矢立肇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
機動戦士クロスボーン・ガンダムシリーズの続編。作者自身も完結のつもりで描いたと言う「鋼鉄の7人」が非常に綺麗な終わり方であったため、正直読むのが不安だったが全くの杞憂であったと感じた1巻であった。
前作から20年経過した宇宙世紀0153―「機動戦士Vガンダム」の時代の物語として新主人公フォント・ボーの視点から前作キャラとの絡みを描き出す形となっているので、前作までの展開から気持ちを切り替えて触れることが出来る。それでいて「機動戦士クロスボーン・ガンダム」におけるトビアとキンケドゥの関係を思わせるようで感慨深い。時間を空けたことで前作キャラが現在どうなっているのか、どう絡んでくるのかという期待もしやすいので前作ファンは是非読むべきではないか。
フォントがMSなどの軍事オタクという珍しい主人公なので、戦闘の中で知識を活かすことやカーティスのハンデと結びつけるなど変わった魅力を発揮する。そのため、単体の作品としても面白い部分がしっかりあると感じられて良い。
時代をずらしたことは元々F91とVガンダムをつなぐ印象のあったMS描写にも活きている。クロスボーン的なMSデザインにVガンダム時代の技術が含まれるなど、設定が好きな人も楽しめるのではないか。フォントのMSオタクの設定を用いることで展開の上でもMSの技術を重要視しているのも良い所である。
なお、「U.C.Column」においてシリーズにおける位置や細かい設定を解説しているのでガンダムシリーズに詳しくない人でも本編の演出や展開が理解できる配慮も申し分ない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ終章の丸ごと戦闘シーンの長さ、これを小説で読ませるのはすごい。
ガンダムの光が宇宙、地球上を問わず、人類の存在する場所をあまねく照らすように、作者の描写も、あらゆる場所での出来事に及び、あらゆるキャラに及ぶ。
戦闘シーンには限らないが、女性キャラたちも単に「子供を産む機械」と化していないのがいい。
エミリーもロマリーも、そういえば才能ある人だったんですね。
ガンダムを開発し、AGEシステムを複製し、最終決戦では戦闘をオペレートしたり、ハッキングもしたり。
ナトーラ艦長の生い立ちも、前巻から描かれていたけれど、彼女の成長も丁寧に描かれている。
ユノアがちょっと複雑・・・お兄ちゃん好きだったの?いや、もちろん、前巻にも、兄は大好き・父は嫌いと書かれていたけれども。
そして、特別な想いを持って描かれる、アセムとゼハート。
混乱する戦場の中で、お互いに「会いに行かなくては」とMSを駆る様が感動的。
年月を重ねて大人になったアセムと、青年のままで再会したゼハートのギャップ・・・
諭すようにゼハートに語りかけたアセムは、やっぱりかつての同級生ではなく、年上の貫禄を見せている。
あと、アビス隊長って、妻子持ちだったんですね!
アニメでそういう描写ありましたっけ?私が見落としただけ?
もう一つ。
FXバーストってのはつまり、ダブルオーで言うと、あの裸空間なのかしらん?