日明恩のレビュー一覧

  • エール!(2)
     確かに元気になれる。働く女性の悩みのパターンに応じて、物語がありなるほどと思わせてくれる。個人的には、ピザのアルバイトの学生に悩む女性上司の気持ちがよくわかる。
  • エール!(1)
    職業物のアンソロジー、全6編。収録作品は全て書き下ろし
    独身女性が、仕事に悩みながらも前進していく話。
    読むまで、順風満帆のまま暮らしているの話を連想していたが、ゆずこしょうの効いた物語で一喜一憂しながら読めた。
    (窮状認識+報告連絡相談)×努力×忍耐=成長or成果

    ・大崎梢「ウェイク・アップ」→...続きを読む
  • エール!(3)
    2014.4.11
    山本幸久さんの名前を見つけて、よんでみた。
    ゑいさん、そんなおばあさんになりたいものだ。
    どの世界でも、がんばっている人たちがいる。
  • エール!(3)
    働く女性に元気を!というテーマのもと
    6人の作家によるアンソロジー第3弾。
    伊坂幸太郎さんの作品が面白かったです。
  • 鎮火報 Fire’s Out
    ミステリー小説の要素も入った若手消防官の成長物語。ずっと主人公の1人称での語りで展開していき、非常に軽い文体。ただ、分量が多いのですいすい読めるというわけにはいかなかった。読後、少しやるせない思いになりつつも、ほっこりとした気分になれた。消防士や入国警備官の普段の仕事の実態もよくわかり、面白かった。
  • エール!(2)
    お仕事小説アンソロジー。
    女性向け、なんでしょうが、そんなに限ってしまうのはもったいない。
    男性が読んでも十分に勇気づけられる本だと思います。

    働く女性の葛藤、が多いんだろうけど、女性に限った話ではなく、みんなに共通する思いなんだろうなー。
    3集も一気に買って、これから読みます。
  • エール!(1)
     働く女子への応援小説らしい。確かに少し元気が出るかも。みんな悩んでるんだなあって思うから。短編でどれもカラッとしているのもいいかも。
  • ロード&ゴー
    面白かった♪
    消防士シリーズの第2弾が、思ったほどでもなかったので、あまり期待せずに読んでたら、これがかなり良かった。期待しないほうがイイのかも知れないw とか思ったりもして。
    ハッキリ言ってしまうと、ヒット映画からのパクリネタで出来ています 【「新幹線大爆破」&「スピード」、および「誘拐 (邦画)...続きを読む
  • エール!(1)
    「女性のお仕事小説」のアンソロジー。
    それぞれ実力がある作家さんが揃っているだけに、どの作品にも安定感があってハズレはありません。
    全編が文庫オリジナルの書き下ろしとのことですが、互いに少しだけ情報が共有されているのか、他編の主人公がほんの少しだけ、しかもボヤかした表現で登場するところも面白いです。...続きを読む
  • エール!(1)
    たまたま近藤史恵さんが読みたくて買ったアンソロジー。
    これが、結構良かった。想像以上だった。
    単にエールをもらうだけな小説を想像して読んだので尚更。
    こういうアンソロジーは当たりはずれが多いんだけど、これは良かった。

    お気に入りは「ウェイク・アップ」「イッツ・ア・スモール・ワールド」
    あと近藤さん...続きを読む
  • 鎮火報 Fire’s Out
    警察小説読み過ぎてたので、消防士の世界は
    ちょっと新鮮だった。
    ビール飲んでバイクに乗ってはいけないと思う。
  • そして、警官は奔る
    シリーズ第2作。
    人身売買に不法滞在、それを取り巻く法律。どうにかしたいのにどうにもできないもどかしさ・やるせなさがたまらなく重かった。。小菅にも和田にも共感できる。
    多くの人を助けるのに、罪になってしまう。逆に、明らかに多くの人を傷つけているのに、たいした罪に問えない。読みながら眉間のしわが取れな...続きを読む
  • それでも、警官は微笑う
    始まりには面食らったけど、良かった。武本と潮崎のやり取りも面白く、麻薬捜査官たちも良かった。
    でも、いつも明るい潮崎が裏で一人耐えているのは痛々しかった。
    みんなそれぞれ納得できる結果は得られなかったのに、不思議ともやもや感は残らず。女性は強し。。
  • エール!(2)
    働く女性アンソロジー第2弾。
    ミステリ界隈で聞く名前の方に釣られて読んでたけど、仕事小説も無難にこなすなぁ。

    スイミングインストラクター:坂木司「ジャグジー・トーク」
    社会保険労務士:水生大海「五度目の春のヒヨコ」
    宅配ピザ店店長:拓未司「晴れのちバイトくん」
    遺品整理会社社員:垣谷美雨「心の隙間...続きを読む
  • ロード&ゴー
    今まで救急車のサイレンはよく聞くけれど、そして運ばれていく人たちの事は、野次馬根性で、気になるけれど、救急車に乗って助けに来てくれる救急隊員を思う事は、ほとんどなかった。
    このお話を読んだら、様々な制約の中でも、人命救助を一番に考え行動する、その崇高な精神に感動。
    また今の制度の問題点も色々わかって...続きを読む
  • エール!(2)
    お仕事アンソロジーの2冊目。

    働く女子はカッコイイ。
    それはとっても。

    どれも面白かったけど、
    1よりもちょっといろんな環境の女子がえがかれてたかな。
    子どもを持つ人が働く時のあのジレンマ、
    それはとっても、あの頃の心を
    ギューッと掴まれたようだった。
    なので
    垣谷美雨の「心の...続きを読む
  • ロード&ゴー
    救急車ジャックに爆弾、人質、タイムリミット付きで目的地まで疾走と
    エンターテイメントな内容盛りだくさんで楽しめました♪
    救急車や救急隊、無線についての知識も得られるし、
    その薀蓄が物語のスピード感を削がない絶妙な按配でナイス。
    事件の当事者だけでなく、周囲で事件に関わる人物の視点からも語られるので
    ...続きを読む
  • ロード&ゴー
    二か月前、渋谷消防署恵比寿出張所に異動となった消防隊機関員の生田は救急車の運転をも担当することとなる。ある日、出動中に収容した男が生田たちの乗る救急車をジャックし、爆弾事件を起こす。マスコミ、警察を巻き込みながら、犯人の設定した爆弾爆破のタイムリミットの中、街を疾走する救急車は目的地まで辿り着くこと...続きを読む
  • それでも、警官は微笑う
    羽川のぞみと和田弘一いうキャラクターが生きてますね。前回より身近で後味悪いテーマが、潮崎くんでカバーされてます。

    住んでる地域と近い話は、場所がイメージできていいですね。渋谷とか池袋とか、知ってるけど知らないんだよねー。
  • そして、警官は奔る
    武本・潮崎コンビがだんだん噛み合っていくのがいいですね。とくに潮崎くんは読者も最初ワケワカンナイ人物像で描写されてて、武本の理解が進むに従ってこちらもまっすぐ見られるようになる。

    アクションが派手な割には物語としては地に足ついていて、それでいて他の警察小説のような陰鬱さがないので、エンタメとしても...続きを読む