日明恩のレビュー一覧

  • 埋み火 Fire’s Out

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    ネタバレ

    日明恩による消防士の活躍を描くシリーズ第二作。
    相変わらず口では日勤消防士を目指すといいながらも、第一作と比較しても随分まともな消防士となった雄大。後輩消防士の香川との仲がギクシャクしていたり、自衛官出身の星野がいなくなってたり、何より漆黒の引きこもり中年・守がいないなど、前作からの違いが経過した2年を物語る。
    本作では雄大の親友・裕二が勤める工務店の、完成間近の建物だけを狙った放火事件や死者が出ているのになぜか近隣に被害を及ぼさない程度の失火が相次ぎ、それらの謎に雄大と裕二が迫っていく。
    当たり前ではあるが、消防士はチームで救助活動を行うため、誰かが足を引っ張るとみんなが危険にさらされる。そ

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    2015年10月16日
  • それでも、警官は微笑う

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    日明恩のそれでも、警官は微笑うを読みました。
    日明恩のデビュー作の刑事物のミステリーでした。

    無口で武骨な武本刑事と名家の出身でおしゃべりな潮崎警部補の二人は密造拳銃のルートを探すために犯人を追っていました。
    ところが、そこに麻薬捜査官の宮田という邪魔が入ってしまいます。
    何とか犯人を検挙した武本と潮崎はその犯人から密造拳銃の販売ルートを解明しようとします。

    宮田の恩師の泉は5年前に麻薬を打った状態で自殺していたことから犯罪者として糾弾されてしまいました。
    このため、宮田は泉の汚名を返上するために事件の捜査を続けていたのでした。

    二人の捜査が進んで密造拳銃のルートの糸口がつかめてきた矢先

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    2015年08月22日
  • 埋み火 Fire’s Out

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    とある赤羽の消防士視点の一人称語りで、ある意味ライトノベル。前半は、老人宅での連続不審火焼死の真相を調べるべく奔走する。これが半分くらいで終わってしまい、あとは若者たちの友情、家族とは、友達とは?みたいな説教臭い話になる。

    作者も文中で書いているが、主人公(つまり、一人称視点の主)は馬鹿なので、しゃべる語彙がものすごく少ない。その反面、普通の文中(つまり、自分の考えていること)は非常に多弁で苦悩が有るというギャップは面白い。

    文章は口語的に書かれていることも影響し、「てにをは」や主語の省略が多用されるため、読み始めてペースに乗るまで、相当鍛錬が必要な文である。

    また、主人公の思考には非常

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    2015年08月11日
  • エール!(3)

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    伊坂さん目当てで購入。

    最初、どこか伊坂さんぽくないなぁと思ったのは、女性が主人公だからかな。何人かの語り手のなかに女性がいるパターンはあったけど、完全に女性が主人公と言うのは、伊坂さんでは珍しい気がします。設定もぶっ飛んでなくて、どうなのかなーと思い始めた頃に楽しませてくれるあたり、さすがですね。今回は他の作家さんの話とリンクしてたりして、この遊び心溢れるところが、やっぱりこの人が好きだと思わせてくれる。

    他の作家さんもとても良かったです。皆さん職業のチョイスがいい。華やかさはないけど、裏方で大事な役割を果たしてるような、普段全く意識したことないような仕事が多くて。こんな仕事もあるのか、

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    2015年02月05日
  • エール!(3)

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    森谷明子「ラブ・ミー・テンダー」 が個人的に一番すき。
    伊坂幸太郎「彗星さんたち」 はさすがだった。

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    2014年09月25日
  • ロード&ゴー

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    爽やかな小説です。
    テンポも良いのでグングン読めました。
    救急隊員も大変なんだな。
    普段はあまり気にしない、職業の話なので新鮮でした。

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    2014年09月13日
  • 鎮火報 Fire’s Out

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    ミステリー小説の要素も入った若手消防官の成長物語。ずっと主人公の1人称での語りで展開していき、非常に軽い文体。ただ、分量が多いのですいすい読めるというわけにはいかなかった。読後、少しやるせない思いになりつつも、ほっこりとした気分になれた。消防士や入国警備官の普段の仕事の実態もよくわかり、面白かった。

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    2014年03月02日
  • ロード&ゴー

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    面白かった♪
    消防士シリーズの第2弾が、思ったほどでもなかったので、あまり期待せずに読んでたら、これがかなり良かった。期待しないほうがイイのかも知れないw とか思ったりもして。
    ハッキリ言ってしまうと、ヒット映画からのパクリネタで出来ています 【「新幹線大爆破」&「スピード」、および「誘拐 (邦画)」】 が、それでも良く出来ている作品。冒頭、救急隊の日常から始まり、一転して大事件発生からの劇場型犯罪に巻き込まれ、最後はちょっとやり過ぎ感がありまくる展開でしたが、キャラも立ってて、後日談もいい感じ。
    一気読み出来るジョブもの。

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    2013年12月20日
  • 鎮火報 Fire’s Out

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    警察小説読み過ぎてたので、消防士の世界は
    ちょっと新鮮だった。
    ビール飲んでバイクに乗ってはいけないと思う。

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    2013年10月17日
  • そして、警官は奔る

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    シリーズ第2作。
    人身売買に不法滞在、それを取り巻く法律。どうにかしたいのにどうにもできないもどかしさ・やるせなさがたまらなく重かった。。小菅にも和田にも共感できる。
    多くの人を助けるのに、罪になってしまう。逆に、明らかに多くの人を傷つけているのに、たいした罪に問えない。読みながら眉間のしわが取れなくなりそうになる。
    潮崎の明るさと武本の一本気質に救われた。

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    2013年10月12日
  • それでも、警官は微笑う

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    始まりには面食らったけど、良かった。武本と潮崎のやり取りも面白く、麻薬捜査官たちも良かった。
    でも、いつも明るい潮崎が裏で一人耐えているのは痛々しかった。
    みんなそれぞれ納得できる結果は得られなかったのに、不思議ともやもや感は残らず。女性は強し。。

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    2013年10月11日
  • ロード&ゴー

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    今まで救急車のサイレンはよく聞くけれど、そして運ばれていく人たちの事は、野次馬根性で、気になるけれど、救急車に乗って助けに来てくれる救急隊員を思う事は、ほとんどなかった。
    このお話を読んだら、様々な制約の中でも、人命救助を一番に考え行動する、その崇高な精神に感動。
    また今の制度の問題点も色々わかって、様々な点で考えさせれた。

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    2013年08月05日
  • ロード&ゴー

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    救急車ジャックに爆弾、人質、タイムリミット付きで目的地まで疾走と
    エンターテイメントな内容盛りだくさんで楽しめました♪
    救急車や救急隊、無線についての知識も得られるし、
    その薀蓄が物語のスピード感を削がない絶妙な按配でナイス。
    事件の当事者だけでなく、周囲で事件に関わる人物の視点からも語られるので
    物語に厚みが感じられる。
    犯人の動機とそれに関する隊員たちの心情がやるせない。

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    2013年05月20日
  • ロード&ゴー

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    二か月前、渋谷消防署恵比寿出張所に異動となった消防隊機関員の生田は救急車の運転をも担当することとなる。ある日、出動中に収容した男が生田たちの乗る救急車をジャックし、爆弾事件を起こす。マスコミ、警察を巻き込みながら、犯人の設定した爆弾爆破のタイムリミットの中、街を疾走する救急車は目的地まで辿り着くことができるのか?また犯人の真の目的は?
    下調べが素晴らしく医療関係者、消防関係者が読んでもその内容は読み応えがある。アマチュア無線との絡みが単調さを打ち消しおもしろさを増している。ノンストップの展開は読み手を一気に引き込み最後まではなさない。最後の展開の無理矢理さはともかく社会的問題に切り込みながら興

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    2013年04月26日
  • それでも、警官は微笑う

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    羽川のぞみと和田弘一いうキャラクターが生きてますね。前回より身近で後味悪いテーマが、潮崎くんでカバーされてます。

    住んでる地域と近い話は、場所がイメージできていいですね。渋谷とか池袋とか、知ってるけど知らないんだよねー。

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    2014年01月05日
  • そして、警官は奔る

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    武本・潮崎コンビがだんだん噛み合っていくのがいいですね。とくに潮崎くんは読者も最初ワケワカンナイ人物像で描写されてて、武本の理解が進むに従ってこちらもまっすぐ見られるようになる。

    アクションが派手な割には物語としては地に足ついていて、それでいて他の警察小説のような陰鬱さがないので、エンタメとしてもちょうどいいんじゃないでしょうか。

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    2013年01月25日
  • 埋み火 Fire’s Out

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    相変わらず不思議な世界観をもった作者だと思った。老人の放火による自殺をモチーフにしつつ、根底に流れるテーマは親子関係だ。

    親が子供のことを思う気持ち、子が親を思う気持ち、これらは恋愛以上に普遍のテーマであろう。

    この本で一番感動したのはやはり主人公の母親である民子の以下の台詞である。

    「親がいないと子供は生まれない、でも子供がいなきゃ、親にはなれないものよ。あんたがいて、あたしは初めて親なの。.....だからね、感謝するのは私の方。...」

    いつか、子供たちに言ってあげたい。

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    2013年01月16日
  • ロード&ゴー

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    日明恵の本は4冊目。
    以前に読んだ「鎮火報」「埋み火」に続く消防隊・救急隊のお話。
    現実社会の現状も書かれた消防士・救命士の心あたたまる、またスリルある展開にドキドキした。

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    2013年01月11日
  • ロード&ゴー

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    ネタバレ

    ホントにノンストップでスピード感があり、最後まで退屈させない作品だった!
    救急車がジャックさるという事件がどれだけ作品を引っ張れるのかと思っていたが、事件性も人間関係もしっかりと読ませるストーリーが練り込まれているし、過去の作品同様、救急隊員という職業についても掘り下げられている。
    『鎮火報』『埋み火』からのスピンオフということで、生田に馴染はあったものの、今までのサブで培ったキャラを損なわず主役格としても十分な存在感を発揮していた。
    …奥さんが元警察官だとは思わんかった。。。

    物語的にも『鎮火報』『埋み火』のスタイルを踏襲しているのか、エンターテイメント性を表に出しながらも、その軸には救急

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    2012年12月26日
  • ロード&ゴー

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    最後のほうは、なんでしょう、テレビドラマの無理やり感といいますか。気持ちの良い人たちがたくさん出てきて、元気の出る話です。

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    2012年12月24日