日明恩のレビュー一覧

  • エール!(3)
    様々な職業をテーマに、様々な作家さんが競演したアンソロジーの第3弾。
    たまたま好きな作家さんが多かったので、第3弾からいきなり読み出したが、美術作品の運搬の方の話や、ベビーシッター、新幹線の清掃員の話が特に面白かった。
    それぞれの作家さんの得意分野の作品が読めたのも、とてもお得な作品集だったと思う。...続きを読む
  • 埋み火 Fire’s Out
    前作 鎮火報 に続いて登場人物達がとても魅力的。裕二の父親は嫌いだけど。数ペーシでこんな嫌いってすごい!
    長いくどいと言われる消防の詳細説明も私はさくっと読める。確かに長いけど。
    最後の終わり方が気になるあと引く感じなので 続編を読んでからまた感想をまとめたい。
  • そして、警官は奔る
    田舎に住んでいる私が、たまたま滞在していた蒲田・大森でこの本を読むとは何という偶然。今回の相棒「和田さん」も、なかなかクセのある人物ではあるけど結構好きかも?相変わらずの潮崎さんもいいですね。この次も楽しみです。
  • そして、警官は奔る

    そして、警官は奔る

    登場人物が、それぞれ個性的で、人間味がある。シリーズを読むたび、次を読みたくなります。
  • 啓火心 Fire’s Out
    都内で、覚せい剤の密造所と見られる建物からの出火が相次いでいた。焼け痕からはなぜか、多量のペットボトルやメタンの成分が検出される。ただでさえ危険なはずの現場にどうしてそんなものが?麻布消防署飯倉出張所に異動した若手消防士・大山雄大は、密かに調査を開始する。だがそれが、六本木界隈の危険な奴らを刺激し、...続きを読む
  • エール!(1)
    編集者のあとがきにあるように、働く女性を応援する一冊。
    色んな職業の話を知れることに加えて、仕事の楽しさと苦悩と複雑な気持ちを読める本。
    2.3も読もうと思う。
  • エール!(3)
    伊坂幸太郎目当てに借りたのだが、日明恩にぐっときた。

    しかしこれ「たちもり・めぐみ」とはとうてい読めないゾ。

    パソコンで全然変換してくれないし、「にちあかるいbs(バックスペース)bsおん」でやっと変換した。

    めぐみはいいよ。変換してくれるから。でも、たちもりはねーべ。

    警察や消防のリアルを...続きを読む
  • エール!(3)
    ■原田マハ「ヴィーナスの誕生 La Nascita di Venere」(美術品輸送・展示スタッフ)
    ■日明 恩「心晴日和」(災害救急情報センター通信員)
    ■森谷明子「『ラブ・ミー・テンダー』」(ベビーシッター)
    ■山本幸久「クール」(農業)
    ■吉永南央「シンプル・マインド」(イベント会社契約社員)...続きを読む
  • エール!(1)
    お仕事小説アンソロジー。主人公たちはそれぞれ挫折して次への一歩を踏み出す。それぞれの仕事の華やかさ、収入、暗部を描いていて面白かった。「六畳ひと間のLA」の小柴さんには涙が溢れた。人生をやり直したくて英語の勉強を始め、なかなか成果が出ない中でかほり先生とのメール交換は心の支えだったんだろうなぁ。
  • ロード&ゴー
    元暴走族という過去を持つ消防隊員、生田は、周囲も認めるベテランの運転手。だが、二ヶ月前に異動してからは、慣れない救急車のハンドルも握らなければいけなくなり、今は勉強の日々。そんなある日、路上で倒れていた男を車内に収容したところ、突然、その男、悠木がナイフを手に仲間の救急隊員を人質にとる。同じ頃、警察...続きを読む
  • ロード&ゴー
    おもしろかった。
    鎮火報シリーズよりもハラハラドキドキした。

    でも、たらい回し等の救急医療の問題は現実問題としてあるわけで、、決して他人事ではなく、、いろいろ考えさせられた。
    難しい問題だと思う。

    もっと救急医療をテーマにした作品が読みたい。
    本作もシリーズ化して欲しいな。
  • エール!(1)
    今回は坂木さんと拓未さん以外は知らない作家さんだったけどそれぞれに良かったなぁ。
    別の作家さんが書いてる話と少しだづつ繋がってるのか
    読んでて楽しい
    でもやっぱり坂木さんのジャグジー・トークが一番好きだった
  • 優しい水
    ひとりぼっちの洋はある日川で捨てられていた熱帯魚を発見した。
    しかし、保護した翌日魚達は死滅していた。
    水を調べてみると、そこにはニョロニョロした細菌がうごめいていた。

    日明さんの新作が読めて幸せ…。
    これまでの作風と少し変わっているものの、少しずつ悪い方向へ転がり落ちていく展開が面白かった。
  • エール!(3)
    小春日和/日明恩 ☆5
    災害救急情報センター通信員

    ラブ•ミー•テンダー/森谷明子 ☆4
    ベビーシッター

    シンプル•マインド/吉永南央 ☆3
    イベント会社契約社員

    彗星さんたち/伊坂幸太郎 ☆4
    新幹線清掃スタッフ
  • 優しい水
    最後のページをめくった瞬間キョトンです。ページを読み飛ばしたのかと、前のページを確かめるが、やはりおしまい。モヤモヤがハンパない。

    生物パニック的なものに分類されるのでしょうか。序盤から読みやすく入り込めました。パニックへの布石が散りばめられていて、うわーと思いつつドキドキとハラハラが追っかけっこ...続きを読む
  • エール!(1)
    頑張る女性のお仕事小説アンソロジー。どの作品の主人公にも共感できて面白かった。仕事はしんどいことばかりだが、こういう、この仕事していてよかった!という一瞬のために頑張ってるんだよなと思う。男女平等といわれつつ、どうしても性別で制約をうけることもあるなか、まっすぐに仕事に取り組む女性は格好いい。
  • ロード&ゴー
    東京に渦巻く、救急事情を赤裸々にスピーディーに描いた作品。救急が現在抱える問題をストーリーの中で読ませてくれる。医療的な知識がなくても充分に楽しめる内容。
  • エール!(1)
    働く女性が苦労するも、頑張る姿を描く短編集。
    それぞれの作家がそれぞれの職業を描きます。
    平山さんの通信教育の英語講師の話と
    近藤さんのツアコンの話が好きです。
  • エール!(2)
    最後に2を読みました。
    じつは垣谷 美雨さんの「心の隙間を灯で埋めて」の冒頭、遺品整理業のすさまじい描写に出会って、ちょっと臆しました。でも、作品としてはこれがいちばん印象に残りました。
    PCで簡単なデザインをするパートをしたことはあるけれど、夫の死後、まったく未知の仕事に、しかも身内の会社に救われ...続きを読む
  • エール!(1)
    「お仕事小説アンソロジー」ですが、主人公は女性です。働く女性へのエール、なのでしょうか。
    自分の才能を頼みに仕事すること、プロフェッショナルとしての技術をもって臨むこと、女性だからといってできない仕事は少なくなったけれど、それでも女性だから悩んでしまうことや、心細い事が、正直あると思います。
    作中の...続きを読む