あらすじ
ジオンの捕虜となったセイラはアルテイシアを名乗りラル派の残党を糾合、ギレンを暗殺し全軍を掌握したキシリアに叛旗をひるがえす。一方ガンダムを失ったアムロはシャアのあとを追って要塞深部へ向かった。
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ア・バオア・クー戦の実態
正直これまでこの作品を読むのを敬遠してた。ガンダムの話は劇場版ベースだけど熟知してるから少々の追加要素や焼き直しの作品だと思ってた。でも、意を決して買いすすめると印象は大分変わった。
一番印象が変わったのはア・バオア・クー戦。元々劇場版だとア・バオア・クー戦は序盤は押されてたものの、結局物量で押し切ったように見えたのに対して、オリジンだと物量では圧倒的に負けていて、なんとか対空砲火をくぐり抜けて要塞内部を占拠することに掛けてたように思う。でも、劇場版でも実はそうだったんじゃないかと思うようになった。描写が足りないだけで元々乗り込んでア・バオア・クーを占拠するつもりで突撃を掛けたんじゃないか、ホワイトベースが沈んだのも強襲揚陸の作戦だったからなのか、とオリジン読んで思い直した。
読みごたえありました。
サイドストーリーの24巻はありますが、本編は最終巻です。
何回読んでも、新たな描写、発見があり、何年たっても色あせることがない作品です。
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ついに23巻を読破。ガンダムファンにとってアニメ版を掘り下げた内容はとても面白い。やっぱりガンダムはストーリーがしっかりとしており、ファンを飽きさせない取り組みは尊敬します。
次はZガンダム漫画版を読みたい。。
Posted by ブクログ
ついに、ついに完結まで読み終わってしまいました。マニア垂涎の裏エピソードまで描かれていて、毎巻楽しみに読ませていただきました。
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」それはシャア・アズナブル、キャスバル・レム・ダイクンの復讐劇なのでした。母を殺され、ザビ家への復讐のためにしか生きられなくなった青年の悲しい物語。
権力者の身勝手な思想とプライドをかけた戦争の中で、人生を狂わされ、翻弄されていく若者たち。
最後にシャアが虚しさに襲われて変になっていく様は、読んでいて悲しくて悲しくて、、最後は恨みのバズーカ砲でキシリアの首を飛ばしますが、シャアの心中を思うと泣けてきます…(T_T)
アムロの「まだ僕には帰れるところがある」という台詞は、帰る場所も、愛する人もすべて奪われたシャアの悲しい心と対照的に置かれている台詞なのです。
Posted by ブクログ
ジ・オリジン完結。
シャアにも葛藤があったんだよね。
Zでシャア(クワトロ)という人物像がより明らかになる中で、ヘタレというイメージをもたれやすいシャアですが、1stのラストにこういう精神的な脆さというか、弱さも持ち合わせている人間なんだよ。って表現してくれたのはよかったと思う。
安彦先生お疲れ様でした。次回作の話も聞いてるんで期待しています。
Posted by ブクログ
ガンダムTHE ORIGIN 23巻で完結しました。10年間ちょうど100話での完結です。アニメでは語られなかった1年戦争開戦より前が描かれていたり、新たな解釈もあり、とても面白かったです。ガンダムファンで読んでいない方はぜひ一読をオススメします。
Posted by ブクログ
ファーストガンダムをリメイクしたこの作品。約10年間の連載を経て、完結。シャアとセイラのエピソードが大幅加えられたり、大胆な改変が行われてたけど、すんげぇいい漫画だった。ラストシーンは何度観ても(読んでも)、やっぱりいい。「ボクにはまだ帰れるところがあるんだ」の台詞はジーンとくる。
Posted by ブクログ
思い返せば、あっという間に
終わってしまった。
しかし、最初から最後までクオリティの高い作品でした。
アニメの良いところを取り入れつつ
オリジナルの要素も入れ込んだ非常に
力作であったと言ってもイイでしょう。
ファーストガンダムが好きな人で
この作品を読んでいない方には
全巻読破をオススメします。
安彦良和先生お疲れ様でした。
そしてありがとうございました。
Posted by ブクログ
ア・バオア・クー編はちょっと急ぎすぎの印象が。もっとじっくり描いて欲しかった。「一年戦争最大の激戦」という感じが少し足りないかと。・・・でも、やっぱり面白かった。
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長い長い物語が終わった。それはもう、貪るように読みました。新解釈、新たなストーリーの追加などあって、ファンにはたまらないです。それにしても、あのラストシーンはいい。コアファイターからランチまでアムロが流れていくシーン。仲間のところに還ることが、こんなに胸熱くなることなのだと、読みながら感じ入ってしまいました。
また1巻から読み返そうっと!
Posted by ブクログ
ほぼアニメのままなので展開は周知の通りなのだけど、素晴らしいラストでした。シャアとアムロの決闘シーンがより掘り下げられていたのもお見事。連載開始時の期待通り、ファースト世代なら必読の書になったと思います。
Posted by ブクログ
とうとう終わってしまいました・・・
復讐の先に失ったモノ・・・
絶望の中気付いた繋がり・・・
終わりは始まりであり、失ったモノを探し彷徨い、繋がりは忘却の彼方に・・・
新たなる物語はここから幾つもにも別れ、今だ結末を見れていません。
それだけの物語です。
この物語を作り出してくれてありがとう!
Posted by ブクログ
ストーリーが分かっていても、やっぱり感動的なラストシーン。1巻から一気に全巻読み直したくなる。
テレビ版とも映画版とも少し内容は違うけど、名作であることには変わりない!
Posted by ブクログ
子供の頃にアニメを見てましたが、物語の舞台背景をちっとも理解してなかったみたいです。
内部抗争でジオン軍自滅、連邦軍はほとんど壊滅状態で勝ち?ともいえず、双方余力なく戦争続行不能で終戦。人的資源と物的資源を大量に消費し尽くした、不毛な消耗戦だったのですね。
大義とはなんなのか、考えさせられます。
Posted by ブクログ
アニメはまだ見ていないんだけど、シャアはこの漫画でずいぶん掘り下げられたんじゃないのかな~という印象を受けました。途中で入ったオリジナルエピソードが(たぶん)アニメ版と同じラストで生きてくる構成ってたまらんな~。時間があるときまた一気に読み返したいです。
Posted by ブクログ
連載10年で100話で完結!ガンダムエースが創刊された頃はこんなに続くとは思わなかった・・・。
23巻はガンダムとジオングが破壊された後の話でした。
Posted by ブクログ
よくぞキチンと完結させてくれた!安彦さんには感謝あるのみ!
読み終わった後DVDで”めぐりあい宇宙”を見返したくなりました♪
ただラストはやはりアニメ・映画版の方が感慨深いね。小説版のラストが読みたかった気もするけれどそれも尻切れになるかなあ?
オリジンは本編の補完として素晴らしい作品だったがオリジンのアニメ化が
事実とすれば、蛇足以外の何物でも無いと思う。利害関係者以外の誰が望んでいるのか・・・。
それならばF91・クロスボーンガンダムをキチンとアニメ化して欲しいなあ~。
Posted by ブクログ
ラストを変更しなかったのは、大変共感した。
なおかつ、「めぐりあい」の歌詞まで・・・!
いやはや、著者にはお疲れ様でしたと、いちファンとしていっておきたい。
Posted by ブクログ
安彦版ガンダムもついに完結、10年かけただけあって面白かった。
だけど、最終巻のア・バオアー・クー編はちょっと駆け足気味な印象。
それまでの話はしっかりと独自の解釈を織り込んでいるのに、
最終話だけはアニメ版そのままな印象だった。
アムロが死んでキシリアと組む富野小説版の展開も安彦氏の漫画で読んでみたかった気もする。
執筆10年、全100話の大作になったけど、ガノタなら是非読んでおきたいですね。
Posted by ブクログ
『めぐりあい宇宙編』劇場版を初めて見たときの感動が呼びさまされた、最後の子供たちで泣くのは年のせいかも。このクオリティのロボット漫画がもっと見たいロボオヤジです。
Posted by ブクログ
10年かけての完結とあって感動もひとしおであった。
自分はガンダムに特別な思い入れがなくテレビシリーズもほとんど観たことがなかったが、それでもジ・オリジンは世界観や戦争の構図がじっくりと描かれていてロボット物というよりも戦争物として面白く読むことができた。
引いた視点で大局を描くというよりも、複数の人間の主観的な視点を描くことで全体像を浮かび上がらせていくような構成は地味ながら丁寧。善人・悪人という二元論では語れない複雑な図式は読み応えがあった。特にジオン側であるザビ家の兄弟達の関係性は物語に奥行きを与えている。
物語以外の部分では、やはり絵が良かったように思う。緻密でかっこいい。
少し古くさいところも含めてこの漫画の「ガンダムっぽさ」を根幹で支えているのはこの絵柄だと感じた。
テレビアニメで名場面とされていたシーンやセリフもしっかり再現されていた。
物語が終わってみてとにかく思ったのは「ブライト艦長マジ大変だっただろうな」ということ。
女性クルーに非情だなんだとチクチク嫌味を言われながらわがまま放題な若造パイロット共をなだめすかし、民間人の老人や子供を連れての決死の長旅。手柄はアムロが持っていき、責任は自分が取らされる。あげく好きになったクルーにはフラれる。
地獄である。
Posted by ブクログ
「完結」という帯にひかれて、全然集めていなかったにもかかわらずいきなり最終刊に手を出してみた。なんといってもジオングへの最後の発射シーンは永遠だ。が、23巻はそこは終わってたのネ・・・。
アルテイシアが叛乱とは、驚くというよりむしろ必然?そうでもないか。でも、ストーリーとしては映画よりずっとおもしろいと思う。劇場版のめぐりあい宇宙はリアルタイムで見た年齢だが、あのときはすごくよかったと思ったのに、数年前に見たら全然おもしろくなかった。このORIGINはそんな感じはなく普通におもしろく読めた。
恨み?
ここまでファーストガンダムを蔑ろにした作品を世に出したというのは、富野由悠季に恨みがあったのか?ガンダムと言えば、富野という世の中の扱いが面白くなかったとか。