北大路公子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私はこの本を電車で読んでいて、気づくと、普通に声出して笑っていました。
日常のちょっとしたこと(ちょっとした違和感)から、筆者の想像力は果てしなく広がり、もともとの事象から遠く離れた物語が進んでいく。
それは違和感の連続であり、「もしも」の仮定の連続であり、壮大なる「ボケ」だ。
筆者はそのフィクション(ボケ)に対して、自ら的確なツッコミも入れ(ボケツッコミ?)I、笑いに昇華している。
中々非凡な才能である。
河童の話が特にかわいらしく、物哀しく、良かったです。
それぞれの短編が一遍の小説になる要素を持っていると思うのですが、これがそのまま小説になって面白いかというとまたそれも違うと感じ -
Posted by ブクログ
ネタバレ流されるようで流されない!? キミコ節冴える名エッセイ!
好きなものは、おビールとお相撲とウニ蟹など。平和と安定を好むキミコ氏が、まったく興味のない「流行」に挑んだ!
人気アプリに触発された感涙の人情話「縁側日記」、某流行ランキングに従い、北陸新幹線に乗って金沢を目指す旅行記「いい日カニたち」、かの名作に想を得た物語「走れハロウィン」、北海道の土産についての考察と試食レポ「道産子土産考」など。
多彩な筆致を堪能できる傑作エッセイ集。
文芸ウェブサイト「ジェイ・ノベル プラス」での人気連載に、「つづき」や「その後」を加筆し、「いきなり文庫」で登場!
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