日明恩のレビュー一覧

  • エール!(3)
    シリーズ1のあと、3を読みました。
    どの女性たちも一生懸命お仕事していて、ほんとにエールを送りたくなります。美術品輸送、災害緊急情報センター、新幹線清掃、ベビーシッターなどの、仕事の裏側を知る楽しさも味わいました。
    知らなかった作家さんとの出会いがあるのも楽しみでした。
  • ロード&ゴー
    元暴走族という過去を持つ消防隊員、生田は、周囲も認めるベテランの運転手。だが、二ヶ月前に異動してからは、慣れない救急車のハンドルも握らなければいけなくなり、今は勉強の日々。そんなある日、路上で倒れていた男を車内に収容したところ、突然、その男、悠木がナイフを手に仲間の救急隊員を人質にとる。同じ頃、警察...続きを読む
  • エール!(2)
    働く女性アンソロジー、第二弾。
    今回は、下記のラインナップ。
    スイミングインストラクターが主役の「ジャグジー・トーク」…こうやって言い合える同期がいるのは良いよね。いるだけで大分気分が楽になる。
    社会保険労務士が主役の「五度目の春のヒヨコ」…これ良かったな。ミステリーっぽい雰囲気もあり、飽きのこな...続きを読む
  • エール!(1)
    6人の人気作家が異なる職業を持つ女性をテーマに書いたアンソロジー。漫画家、通信講座の講師、プラネタリウム解説員、ディスプレイデザイナー、スポーツライター、ツアーコンダクター。
    この仕事にはこんな裏側があるのか、と素直に新鮮に感じて面白かったし、何より、働く女性として、「あー、わかる!」という部分がい...続きを読む
  • ロード&ゴー
    救急車に乗る人達が人質事件に巻き込まれる話。
    結局は犯人側からすると善意の事件として落ち着くが、社会に対して問題提起しているのは確実に読み取れる。根底は人情物なので最後の大円団はちょっと白けるところはあるが、それぞれの職種の専門性が垣間見れるのは興味深い。
  • 鎮火報 Fire’s Out
    消防署を舞台とした青春お仕事小説かと思いきや、やはり「警官」シリーズをものする著者ならではの、登場人物それぞれにキャラが立ち、そしてサービス精神てんこ盛り、業界情報満載、一味も二味も違うエンターテイメントだった。
    何しろ、売り言葉に買い言葉の勢いで「あくまで楽して得するためだけ」で、消防士になった元...続きを読む
  • ロード&ゴー
    救急車がハイジャックされるお話。面白かった!
    最初は救急車の説明が中心。その中で命を扱っているのは医師や看護師さんだけではないのだと知りました。救急車がいかに迅速に対応できるかということにかかっている命も沢山あるということ、考えさせられるお話でした。
  • 埋み火 Fire’s Out
    日明恩による消防士の活躍を描くシリーズ第二作。
    相変わらず口では日勤消防士を目指すといいながらも、第一作と比較しても随分まともな消防士となった雄大。後輩消防士の香川との仲がギクシャクしていたり、自衛官出身の星野がいなくなってたり、何より漆黒の引きこもり中年・守がいないなど、前作からの違いが経過した2...続きを読む
  • それでも、警官は微笑う
    日明恩のそれでも、警官は微笑うを読みました。
    日明恩のデビュー作の刑事物のミステリーでした。

    無口で武骨な武本刑事と名家の出身でおしゃべりな潮崎警部補の二人は密造拳銃のルートを探すために犯人を追っていました。
    ところが、そこに麻薬捜査官の宮田という邪魔が入ってしまいます。
    何とか犯人を検挙した武本...続きを読む
  • 埋み火 Fire’s Out
    とある赤羽の消防士視点の一人称語りで、ある意味ライトノベル。前半は、老人宅での連続不審火焼死の真相を調べるべく奔走する。これが半分くらいで終わってしまい、あとは若者たちの友情、家族とは、友達とは?みたいな説教臭い話になる。

    作者も文中で書いているが、主人公(つまり、一人称視点の主)は馬鹿なので、し...続きを読む
  • エール!(1)
    お仕事小説のアンソロジーシリーズ第一弾。特に良かったのは、『イッツ・ア・スモール・ワールド』かな。最後の『終わった恋とジェット・ラグ』はダイエットと英語の勉強はよく似ている…の冒頭分で通じるものがありストーリーも面白かった。第2弾も愉しみ。
  • エール!(3)
    伊坂さん目当てで購入。

    最初、どこか伊坂さんぽくないなぁと思ったのは、女性が主人公だからかな。何人かの語り手のなかに女性がいるパターンはあったけど、完全に女性が主人公と言うのは、伊坂さんでは珍しい気がします。設定もぶっ飛んでなくて、どうなのかなーと思い始めた頃に楽しませてくれるあたり、さすがですね...続きを読む
  • エール!(1)
    碧野圭さんの作品が読みたくて借りた本なんだけど、どの著者の作品も良かった!働く人へのエール!ってことで色々な仕事が出てきて面白い☆シリーズ化してるようなので他のも読んでみようっと。
  • エール!(3)
    森谷明子「ラブ・ミー・テンダー」 が個人的に一番すき。
    伊坂幸太郎「彗星さんたち」 はさすがだった。
  • エール!(1)
    近藤史恵のラストが良すぎた。元カレ騒動がメインかと思いきや『そっちで締めたか~!』と。やられた。
    全体的に『エール!(3)』より好印象。次は(2)を読む。
  • ロード&ゴー
    爽やかな小説です。
    テンポも良いのでグングン読めました。
    救急隊員も大変なんだな。
    普段はあまり気にしない、職業の話なので新鮮でした。
  • エール!(1)
    仕事頑張ろうって思える本。短編集だけど、他の話のキーワードがちらほら出てきて微妙にリンクしているのがいい。
  • エール!(2)
    坂木司で検索して見つけた本。6編のアンソロジー。働く女性を応援する、がコンセプトみたいで、いろいろな仕事が出てくる。微妙につながりがあるとこもいい。怪我をさせるというミスを犯した私にもタイムリーな本だった。そして、もっとがんばらなくていいというか、ニートの本を読んだばかり、という点でもタイムリー。最...続きを読む
  • エール!(3)
     心晴日和がよかった。消防士になって現場で働きたいのになかなっ叶わず、悶々としている主人公。さえない男の意外な一面を見て、自分の情けなさに気づく。実際は、人を見て自分の愚かさに気づくの難しいし、その後の自分を変えるのも難しいけれど、そういう人でありたいものです。
  • エール!(3)
    そもそもこのシリーズを読み始めたのが、この伊坂先生の短編が読みたかったからなのだけれど
    思いの外どの話も面白くて表題通り元気が出るので1から順番に来て、
    遂にこの3冊目。
    いろんな職種の女性が描かれていて、本当にとても興味深い。

    『ヴィーナスの誕生』
    美術品展示と一口に言っても、華やかな表舞台だけ...続きを読む