矢立肇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あとがきには別解釈作品ではないとある。そのとおりだと思う。映像作品で描ききれなかった部分を小説という体裁で描くというコンセプトは正しいと思う。先に原作を観ていたので絵としては浮かびやすい。そういう状態で小説的な部分でさらにこのスターダストメモリーという物語を堪能することができた。映像作品と活字作品の相互補完。いい形だなと思う。小説で得をしたのは悪名高きヒロインニナ・パープルトンだと思う。映像作品だけではちょっと分かりづらいその心象を伝えることに成功していると思う。映像は映画版と本編があり、映画版はコンパクトにまとまっているので、アニメにあまり興味のない人にも見て欲しいかな。
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よく出来たお話です
元はアニメ雑誌の付録だったような
とはいえ、空白の7年を上手に利用したお話です。なぜフォウが記憶に固執するのかを
これを読めば納得させられます。
白いサイコガンダムがキット化してほしいです -
Posted by ブクログ
ネタバレどのエピソードもガンダムらしさが出ていて一年戦争モノの外伝としては出色の出来であるが、特に第12話「さよなら月曜日」が本書の白眉であろう。
日常と戦争をシームレスにつなぐこの良き父のエピソードは、本編で宇宙に煌く無数の爆発としてしか描かれない、名も知れぬ兵士たちにも大切な日常があったことを思い出させてくれる。
エースパイロット同士の己の正義をかけた戦いもガンダム作品の魅力であるが、現実に起きた二度の大戦に通じるこの一編は、ガンダムという枠を飛び越えた説得力を持っている。
「さよなら」を描いて「ただいま」までは描かないところが、往年の名監督の映画を観終わったときのような深い余韻と言い知れぬ