木田元のレビュー一覧

  • 現象学

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    現象学、理論としては納得されたけどまだ体感として納得できるレベルにまで理解しきれていない。でもはじめて学ぶのにはとてもよかった。

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    2021年05月27日
  • わたしの哲学入門

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    「闇屋になりそこねた哲学者」として知られる著者が書いた哲学の入門書です。ハイデガー哲学との出会いから、「存在の歴史」の構想への理解が深まり、「反哲学」という視点を獲得するまでの著者自身の歩みを振り返りながら、読者を哲学の世界へと案内しています。

    著者は、ユクスキュルやメルロ=ポンティの思想に触れたことがきっかけで、ハイデガーの思想をしだいに理解できるようになったと述べています。フッサールは、当時行き詰まりに陥っていた心理学の方法論的改革の試みとして現象学を構想し、そうした初発のモティーフを忠実に受け継いだのがシェーラーやメルロ=ポンティでした。ハイデガーもまた、シェーラーから大きな影響を受け

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    2020年10月29日
  • 現象学

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    現象学の概説書、1970年。

    □ Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ章

    フッサールの現象学を、彼の思想の変遷に沿って、かなりの駆け足で解説している。

    ①現象学は、その初期において、当時の支配的な思潮であった実証主義(心理学主義、人間学主義、生物学主義など)に対する批判として出発する。実証主義は、数学や論理学などのイデア的な対象を、経験的実在的なもの(レアールなもの)に還元する誤謬を犯しているとして、批判される。実証主義に対いて、学問一般のイデア的なものの可能性を追究する純粋論理学としての現象学が構想される。初期の『論理学研究』(その第一巻は「純粋論理学序説」)では、ブレンターノの心理学主義を批判する。なお、意識

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    2020年05月03日
  • ハイデガーの思想

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    最近、木田元の哲学書をいくつか漁り読みしたので、木田元のハイデガーへの思い入れと「存在と時間」の解釈について大分わかってきたので、それを補強するための適書。形而上学を否定するハイデガーの企てには恐れ入るが、そもそも形而上学ってリアルな人生において何の意味があるかが分かっていない自分には理解できない。まあヨーロッパに生まれ育たないと理解できないようなので、日本人である私にはわからなくて当然なのでしょう。哲学は所詮は、時代・場所・文化に深く根ざしているものなのだから。

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    2019年05月06日
  • マッハとニーチェ 世紀転換期思想史

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    はじめのうちは同著者の哲学入門書をいくつか読んでいたので理解できたが、やはり途中から着いていくのが辛かった。やはり哲学的修練を積んでいないと分からない。

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    2019年05月06日
  • 現象学

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    最近、木田元の著書を連続して読んだので何となく分かったような気もするが、やはり専門用語を羅列されるとさっぱり理解できない。しかしながら、理解できないまでも生きていくのにほぼ意味がないような知的探求を味わうだけでも楽しい。質・量ともに薄っぺらい本を読むよりはよほど良い。

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    2019年05月06日
  • わたしの哲学入門

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    哲学の難しさは、なんでそんなことを問題にしなくちゃいけなかったか、という「発想の動機」が分かりにくいことなんだよね、という木田さんの言葉はわかりやすくて、木田さんの言うことならわたしにも少しはわかるかもしれん、と第五回までなんとか読み進んだけと、だんだん雲行きが怪しくなりつつある。。。
    1ヶ月後、やっと一応読み終えたが、やはり難しい。なんとか分かったのは、ハイデガーの『存在と時間』は未完の書で肝心なことが書かれずに終わっているらしい、ということ(笑)

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    2018年05月30日
  • 哲学散歩

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    哲学者のエッセイで羊皮紙やパピルスに思いを致すようになるとは思わなかった。文章が上手い。まるで喋っているよう。

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    2018年04月10日
  • 反哲学史

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     20世紀の、西洋哲学を解体する思想的立場=「反哲学」の立場から、その19世紀末までの歴史を述べた、哲学の案内書的書物。元々、筆者が中央大学の講義で用いたノートを基に書いただけあって、臨場感にあふれ、且つ簡にして要を得ており、大学時代に専攻していたものの遠く離れてしまった私のようなものにも、何だか懐かしくありつつもその大略が掴めるようになっていました。「自然(フュシス)」を対象としていた思考から、「制作物(テクネ)」(=「形相」=「物自体」)が分離しそれを中心とする思考へ、それがヘーゲルで完成を迎えたかと思われたら、その解体へ。壮大な「自然(フュシス)」への回帰の歴史という事なのかな、と思いま

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    2017年10月26日
  • 現象学

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    フッサールからメルロ=ポンティに至る現象学の潮流をコンパクトに解説している本です。1970年に刊行されたやや古い本ですが、現象学の形成とその後の変容のおおまかな流れを把握するのに、現在でも十分に役立つ内容だと思います。

    現象学はもちろんフッサールによって創始された哲学のひとつの潮流ですが、著者は「序章」で、「わたしは「フッサールの現象学」と「現象学的運動」を区別し、後者に焦点を合わせて考えてゆきたい」と述べています。また、「極端な言い方をすれば、フッサールの思索のすべてが現象学的だということにはならないし、現象学はフッサールの哲学に尽きるものではない」ともいいます。こうして本論では、中期の『

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    2017年11月29日
  • 反哲学史

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    19世紀までの哲学の歴史をまとめた本。各時代での著名な哲学者の思想のエッセンスをまとめている。後世の哲学者の思想への繋がりも対比しつつ書かれており、哲学という学問を概観して理解するには良さそう。
    入門書の位置づけだそうだが、哲学書に慣れ親しんでいない自分にはやや難解。とは言え、時代を経て生まれていく様々な思想を追っていくと、自身の思考様式を改めるきっかけとなった。歳を重ねると自分の持っている知識の範囲で判断しがち。特に自分の得意分野においてはなおさら。自分が真実と思い込んでいるものから一歩引いてみることで、新しい何かが見えてくるのではないか。書評とは少しずれるかもしれないが、新年で気持ちを新た

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    2017年01月02日
  • わたしの哲学入門

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    ハイデガーをもとに著者が如何に哲学を学んだかという流れで哲学を開設していく。ハイデガーのところは難しく理解できなかった。カントのところは簡潔だがわかりやすかった。

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    2016年03月13日
  • 現象学

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    他の入門本より少し難しい表現の多い内容ではあるものの、非常に精細な検証によってフッサール現象学からハイデッガー、サルトル、メルロ=ポンティの現象学を概説している。
    特にメルロ=ポンティにおける検証では身体論への展開を論理立てて説明していて分かりやすい。思想だけでなく社会背景や生い立ちなども含めながら説明していて理解しやすい内容である。

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    2015年10月28日
  • 木田元の最終講義 反哲学としての哲学

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    昨年亡くなった木田元さんの、中央大学での最終講義を収めた一冊。主にハイデガー、マッハについて語られています。
    ハイデガーもマッハもその思想を理解していないので、難しい個所もありました。しかし、原書を読み込むことこそ哲学の基本といわれた木田さんの深い理解度合いは十分に感じられ、深い理解に基づく大胆に踏み込んだ解釈は、やはりすごいものだと思いました。

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    2015年02月26日
  • 反哲学史

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    追悼木田元先生
    いつか読もうと思っていたが、木田先生がお亡くなりになられたとのことで急遽拝読させていただいた。何で今まで読まなかったのか。出来ればもっと早くに出会いたかった。
    高校倫理や一般教養の哲学を勉強して興味を持った人向けの哲学史入門書。とても読みやすく哲学史とあるようにソクラテスから始まり形而上学を主軸に展開している。

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    2014年09月19日
  • 対訳 技術の正体 The True Nature of Technology

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    池澤夏樹さんが言うまでもなく、技術を畏怖し、その意義を考えるという思想が存在した。
    今になってそんな哲学が見直されている気がして何だか心強く感じる。追加の二編も非常に気持ちが良い。

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    2014年05月28日
  • ハイデガーの思想

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    ウィトゲンシュタイン「神秘的なのは、世界がいかにあるかではなく、世界があるということである」『論理哲学論考』p78

    【3つの命題】p82
    ①現存在が存在を了解するときにのみ、存在はある(エス・ギブト)
    ②存在は了解のうちにある(エス・ギブト)
    ③現存在が存在するかぎりでのみ、存在は<ある>(エス・ギブト)

    <世界開材性>とか<世界内存在>というのは、人間がそうした<世界>という構造を構成し、それに適応しながら生きる生き方、存在の仕方を指すと考えてよい。このような高次の機能によって、現存在が現に与えられている環境から身を引き離すその事態を、ハイデガーは<超越>と呼んでいる。現存在は、<生物学

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    2013年12月18日
  • 木田元の最終講義 反哲学としての哲学

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    著者が中央大学での最終講義として行なった、ハイデガー研究のハイライトと、
    同大学の最終講演で行なった、エルンスト・マッハによる各分野への影響の紹介、
    及び、文庫版出版にあたり書き足した、ハイデガーの周辺情報の補足。

    いやー面白かった。
    が、とにかく周辺知識が膨大で、樹形図的に話が展開されていくさまはもう、「参りました」と五体投地せざるを得ない気持ちになってくる・・笑
    哲学を職業にするのは、やっぱりすごい

    以下、備忘がてら、印象的だった部分を列挙
    ・『存在と時間』は未完の失敗作
    ・ある=作られてある、のか、自ずから成る、のか
    ・マッハによる形而下二次元世界と、クリムトら<ユーゲント・シュティ

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    2013年09月16日
  • 反哲学史

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    存在論を主題に19世紀までの哲学者の思想を紹介していく。

    もっと簡単な反哲学入門にすれば良かったと後悔しつつ、
    何度も読み返しながら時間をかけて読んだが、

    古代ギリシアの思想はありのままの自然主義が主流で、
    ソクラテスはそれを否定しまくった破壊者であり、
    プラトンは全ては理想の形であるイデアの模写だよと言い、
    アリストテレスはそうじゃなくて可能性と現実体だよと言い、
    キリスト教が勃興し、全ては神の意志だということになり、
    デカルトは自分の理性によるものだよ(それも神の意思だよ)と言い、
    カントはそうじゃないものも沢山あるんだよと言い、
    ヘーゲルは理性は成長して変わっていくものだよと言い、

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    2013年09月14日
  • ハイデガーの思想

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    ハイデガーは20世紀最大の哲学者として、またきわめて難解な思想家として名高い。一方ナチスへの協力者として、その言動は厳しく糾弾されてきた。ここでは主著『存在と時間』の精緻な解読を通じて、ハイデガーの存在論や哲学史観の全貌を描く。と同時にその作業を通じて、なぜナチスに加担したのか、その理由をさぐり、思想の核心に迫る。

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    2012年07月28日