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解説の宮下奈都さんも悶絶! 人妻界の秘密を知っておののき、河童とのひと夏の感動的な邂逅を果たし、フェイスブックに「なりすましアカウントの削除」を申し立て、深夜に父の部屋から漏れ出るテレビの大音量と格闘する日々……。ビールを飲みながら妄想を膨らませるキミコの日記風爆笑&脱力エッセイ。あえて「見ない」という稀勢の里への応援、納豆パックに見る人類が進化を諦めた理由など、今回も笑いが止まらない!
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Posted by ブクログ
この文章のすごさはわかる人にしかわからないと思う。がっつりハマる人と全くツボらない人にはっきり分かれる気がします。 言ってみれば、どうでもいいことを、些末なことを、人が気にも止めないようなことをこれだけ手間隙かけて格調高く(笑)この長さで紡げるというのは特別な才能だと思います。 くだらないという人は...続きを読む同じことをできるのか?と思う。 笑いのツボを押さえるということの難しさは結局センスなんだなと感じます。 タイトルも秀逸。こんなタイトルの話の中身があんな話とは想像つくまい、というものばかり。 私は共感するあまり「ぞるぞる」の数ページを音読しました(笑)
エッセイというより、コラムと言ったほうが良い位、1話1話が長めに構成されている一冊です。 「世界でもっとも遠い15歩」が一番好き。 ほとばしる妄想、溢れ出るユーモア、いつもの言い訳、脳内会話炸裂、といつも変わらぬ安定的な面白さが詰まっています。
疲れた夜眠る前に読んでは独りで大爆笑しました。特にお風呂に入るまでのは共感して爆笑し、お父様のテレビとの闘いに爆笑しました。人生に疲れきった時にまた拝読したいです。
北大路公子先生によるエッセー。日常生活や最近の出来事といった些細なお話をきっかけに、妄想に妄想を重ねて、誇大妄想でどんどんお話が大きく展開していきます。読んでいて本当に楽しい。
感想 身の回りでも面白いことは起きている。足りないのは観察力。今日の夕飯を考えている昼下がり、お風呂にお湯を溜めている時間。少し目を凝らす。
一体この本をいつ読めば良いのでしょうか 公共機関で読めば、一人で笑っている変な人だと思われてしまいます 夜寝る前に読めば、やめ時がわからなくて次の日寝不足になってしまいます 絶対カフェでは読めません なんで、こんなに面白い文章が書けるのですか? いつ読むのが正解の本なのか誰か教えてください
私はこの本を電車で読んでいて、気づくと、普通に声出して笑っていました。 日常のちょっとしたこと(ちょっとした違和感)から、筆者の想像力は果てしなく広がり、もともとの事象から遠く離れた物語が進んでいく。 それは違和感の連続であり、「もしも」の仮定の連続であり、壮大なる「ボケ」だ。 筆者はそのフィク...続きを読むション(ボケ)に対して、自ら的確なツッコミも入れ(ボケツッコミ?)I、笑いに昇華している。 中々非凡な才能である。 河童の話が特にかわいらしく、物哀しく、良かったです。 それぞれの短編が一遍の小説になる要素を持っていると思うのですが、これがそのまま小説になって面白いかというとまたそれも違うと感じた。 それは、この本のストーリーの持つ面白さと、ある意味的確な説明が、「言葉では表せないモヤモヤした何か」を表す小説とで、ギャップがあるからなのではないか。 筆者が作るストーリーに何だかわからないカオスを追加するととんでもない小説ができるのではないかと思う。
やはり、クスリと笑ってしまいます。日常生活を切り取って笑いに変えてしまう筆力は圧倒的。本書では、勉強にもなりました。(補聴器が異様に高価な代物だということに)宮下奈都さんの解説も程よい感じです。
北大路さん、おもしろいです。 これはエッセイなのか。 北大路さんの妄想から発展した、もうほとんど小説ではないのか。 納豆のくだりも笑えた。 パックをあけて食べるまでの描写はあるある感満載で、納豆を食べたことがある人は誰でも経験してることだと思うけど、それをあんなにも面白く描けるなんて。 なんだろ...続きを読む、そういう表現を絞り出してるわけじゃなくて、たぶんフツーに北大路さんの頭から出てきた言葉がおもしろいんだろうなーと思う。 それとも実は頑張っておもしろい表現をしようと思って、苦労しておられるのだろうか。 一度ぜひ聞いてみたいところだ。
北大路公子『私のことはほっといてください』PHP文芸文庫。 日常生活をテーマにした面白エッセイ集。面白い、面白いのだが、『生きていてもいいかしら日記』の衝撃は超えていない。ネタが尽きたのか他愛もないテーマを猛烈に膨らませているようにも思う。それが妄想エッセイたる所以なのだろうが、一歩間違えば松居一...続きを読む代になりかねないと心配したり。あっ。タイトルからして、心配は大きなお世話か!(^_^)
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