黒原敏行のレビュー一覧

  • ノー・カントリー・フォー・オールド・メン

    Posted by ブクログ

    洗練された重みのある文章。。。わかっちゃいるんだが。どうにも自分とは相性が悪いようだ。多分四作くらい読んでいるのだが、毎回読後があんまりよくなかった。必要以上に暗い気がする。どうも自分はユーモアとか皮肉とかがないと読んでるのがしんどくなってくるようだ。

    0
    2024年04月11日
  • 越境

    Posted by ブクログ

    アメリカとメキシコを行ったり来たりしつつ、悲劇に見舞われながら生きる主人公と対話する人々との哲学的な挿話で構成されている。様々な暗喩が込められて語られる会話がほぼ全体を支配してるので、相変わらず読みにくいが、分かり易い物語や伏線回収云々な小説よりずっと心に残るし、何度も再読出来る小説だと思う。

    0
    2024年04月07日
  • 通り過ぎゆく者

    Posted by ブクログ

    「ステラ・マリス」を読むまで全貌は掴めないが、ただただ世界は孤独で悲しく深淵だ。

    そういう世界を最期まで描き続けた、追悼コーマック・マッカーシー。

    0
    2024年04月04日
  • 幻の女〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・あらすじ
    妻殺しで捕まった男。アリバイを唯一証明できる消えてしまった幻の女を捜索する関係者。

    ・感想
    解説読むまでこの本がそんなに有名だったとは知らなかった。
    サスペンスの詩人と言われてるようで確かに詩的な表現が多かった。
    その詩的な表現と曖昧模糊とした状況、暗中模索な捜索が噛み合ってた気がする。
    初めて読んだけど面白かった。

    幻の女の正体と殺人犯の正体を探っていくけど殺人犯の方は予想つけやすいからすぐわかった。

    0
    2024年03月06日
  • 幻の女〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    洋書は登場人物の名前が中々覚えられなくて苦手なのだが、この本は登場人物も限られており、すんなり読む事ができた。
    80年位前の本だが古臭さは感じず、真相も予想できず驚いた。
    ただ刑事が犯人を泳がせていた事であれだけ一般人に危険が及んだり亡くなった人もいるのに、ドヤ顔で真相を語るシーンは少し違和感があったかな。

    0
    2024年02月20日
  • すばらしい新世界

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    社会の上層部が利益のほぼ全てを享受するユートピアを支えるためには奴隷の労働力が必要である。
    とはいえ、奴隷にも幸せはある。労働後のささやかな報酬という形で。

    そのような光景を描く本書はディストピア小説として今に知られている。労働力を自前で生産している点で、オフショア、グローバル化という言葉で奴隷の労働力のアウトソーシングを正当化した現代の筆頭資本者らよりも自助的であり、責任の所在を明確にしているといえる。非人道的な社会を描きあげた作家であっても、資本主義が要求する過酷なコスト意識を甘く見ていたか、見逃していた観がある。
    つまり、現代はすでにハクスリーのディストピアを実現している。一部ではそれ

    0
    2024年01月16日
  • 蠅の王〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    無邪気な子供達が大人のいない自由な無人島で生活していくと……!? という話だったのですが、私のような捻くれた性格の人が読むと「そうなるのだろうな」と少し冷めた気持ちになってしまいました。

    恐らくこの作品が書かれた当時としてはトンデモナイ衝撃作だったのだろうと思いますが、ネットの評価で言われるほど狂った作品ではありません。

    0
    2024年01月10日
  • すべての美しい馬

    Posted by ブクログ

    ブラッドメリディアンよりも読み易い。エンターテイメント性の高いし、キャラクターも分かりやすい。難点は読み難いことくらい。

    0
    2023年12月25日
  • 幻の女〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    古典的名作の新訳!
    今でこそ古今東西、ミステリーの終盤のどんでん返しは珍しくないけれど、当時の読者はこの「幻の女」の展開に衝撃を受けたんだろうなって思う。
    ミステリーの歴史を感じた一冊でした!

    0
    2023年11月26日
  • 闇の奥

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    想像してたより読みやすかった。
    200ページもないしこざっぱりしているけれど、突き詰めて考えると色々と考えられる話。

    クルツが話す場面はそんなにないもののひとつひとつの台詞のインパクトが強かった。
    『正しく生きて、死ぬ、死ぬ……』
    『私は闇の中に横たわって死を待っている』
    『怖ろしい!怖ろしい!』
    など。

    婚約者に『彼が最期に口にした言葉は──あなたのお名前でした』と嘘をつく場面も胸にくるものがあった。

    0
    2023年11月18日
  • ザ・フォックス

    Posted by ブクログ

    ゲームの分類で言えば「ロールプレイング」ではなく「シミュレーション」のような小説。

    イギリス情報機関は、首相公認で特殊な能力を持ったアスペルガー症候群の若者を使い、本人に罪の意識のないまま、難攻不落のセキュリティにハッキングして、敵対する勢力を攻撃することを計画し、実行する。

    敵対するのは“ロシア”の「頭領」(名前はでないが、今の大統領)、実名で北朝鮮のあの人、イランのあの人、名は伏せられているがアメリカ元大統領のあの人も登場する。

    「民主主義国家は勝利し、正義は守られた!」

    その為にこの子は一生損害を被った相手から怨まれることになるのでは……。
    これは“拍手喝采”していいことなのか?

    0
    2023年08月19日
  • すべての美しい馬

    Posted by ブクログ

    追悼。なので評価はプラス☆1つ。ってことは実際の評点は…。ちなみに積読状態にあったものをこの機会に、ということで。”ザ・ロード”がとても面白かったから、きっと本作もと思ってたけど、なんともかんとも。一風変わった道程を、ただひたすらに描くという点では、両作は似ているとも言えるんだけど、なぜかこちらは辛かった。ひたすらandで繋がれる地の文、著者の特徴として評価されているみたいだけど、個人的にはこの手法、好きじゃないです。読みにくさしか覚えないし、結果、読み流しになってしまう。ストーリーが面白ければまだしも、展開もいまひとつ。本作は三部作の第一部みたいだけど、続きは読まないです。

    0
    2023年07月18日
  • ザ・ロード

    Posted by ブクログ

    灰が降る終末世界で父と息子が旅をする。略奪者の目を逃れながら、少しでも暖かい南を目指して。その道は悲惨というほかない。森の中に潜んで防水シートで雨を避けながら焚き火をする。臭い服と毛布にくるまって眠る。次の日にはボロ布を巻きつけた足でまた先へ進む。行く先々で転がっている死体。こんな救いのない場所で生きていくことに何の意味があるのか。銃があるならそれで自分と息子を撃てば終わりじゃないのか。読みながらそう思わずにはいられなかった。生きたいというのは親のエゴなのではないか、とも。それでも生きようとする気持ちの強度に圧倒される。他人を助けたいと思う息子の純粋さや、お互いと一緒にいたいと思う二人の気持ち

    0
    2023年07月16日
  • シャギー・ベイン

    Posted by ブクログ

    長い長い地獄。リアンが登場してきてくれてせめてよかった。スコットランドの宗教対立は、映画ベルファスト、それにセルティックファンダムって本、そしてpop life podcastの海外サッカー回を聴くとすごく深まると思う。

    0
    2023年07月14日
  • ザ・フォックス

    Posted by ブクログ

    現実をあまりに想起させる事件、出来事ばかりで、ぞくっとしてしまう。しかし、会話が少なく人物描写も外面的なため、没入感は得られない。淡々とした筆致なので盛り上がりには欠けるが、唸らされる場面は多い。

    0
    2023年03月22日
  • すべての美しい馬

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    死んだじいちゃんの牧場に行くかとおもったけどそうじゃなかったな。
    ・馬はよくついてきたな
    少年ってこんな逞しいんだ
    ・ハイウェイを馬でって?
    ・刑務所でナイフが無事に届くかはらはら
    ・アレハンドラ?
    ・コインの鋳造の話
    ・最後つれて旅した警察署長って悪いやつのボスだった?
    ・馬をもとの持ち主に返しに最後いってたけどみつかるかな。
    ・裁判所の検事さんが、わかってくれた
    ・学校行ってる年齢?
    ・プレヴェンスなんで殺された?
    ・砂漠の赤土の描写が荒涼としてた
    ・一文が長すぎ。

    0
    2023年03月15日
  • すばらしい新世界

    Posted by ブクログ

    階級社会を作るために、受精卵から操作され、条件付けされた人間を作る社会。
    ディストピアなんだけど、その階級の人はその階級で幸せになるようにされているためなのか、そんなに不幸せそうには思えなかった。
    居留地から来たジョンが、ほんとに辛いと思ってしまった。自分の気持ちとこの社会が全くあってなさすぎる、ジョンどうなってしまうんだろう。。。

    0
    2023年02月08日
  • ザ・フォックス

    Posted by ブクログ

    国際謀略小説
    アスペルガー症候群のルークが発端となる
    ウェストンの視点もあるが、客観的に物語が進む
    実際にありそうな世界情勢
    面白いんだけど、人物からの視点が多い方が好みかな

    0
    2023年01月15日
  • 闇の奥

    Posted by ブクログ

    すごい話だなあとは感じるのだ。
    がしかしそれを面白く思えるかどうかは別物。
    私にはこの小説のユーモアは一切感じとることはできなかった。
    ただ、そこにあるのは人の愚かさと欲望と死と汚れで、それらをエサにして、完全に包み込む圧倒的な闇。
    光は欠片もない、つまりはそこに神はいない。
    映画、地獄の黙示録の原作らしい、さもあらん。

    0
    2022年12月03日
  • すばらしい新世界

    Posted by ブクログ

    昭和初期の発表されたディストピア小説。現代でも全く違和感を感じさせない。
    「一九八四年」(途中で挫折)と対比されるが、こちらは読みやすかった。
    いろいろな風刺やオマージュが詰まっていることが解説を補足することでさらに見えてくる。

    いろいろな翻訳本がでているので、また機会があれば読み比べてみたい。
    そして、「一九八四年」をもう一度挑戦してみる。

    0
    2022年10月06日