あらすじ
ジオンの捕虜となったセイラはアルテイシアを名乗りラル派の残党を糾合、ギレンを暗殺し全軍を掌握したキシリアに叛旗をひるがえす。一方ガンダムを失ったアムロはシャアのあとを追って要塞深部へ向かった。
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ア・バオア・クー戦の実態
正直これまでこの作品を読むのを敬遠してた。ガンダムの話は劇場版ベースだけど熟知してるから少々の追加要素や焼き直しの作品だと思ってた。でも、意を決して買いすすめると印象は大分変わった。
一番印象が変わったのはア・バオア・クー戦。元々劇場版だとア・バオア・クー戦は序盤は押されてたものの、結局物量で押し切ったように見えたのに対して、オリジンだと物量では圧倒的に負けていて、なんとか対空砲火をくぐり抜けて要塞内部を占拠することに掛けてたように思う。でも、劇場版でも実はそうだったんじゃないかと思うようになった。描写が足りないだけで元々乗り込んでア・バオア・クーを占拠するつもりで突撃を掛けたんじゃないか、ホワイトベースが沈んだのも強襲揚陸の作戦だったからなのか、とオリジン読んで思い直した。
Posted by ブクログ
ついに、ついに完結まで読み終わってしまいました。マニア垂涎の裏エピソードまで描かれていて、毎巻楽しみに読ませていただきました。
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」それはシャア・アズナブル、キャスバル・レム・ダイクンの復讐劇なのでした。母を殺され、ザビ家への復讐のためにしか生きられなくなった青年の悲しい物語。
権力者の身勝手な思想とプライドをかけた戦争の中で、人生を狂わされ、翻弄されていく若者たち。
最後にシャアが虚しさに襲われて変になっていく様は、読んでいて悲しくて悲しくて、、最後は恨みのバズーカ砲でキシリアの首を飛ばしますが、シャアの心中を思うと泣けてきます…(T_T)
アムロの「まだ僕には帰れるところがある」という台詞は、帰る場所も、愛する人もすべて奪われたシャアの悲しい心と対照的に置かれている台詞なのです。
Posted by ブクログ
ファーストガンダムをリメイクしたこの作品。約10年間の連載を経て、完結。シャアとセイラのエピソードが大幅加えられたり、大胆な改変が行われてたけど、すんげぇいい漫画だった。ラストシーンは何度観ても(読んでも)、やっぱりいい。「ボクにはまだ帰れるところがあるんだ」の台詞はジーンとくる。
Posted by ブクログ
ラストを変更しなかったのは、大変共感した。
なおかつ、「めぐりあい」の歌詞まで・・・!
いやはや、著者にはお疲れ様でしたと、いちファンとしていっておきたい。
恨み?
ここまでファーストガンダムを蔑ろにした作品を世に出したというのは、富野由悠季に恨みがあったのか?ガンダムと言えば、富野という世の中の扱いが面白くなかったとか。