矢立肇のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
文庫本の発刊を待ちきれず、本書に手を出してしまった。。。この巻をもって本作は完結。面白かった。ただ、一点だけ。クライマックスのシーンはちょっとぶっ飛びすぎで、一年戦争シリーズの良さである現実感がなくなってしまったことが残念。他の方もレビューで述べているが、一年戦争シリーズは、技術や戦略が、リアル(現実の延長線上)なものとして描かれている点が魅力の一つだった。それに比べるとサイコミュの感応波がエネルギーに変わるという設定は、サイコミュがブラックボックスなだけに、魅力の1つであったリアリティが欠けてしまったように思う。その最たるシーンとしてクライマックスが描かれていたので「それはないだろ・・・」
-
Posted by ブクログ
またまたTVシリーズとは違う展開になってきた。内容を書くとネタバレになるので書かないが、今後はセイラの行動に目が離せない。
実は最終章の展開が変わることは知っていた。ガンダムのTV放送は、当初視聴率が低くくて予定の放送回数をこなすことが出来ず、放送回数を大幅にカットされている。この事は、オンタイムで見ていた世代の人であれば、皆な知っていることでもある。当時、富野由悠季氏がアニメ雑誌の取材に対して、視聴率が低くてカットしたことを言っていた。
と言う事で、今までは一度見たことのあるストーリだったが、今後は知らないストーリーが展開していくことになる。今まで以上に楽しみになってきた。半年後の -
-
Posted by ブクログ
謎が謎を呼ぶガンダムミステリ。
ジョニー・ライデンとは何者なのか?ジャコビアスはどこまで真実を語っているのか?キマイラ大隊創設に隠された目的は?連邦政府は彼らとどんな密約をしたのか?
読んでいて胸が高鳴る。
この手の策謀巡らす重厚でダークなガンダムサイドストーリーはもはや Ark Performance のお家芸。前々作「ギレン暗殺計画」と同じノリなんだけれどもやっぱり面白い。よくここまで公式設定皆無に近い人物で話が膨らむなあ。それも宇宙世紀の歴史を背景とした強力な説得力を伴って!
メインストーリーも面白いけど、さらに輪をかけているのがMSのスペック設定。今回の青いゲルググの機体分析とそこ -
Posted by ブクログ
ネタバレやっと1期ノベライズ読破です。
最近時間がありすぎたので怒涛の早さで3冊読みました。
今回が1番良かったですね。
読み進めてキャラが把握できていたのが大きいと思います。
このあたりキャラの把握がままならなかったギアスノベライズより好きです。
(単にノベライズの方向性の違いと思いますが)
改めて読むと1期は「2期を前提に」作ってるなぁと思います。
種は「どうしても運命が必要な理由」ははっきりなかったと思いますが、
00は1期は明らかに前編。
しかも結末は衝撃的ですね…この結果によって1期では3つに分かれていた
国家群が、2期では「アロウズ」としてまとまっている。
アロウズが圧政だったにしても、 -
Posted by ブクログ
『逆襲のシャア』(シャアの反乱)から3年後、宇宙世紀0096年の時代設定。
『インダストリアル7』でのアナハイム・エレクトロニクス社のオーナー『ビスト財団』とネオジオン『袖付き』との取引に、それを阻止しようする地球連邦の思惑が交錯するという構成になっています。
『ビスト財団』と『袖付き』の接触まで、
『ロンド・ベル隊』と『エコーズ』の部隊展開
『オードリー』と『バナージ』の出会い
これから始まる事件へのプロローグ的内容です。
著者の細やかな描写は読み手には、時々読みづらいところがあるかもしれませんが、この細やかさで頭の中でイメージが膨らみやすくなっています。
-