木田元のレビュー一覧

  • 反哲学史

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    二周目。高3春以来二年ぶり。
    この19年の自分の思考の成長が、順調に西洋哲学の変遷を辿ってきてたことがよく分かった。
    環境に感謝。

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    2013年03月03日
  • ハイデガーの思想

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    読もう読もうと思いつつも、難解で近寄りがたいハイデガー。この本は大変分かりやすかった。存在の見方をひっくり返すハイデガーの考えが平易な言葉で読みとかれている。


    存在は、〈それが何であるかということ〉「本質存在」と、〈それがあるということ〉「事実存在」とに区別される。その区別とともに形而上学としての存在の歴史がはじまるのである。

    哲学史全体にわたったハイデガーの思想を考えることをと通して、哲学の根本問題について語られている。アリストテレスやプラトン、ソクラテス以前の哲学者たちの思想を理解するのにも役立つ。

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    2013年02月05日
  • 現象学

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    1970年の刊行以来、ロングセラーとなっている現象学の入門書。(今でも読まれてるかしら?)フッサール,ハイデガー,サルトル,メルロ=ポンティに至るまで、読み易い文体で現象学の変遷を解説しています。

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    2012年12月29日
  • ハイデガーの思想

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    とかく難解と言われるハイデガーの著作。もともと日本語で訳すことができるのかどうかさえも疑わしいハイデガーだが、木田先生特有の言葉で綴るハイデガーのエッセンスは、おそらく他の追随を許さないほどの見事な解釈とわかりやすさである。木田先生は日本を代表する知性だとあらためて思う。

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    2011年12月07日
  • ハイデガーの思想

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    読み終わってから時間が経ってしまったので記憶がぼけてしまったり、理解が間違ってるかもしれないのでご了承を。哲学に疎い自分でも読めるように分かりやすく解説されてる本だった。同時代の人たち、詩人や哲学者との関係について紹介し、またナチスとの関連についても解説されている。当時は第一次大戦に敗北した極限的な状況だった。

    ハイデガーの有名な著書「存在と時間」。この本は発表された当時、人々に大きい影響を与えたらしい。戦争中であったのでそういうことに敏感な人が多かったのだろう。
    僕がハイデガーを勉強しようと思ったきっかけは、存在とはいったいなんなんだろうって疑問から。自分のことに自信がもてなくて、自分は一

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    2011年07月10日
  • 哲学は人生の役に立つのか

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    役に立つか立たないかではなく、その経験を生かせるか生かせないかは本人次第。これは何でも同じだと思う。
    哲学そのものではなくてもそれにかかわってきたことが著者にとっては生きるための役にたち、そのように生きてきたことを楽しめている。
    自分もそのように思えるように生きたい。

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    2009年10月04日
  • 反哲学史

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    まだ全て読みきれていないが、哲学というものが本当にわかった気がする。まさに啓けたような感じが体験できた。

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    2009年10月04日
  • ハイデガーの思想

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    著者は「存在と時間」を読みたくて東北大学の哲学科に進んで以来、半世紀以上ハイデガーを読み続け研究を重ね続け斯界の泰斗と目されてきたけれど、その割にまとまったハイデガー本が少ないのですね。批判的に捕らえている部分がかなりあるせいか。
    これは初心者用に易しく書かれているとはいえ、思想的射程は深く広い。

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    2009年10月04日
  • 最終講義 挑戦の果て

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    戦前から戦後、現代に至るまで各分野の知の巨人らが述べた良書である。
    多様な著者の文学研究以外の物理学や法学、社会学など様々な研究で得られた知見と知のバトンを次世代に受け継ぐ本である。
    興味があれば、中学生からでも読み始めている人は多いだろう。研究者とは「研究しない自由はない」と本著で述べている通り、全ての学問に対する研究に責任があると説く。第一線で活躍していた研究者の言葉を聞き、現代の価値観や様式、世界規模での情勢をその時の生きた時代の研究者へバトンは渡され、人類は発見と修正を繰り返しながら前に進んでいく。世界は広い、本著でも紹介されきれない研究者は山ほどいるだろう。そして、今生きる現代の次世

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    2025年07月19日
  • メルロ=ポンティの思想

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    木田氏の分かりやすい説明でありながら、後期思想は特に断片的かつ難解で捉えにくかった。
    が、言語論や構造主義、古典哲学との関係性などは非常に理解しやすい形でまとめられていて、解説にあるように一冊で学ぶものとしてこれ以上はないんだろうなという名著でした。

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    2025年06月21日
  • 哲学は人生の役に立つのか

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    題名はさておき、本書は哲学の有用性(あるいは無用性)について書かれた本ではない。むしろ木田元という哲学者の半生を振り返った自伝としての性格が強い。ただし、哲学という学問が個人の人生にどのような意味を与えたかという視点から読むことは可能であり、役に立つか立たないかだけを尺度とする価値観へのアンチテーゼへと敷衍することもできる。
    内容で言えば、ハイデガーはもちろん、フッサールやメルロ=ポンティなどの思想にも触れているが、予備知識がなくとも理解できるよう配慮がなされている。人生論的な切り口でありながらも、ハイデガー哲学を前期と後期に分けて考える一般的な見方とは一線を画し、一貫した存在論的な思想として

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    2025年02月18日
  • 哲学はこんなふうに

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    前々から哲学は気になっていたが、ようやく入門にあたる本を読み終えた。けっこう面白かった。今の私のテーマである倫理的な側面に加え、よく解釈するということの導入になれたと思う。もちろん本書にも書いてあるように、自分で考えてみるということが大事になるかと思うが、先人達も色々と深く考えていたと思うと感慨深い。

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    2024年09月07日
  • 最終講義 挑戦の果て

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    本書に掲載された最終講義について一言ずつ。

    桑原武夫…仏文学者以上に隲蔵さんの子息、というイメージが強い。垣根を越えた研究という事では共同研究も論語の著作も同じなのかも知れない。

    貝塚茂樹…大学者一族の一角、湯川秀樹は弟。東洋史学者の模範的な最終講義だと思う。

    清水幾太郎…60年安保前後で言論が大きく変わった、という印象の人だが、コントに興味を持つ面白い講義だった。

    遠山啓…存じ上げない方だったが、数学論がほんのちょっと分かった気がした。

    芦原義信…ゲシュタルト心理学から都市空間を観るのは面白い。

    家永三郎…教科書検定裁判の人、として子供の頃から名前は知っていた。大人になってから読

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    2024年07月17日
  • 哲学はこんなふうに

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     初心者向けですが読み応えは充分にあります。その分難しくもありますが。

     愛や政治、芸術といったテーマ毎に横断する形式で哲学を手引きします。飽く迄も手引き書程度に考えるのが良いでしょう。

     矢張り哲学を学ぶ上で哲学史は必須ですので、そちらはそちらで文献を探して別途勉強すべきです。


     読んでいてネックだったのは神と無神論の辺りでしょうか。元々仏蘭西国民向けに書かれた本ですので、基督教文化の価値観を前提として論述が展開されます。日本人には取っ付きにくく感じられるかも知れません。正直自分も上手く飲み込めない感触を禁じ得ませんでした。

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    2023年11月20日
  • 反哲学史

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    プラトンのイデア論がキリスト教に良いように使われたのはすごく納得。西洋哲学の二元論がどのように発展したのかを知れる良書。

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    2023年05月29日
  • ハイデガーの思想

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    ネタバレ

    ハイデガー関連の書籍初挑戦。にしては、木田元著作のものを選ぶのは無謀だったかな、と読み終えた後の理解度を鑑みて少し後悔している自分がいる。

    そうはいっても、諸学者向けの網羅的な作品としてではなく、ハイデガーの「存在の思索」に思い切って焦点を絞った作品として自分の心づもりを変換すれば大変興味深い読書体験ということができる。本書の内容を要約するには力及ばず、なので付箋をした過去の自分を信じ引用箇所にコメントするに届め、個人的なおさらいとさせていただこう。

    <存在了解>という用語の説明。<存在企投>という用語に言い換えているが、観念的な話でどうもふわふわとして腑に落ちない難解さがあるな。
    P83

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    2023年01月29日
  • 哲学はこんなふうに

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    平易な文章で書かれているが、内容は難解。

    淡々と語られるのと、ひとつひとつのテーマが大きいので、一気に読んで消化不良を起こした。正直理解しきれなかった部分も多いが、金言も多い。

    巻末におすすめの入門書がまとまっているので、もう少し勉強してから再読してみたい。

    22
    徳を望むのはばかげている。卑劣漢であるか、義人であるか、それを選ぶのはきみであり、ただきみだけにかかっている。まさにきみの値打ちは、きみがなにを望むかによって決まる。

    23
    道徳は、一人称において語られるかぎりでのみ正当だ。

    25
    ある行為がよいものなのか非難されるものなのか知りたいとしよう。それなら、だれもが自分と同じよ

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    2023年01月19日
  • マッハとニーチェ 世紀転換期思想史

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     面白いのに、ちゃっちゃと読み終われない。現象学の始まりの世界がボンヤリ頭の中に浮かびつつある。
     ユクスキュル・マッハそしてニーチェ、その向こうにハイデガー、メルロ・ポンティが待っているらしい。
     いまのところはそんな・・・・、

     

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    2023年01月06日
  • わたしの哲学入門

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     前半は、木田元さんの生い立ちとどのような経緯で哲学を学ぶに至ったかの記録。中盤は、ハイデガーと、木田元さんが『存在と時間』を理解するために遡って読んださまざまな哲学者たち(カント、ニーチェ、ヘーゲルなど)の思想の解説。そして最後は「哲学」と「反哲学」という概念についての説明と考察。

     前半と最後の部分がとても興味深かった。日本の哲学界の第一人者である木田元さんは、もともといわゆるエリートで有名大に入って心もお金も余裕がある中で哲学を学んで、といったタイプでは全くなく、実はその正反対の人生を歩んでこられた苦労人だったということが衝撃だった。戦後の混乱の中で、人生に救いを求めてドストエフスキー

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    2022年04月27日
  • 反哲学史

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    2021.09.07 とても素晴らしい。感銘を受けた。私の理解力がもう少し高ければさらに良さが分かったのではないか。

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    2021年08月26日