あらすじ
流されるようで流されない!? キミコ節冴える名エッセイ! 好きなものは、おビールとお相撲とウニ蟹など。平和と安定を好むキミコ氏が、まったく興味のない「流行」に挑んだ! 人気アプリに触発された感涙の人情話「縁側日記」、某流行ランキングに従い、北陸新幹線に乗って金沢を目指す旅行記「いい日カニたち」、かの名作に想を得た物語「走れハロウィン」、北海道の土産についての考察と試食レポ「道産子土産考」など。多彩な筆致を堪能できる傑作エッセイ集。文芸ウェブサイト「ジェイ・ノベル プラス」での人気連載に、「つづき」や「その後」を加筆し、「いきなり文庫」で登場!
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Posted by ブクログ
Twitterでは頻繁にお見かけするのに書籍では久しぶりのキミコ先生。
流行に疎いキミコ先生が「流行りモノ」のエッセイを連載?サカナクションを新しい水族館、ふなっしーを鮒だと勘違いしていた先生が…。
キミコ先生の脳内はまだまだ昭和の割合が9割位占拠しているのに、次々に平成の世(平成26〜29年配信)を賑わす新たなモノたちに先生がアワアワする様子が只々可笑しい。
『アナと雪の女王』など、本編を全く知らないのに本編以上のクオリティを発揮する先生の想像力には、脇腹が痛くなる位笑わせてもらった。
あと道産子・キミコの北海道産のお菓子や食べ物に興味津々。「幾万人もの口中から差し歯を奪ったという伝説の粘着力を持つ」銘菓とは?「北海道ビールキャラメル」「鮭とばスライス」「じゃが豚」??先生の説明を読むと謎は更に深まるばかり。
自称「テレビ小姑」キミコの朝ドラTweetは令和の今も健在。今期の『ちむどんどん』の辛口Tweetもいつも楽しく読んでます!
流行りモノには疎い…と言いつつ、流行りモノを追うつもりがこれっぽっちもない模様。それこそが先生の持ち味。
キミコ先生にはこのままマイペースで昭和感を忘れず突き進んでほしい。
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どんなことにも、独特の視点。
圧倒的な読書量に裏打ちされたと
思われる表現に、何度も噴き出す。
ただ、あーおもしろかった!
だけでなく、何度も読み返したくなる
1日の終わりに楽しみとして
ずーっと終わらないでほしい
と思える文章の数々。
大好きだなぁ。北大路公子先生!!
Posted by ブクログ
笑いました。以前に、ウェブで連載していた内容のはずなのですが、いくら加筆修正されているとはいえ、こんなにも笑えるのか。著者が流行しそうなものを追うという内容ですが、締め切りが遅れて後追いになっている部分もあり、著者のお人柄が出ている一冊です。どのくらい笑えるのかは、どうぞ読んでお確かめください。
Posted by ブクログ
「流行」とはとことん遠いところにいるはずの著者が、なぜか「流行りモノ」についての連載することに!
WEB連載に加筆・修正を加えたエッセイ。
流行りモノを全く知らない(と言うか興味がない)著者が、あれこれと想像し、ときにはコンタクトを取り、そして諦める様が書き綴られている。これが面白くないわけがない。私も疎いほうだけど、さすがにこの方よりは知ってるぞと、密かに安心してみたり、世代的にも分かるネタがあるのが嬉しい。
宮沢賢治の『クラムボン』を彷彿させる出だしに、「ハロウィン」を『走れメロス』風に擬人化させてみたりというのも面白かった。縁側日記の件ではなんだかしんみりしてしまっていたら、ゲームだったんかい!ってなった。
今読むと「あーあったな」と、懐かしいような時代の変化の速さの悲哀を感じるような気持になれます。
Posted by ブクログ
あーもぅ!面白すぎる!!!!
流行り物に疎い公子さん。
サカナクションが水族館だと思ってたり、
ももちが桃の節句に食べる和菓子と思ってたり、
セカイノオワリはノストラダムスのあとに出た、新生信仰宗教団体で歌も歌ってると思ってた。笑笑!!!!!
しかも、アナと雪の女王は、見たことないけどテレビの短いカットとか、周りの人の感想だとか、何度も流れる歌で、大体の内容掴んだ。と、申しており、その掴んだ内容もなかなかの着眼点に笑えた!!!!
そして、締めでは
人間、酒の補充を面倒くさがるようになったら、人はもう死ぬしかないのではないか。死にたくはないので、結局は買い物に行った。
という記述を読んで、公子さんの面倒くささMAX加減が、わかりきるほどわかりすぎる一冊に、つい、ポンと膝を打ちそうになるのでした。
Posted by ブクログ
今回のテーマは流行
ハロウィン、世代交代は本当に笑いを堪えるのに必死だった
フィギア観戦も面白かった
っていうか全部面白かった!
最近疲れてるのか北大路公子に逃げている自分がいる
癒しじゃない、頑張らなくていいってことを実践して見せてくれてる背中に安心するのかも
でも、北大路公子さんが頑張ってないとは思ってませんよ!!だから、これからもたくさん書いてくださいね
Posted by ブクログ
好きなものは、おビールとお相撲と蟹など。平和と安定を好むキミコ氏が、まったく興味のない「流行」に挑んだ!人気アプリに触発された感涙の人情話、某流行ランキングに従い、北陸新幹線に乗って金沢を目指す旅行記、かの名作に想を得たハロウィン物語、北海道の土産についての考察と試食レポなど。多彩な筆致を堪能できる傑作エッセイ集。(表紙裏)
そろそろ既刊を読みつくしそうな…。ツイッターまでフォローしてしまうのはどうなのか。
著者が北大路公子さんでテーマが流行りもの。んぅ?と首を捻ったが、なるほど、『いやよいやよも~』の系列か。まぁ面白いよね。
いつもの面白さではないけれど、一番のお気に入りは『縁側日記』。
Posted by ブクログ
笑える!日経新聞新聞の連載から読み始めた作者だが、コレは笑える!
毒舌だし、酒ばっかりだし、体重計もなかなか乗らないし笑 キミコさんと行動を共にするK嬢や料理上手なアニキと登場人物との関わりも楽しい
Posted by ブクログ
流行り物に疎いのに流行り物についてウェブ連載することになった北大路さん。
相変わらず面白い 読み始めてすぐふっと笑ってしまう 表現の仕方が面白いんだな
散歩にうんざりするの早すぎ(笑)しかも1日目から(笑)
あと印象的だったのは「縁側日記」。しばらく読んで「あ、ねこあつめのことか」と気づいたんだけど、いじわるばばあのくだりは実話なのか?どこか切なげな空気もあった
Posted by ブクログ
流行に鈍感な人が流行について書くエッセイ。
著者のお尻を叩いてくれた編集さんにお疲れ様と言いたい。
それにしても「縁側日記」にはついホロリとしてしまった。
Posted by ブクログ
この中で大好きなのは、解説の朝倉さんも挙げている「縁側日記」と「走れハロウィン」。
この二つはとにかくすごい!と思いました。
まだ北大路さんのエッセイを読んだことない。どんなの書くの?と思った人にはぜひこの二つだけでも読んでもらいたいです。
特に「走れハロウィン」の方は、日本でのハロウィンの浸透の仕方がよくわかって(笑)とても興味深いです。
Posted by ブクログ
北大路公子さん、初めまして。
おもしろかった。
日常の、わりとフツーのことをあんなふうにおもしろく描ける人って本当にステキ。
特に「走れハロウィン」大ウケ。とても共感できた。
Posted by ブクログ
北大路公子『流されるにもホドがある キミコ流行漂流記』実業之日本社文庫。
流行に鈍感な北大路公子が無謀にも流行モノに言及するという趣向のエッセイ集。珍しく文学的な文章で始まったエッセイだったが、次第にいつもの北大路公子のエッセイと化していく。
一番笑えたのはニッカウヰスキー余市蒸留所の真の姿を描いた『愛の館へ』だった。
Posted by ブクログ
流されるようで流されない!? キミコ節冴える名エッセイ!
好きなものは、おビールとお相撲とウニ蟹など。平和と安定を好むキミコ氏が、まったく興味のない「流行」に挑んだ!
人気アプリに触発された感涙の人情話「縁側日記」、某流行ランキングに従い、北陸新幹線に乗って金沢を目指す旅行記「いい日カニたち」、かの名作に想を得た物語「走れハロウィン」、北海道の土産についての考察と試食レポ「道産子土産考」など。
多彩な筆致を堪能できる傑作エッセイ集。
文芸ウェブサイト「ジェイ・ノベル プラス」での人気連載に、「つづき」や「その後」を加筆し、「いきなり文庫」で登場!
ベストセラー1位- カテゴリ か行の著者
ということで,ケメコ先生のエッセイ。ゆるさがうらやましいくらい好きです♪
Posted by ブクログ
相変わらずのクオリティ。
今回はいつものダラダラ日常ではなく、流行ハンターとしてのキミコさん。
とはいうものの、殆ど流行グッズの紹介にはなっていない。
文章が面白いからそんなことはどうでもよいのだが。
この人の書く文章は本当に面白いなぁ。
星は3.8くらいか。
この間読んだ、『晴れても雪でも』の方が面白かったので、星は3つとしておく。
Posted by ブクログ
相変わらずのキミコさんが、流行をおって様々な体験をする。何が何だかわからないまま体当たりでトライするものから、理解しているものの、全然合わないものまで、一貫してるのはとにかくいつでもお酒を飲むという事だけ。自虐と少しの後悔に爆笑しつつもうっかり術中にはまり次々と読んでしまうエッセイ本。
Posted by ブクログ
妄想の振れ幅がかなり大きくなっている。ちょっとやりすぎか。現実とのあまりの乖離に鼻白む場面が結構あった。本当に流されるにもホドがある。文面にはスランプを思わせる苦悶が滲み出ており深甚と伝わってくる。但し、全体としては非常によくできており楽しむには十分なコンテンツとボリューム。広々とした草原に横たわってそよ風に頬を撫でられている心地よさは、北海道の公子様ならではのもの。思わず包まれたくなった。
Posted by ブクログ
キミコ先生と流行というアンバランスな企画。WEB連載も読んでいて、会社で昼休みにプッと吹き出したりしていた。流されているようで、筆者の立ち位置はわずかも動いていない気がする。ブレない。すてき。しょーもなくて愛すべきエッセイたちに挟まれた「縁側日記」に感動し「走れハロウィン」には拍手を送りたくなった。これからも読み続けたいのでお身体お大事にしてください。
Posted by ブクログ
<独身、中年、女性、札幌・実家暮らし、相撲、ウニ、蟹、ビール、酔っ払い、佐藤浩市・・・>北大路公子 著「流されるにもホドがある」、2017.6発行です。流行ハンターとして、折々の「流行りモノ」についてのエッセイです。面白く感じるかどうかは、読み手の著者への許容度に左右されるのではないでしょうか~(^-^) 猫あつめに奮闘し、猫からたからものをもらう「縁側日記」良かったです!北大路公子さん、見た目は普通(隠れ肥満)だけど体脂肪率42%とのこと。一方、千代の富士は10%台だったそうです。