【感想・ネタバレ】私のことはほっといてくださいのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

この文章のすごさはわかる人にしかわからないと思う。がっつりハマる人と全くツボらない人にはっきり分かれる気がします。
言ってみれば、どうでもいいことを、些末なことを、人が気にも止めないようなことをこれだけ手間隙かけて格調高く(笑)この長さで紡げるというのは特別な才能だと思います。
くだらないという人は同じことをできるのか?と思う。
笑いのツボを押さえるということの難しさは結局センスなんだなと感じます。
タイトルも秀逸。こんなタイトルの話の中身があんな話とは想像つくまい、というものばかり。
私は共感するあまり「ぞるぞる」の数ページを音読しました(笑)

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2022年11月02日

Posted by ブクログ

エッセイというより、コラムと言ったほうが良い位、1話1話が長めに構成されている一冊です。
「世界でもっとも遠い15歩」が一番好き。
ほとばしる妄想、溢れ出るユーモア、いつもの言い訳、脳内会話炸裂、といつも変わらぬ安定的な面白さが詰まっています。

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2020年12月12日

Posted by ブクログ

疲れた夜眠る前に読んでは独りで大爆笑しました。特にお風呂に入るまでのは共感して爆笑し、お父様のテレビとの闘いに爆笑しました。人生に疲れきった時にまた拝読したいです。

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2020年03月04日

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北大路公子先生によるエッセー。日常生活や最近の出来事といった些細なお話をきっかけに、妄想に妄想を重ねて、誇大妄想でどんどんお話が大きく展開していきます。読んでいて本当に楽しい。

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2017年08月04日

Posted by ブクログ

感想
身の回りでも面白いことは起きている。足りないのは観察力。今日の夕飯を考えている昼下がり、お風呂にお湯を溜めている時間。少し目を凝らす。

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2024年01月06日

Posted by ブクログ

ちょっと小説っぽい部分もありながら、いつもの面白いエッセイでもあって、楽しく読み終わりました。
相撲の話、自分が応援しないと勝つ理論は何となくわかる。
いつかサイン会にも行ってみたいです。

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2023年04月05日

Posted by ブクログ

一体この本をいつ読めば良いのでしょうか
公共機関で読めば、一人で笑っている変な人だと思われてしまいます

夜寝る前に読めば、やめ時がわからなくて次の日寝不足になってしまいます

絶対カフェでは読めません

なんで、こんなに面白い文章が書けるのですか?
いつ読むのが正解の本なのか誰か教えてください

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2022年04月11日

Posted by ブクログ

私はこの本を電車で読んでいて、気づくと、普通に声出して笑っていました。

日常のちょっとしたこと(ちょっとした違和感)から、筆者の想像力は果てしなく広がり、もともとの事象から遠く離れた物語が進んでいく。

それは違和感の連続であり、「もしも」の仮定の連続であり、壮大なる「ボケ」だ。
筆者はそのフィクション(ボケ)に対して、自ら的確なツッコミも入れ(ボケツッコミ?)I、笑いに昇華している。
中々非凡な才能である。

河童の話が特にかわいらしく、物哀しく、良かったです。

それぞれの短編が一遍の小説になる要素を持っていると思うのですが、これがそのまま小説になって面白いかというとまたそれも違うと感じた。

それは、この本のストーリーの持つ面白さと、ある意味的確な説明が、「言葉では表せないモヤモヤした何か」を表す小説とで、ギャップがあるからなのではないか。

筆者が作るストーリーに何だかわからないカオスを追加するととんでもない小説ができるのではないかと思う。

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2018年06月22日

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ネタバレ

相変わらずの公子さん。この笑いのセンス、本当に非凡。なぜ公子さんのまわりは、こういうネタに溢れているのだろう。湯煎の発想はなかったなぁ。確かに湯煎。お父さんもなかなかのお人柄☆さすが公子さんのお父さん。タイムリーなテレビの放送に爆笑でした。そんな偶然ある?あるんだろうなぁ、公子さんだから。人前では読まれないことを強くおすすめして、ぜひもっと公子さんファンを増やしたいと思う♪公子さんの担当さんも大変そうに思うけれど、エッセイ読んでいたら、なんだか楽しそう。てかツワモノ。そうじゃなきゃ勤まらないんだろうな…笑

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2018年04月28日

Posted by ブクログ

やはり、クスリと笑ってしまいます。日常生活を切り取って笑いに変えてしまう筆力は圧倒的。本書では、勉強にもなりました。(補聴器が異様に高価な代物だということに)宮下奈都さんの解説も程よい感じです。

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2017年10月07日

Posted by ブクログ

北大路さん、おもしろいです。

これはエッセイなのか。
北大路さんの妄想から発展した、もうほとんど小説ではないのか。

納豆のくだりも笑えた。
パックをあけて食べるまでの描写はあるある感満載で、納豆を食べたことがある人は誰でも経験してることだと思うけど、それをあんなにも面白く描けるなんて。
なんだろ、そういう表現を絞り出してるわけじゃなくて、たぶんフツーに北大路さんの頭から出てきた言葉がおもしろいんだろうなーと思う。

それとも実は頑張っておもしろい表現をしようと思って、苦労しておられるのだろうか。
一度ぜひ聞いてみたいところだ。

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2017年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

解説の宮下奈都さんも悶絶! 人妻界の秘密を知っておののき、河童とのひと夏の感動的な邂逅を果たし、フェイスブックに「なりすましアカウントの削除」を申し立て、深夜に父の部屋から漏れ出るテレビの大音量と格闘する日々……。ビールを飲みながら妄想を膨らませるキミコの日記風爆笑&脱力エッセイ。あえて「見ない」という稀勢の里への応援、納豆パックに見る人類が進化を諦めた理由など、今回も笑いが止まらない! 文庫オリジナル。

凄いと思う。ゆるゆるだけど凄い!…のかなぁ??

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2017年08月09日

Posted by ブクログ

もはや中毒になりつつあるキミコさんのエッセイ。
今回は河童の話が一番よかったなあ。
そんな出会いと別れ!私もしてみたい。
中島みゆきの「悪女」に関する考察もなかなか。私は詩を読んだ限りでは「マリコという女友達に自慢してる」んじゃないかと思った。
あと、納豆が食べたくなりました。

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2017年07月18日

Posted by ブクログ

たまにプーっと吹き出す面白さ。
家で一人で読むべき本(^^)

妄想がどんどん膨らんで、
まるで小説のようなのに
作者のリアルな話に帰着する。
不思議な面白さがあります。

人妻界の秘密
FBなりすましアカウント
河童とのひと夏の出会い

の話がお気に入りです。

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2023年02月23日

Posted by ブクログ

声を出して笑える文庫本。そのへんは他の方のレビューどおりです。

他人の思考から学びを得るのが本の醍醐味だとすれば、「私のことはほっておいてください」の著者、北大路公子さんの頭の中を覗き見ることで、得られることは特に無いし、ひょっとすると「この人、いつも昼酒してて体壊さないのかな」とか「そこそこ収入はありそうなのだから、早く結婚すればいいのに」とか、余計な心配するだけかもしれないけれど、そもそも、そんなこと一番気にしているのは、北大路さん御本人だし、むしろ、自堕落な生活やちょっと癖の強い妄想を、ここまで思いっきり赤裸々かつ明け透けに書かれると、むしろ清々しい。

お酒の失敗エピソードが多いが、佐藤浩市愛と、相撲愛がにじみ出ている下りが個人的に好き。特に稀勢の里に対する「積極的に忘れる」という応援のあり方が画期的で、「自分が観戦していると贔屓のチームが負ける」というジンクスを感じている自分には共感ポイント。
(「生きていてもいいかしら日記」の「あまのにゅう」の面白さと匹敵のエピソードと思う)
フェイスブックのなりすましアカウント対策では、解決策が見つかりそうなところまでたどり着いて、そもそも自分の本名が「北大路公子じゃない」ことに愕然とした場面などは、こちらも仰け反る。

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2022年12月04日

Posted by ブクログ

人妻界の秘密、河童との出会いと別れ、フェイスブックなりすましなどの日常エッセイ。文庫オリジナル。

今回は笑うポイントはそんなに…。
妄想から突然短編小説が始まるものが多く、書く枚数が足りなくてこうなったのかなーと思うところも。
でも表現や文章はほんとに上手いなぁと感じる。小説も書けそう。
最後は相変わらずの感じで終わったのは笑った。

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2021年05月20日

Posted by ブクログ

北大路さん四冊目。読める限りは全部読むんだろうなぁ。
これまではほぼほぼ日記という形式だったけれど、これはエッセイなので、1つの話題が比較的長めに続いている。
で、それが合うか合わないかは、相性があるよなぁ、と。

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2020年09月19日

Posted by ブクログ

なんでもない日常。どこまでいってありふれた生活は変わらない。中には握手会などという非日常ビッグイベントもあるのだが、これまた何でもない普通の日常になっている。北海道の果てにあっても、どこまでいっても地続きな親近感がある。あり得ないほど強い先輩風が頬に心地よく冬の魅力を存分に楽しませてもらった。

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2019年05月11日

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ネタバレ

解説の宮下奈都さん「北大路さんの本の解説など野暮以外の何者でもない。解説できるようなら北大路さんの本じゃないとさえ思う。」その通り、説明できないけど、今回も笑ったり脱力したり楽しませてもらいました(解説は勿論面白かったです)。酔っ払いエピソードが減って来たのはちょっと寂しい。「人妻界の秘密」は、本当にそういうもんなのかしら。。衝撃。

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2018年05月29日

Posted by ブクログ

すごく好きというわけではないのに、なんとなく気になって、出ると読んでしまうこのシリーズ。妄想エッセイなら断然しをんちゃんが好みで、これはなんか、どこがどうとうまく言えないが、ちょっと違う気がする。

だが、今回「あ、そうそう!私もそれはずーっと気になってた」と激しく同感したことがあって、それは中島みゆき「悪女」の歌詞について。(もう三十年前の曲だって。北大路さんも「電卓で計算しなおした」と書いてたけど、ほんとにまあ、そんなに前なのか。)この曲のヒロインはなんで自分の部屋に帰らないのか?「マリコの部屋に電話」してるのはどんなシチュエーションなんだ?実に不思議である。名曲だけど。

他に笑ったのが、フェイスブックの「友達」というものについて痛烈に皮肉ったくだり。あれって本当にヘンだよ。

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2018年04月25日

Posted by ブクログ

今まで読んだキミコさんのエッセイ本の中で、一番ちゃんとしていました。いや、違うな。ちゃんとしてはいないんだけど、飲んだくれ日記ではなかったというか(笑)。

妄想部分は、もはやちょっとした短編小説。私も河童の話をもっと読みたいです!
面倒臭がって書かないだろうけど、キミコさんが普通の小説を書いたら名作になりそうなんだよなー。エッセイだけでは勿体ない文才。
でも・・・書かないんだろうなぁ~(笑)。

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2017年08月09日

Posted by ブクログ

解説の宮下奈都さんが北大路公子さんの作品を「エッセイなのか、小説なのか・・・?」と仰ってました。「妄想エッセイ」なんですよね(^-^) 「私のことはほっといてください」、2017.7発行です。半裸妻を描いた「自由への戦士」、とても暑い日の恋人たちを描いた「北海の盗み見の白熊、敗北す」、そして、納豆パックの進化を描いた「人類が進化を諦めた日」が秀逸かなと感じました(^-^)

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2017年08月05日

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