホドがある キミコ流行漂流記

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    北大路公子『流されるにもホドがある キミコ流行漂流記』実業之日本社文庫。

    流行に鈍感な北大路公子が無謀にも流行モノに言及するという趣向のエッセイ集。珍しく文学的な文章で始まったエッセイだったが、次第にいつもの北大路公子のエッセイと化していく。

    一番笑えたのはニッカウヰスキー余市蒸留所の真の姿を描いた『愛の館へ』だった。

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    2017年06月17日
  • 流されるにもホドがある キミコ流行漂流記

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    ネタバレ

    流されるようで流されない!? キミコ節冴える名エッセイ!

    好きなものは、おビールとお相撲とウニ蟹など。平和と安定を好むキミコ氏が、まったく興味のない「流行」に挑んだ!
    人気アプリに触発された感涙の人情話「縁側日記」、某流行ランキングに従い、北陸新幹線に乗って金沢を目指す旅行記「いい日カニたち」、かの名作に想を得た物語「走れハロウィン」、北海道の土産についての考察と試食レポ「道産子土産考」など。
    多彩な筆致を堪能できる傑作エッセイ集。

    文芸ウェブサイト「ジェイ・ノベル プラス」での人気連載に、「つづき」や「その後」を加筆し、「いきなり文庫」で登場!

    ベストセラー1位- カテゴリ か行の

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    2017年06月13日