木田元のレビュー一覧

  • 反哲学史

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    20世紀の思想家たちは、自らを「哲学者」とは呼ばずに「思想家」と呼ぶ。

    なぜなら、西欧哲学とは唯一無二の思想体系ではないと彼らは考えるからだ。確かに、哲学とは真理を探究する学であると位置づけられる。しかし、その「真理」とは、古今東西の普遍の真理ではなく、西欧哲学史の枠組みの中で真理であるに過ぎない。つまり、良く言えば「ヨーロッパの伝統的知」となるだろうし、悪く言えば「ヨーロッパのローカルな知恵」ということになるのだろう。

    いずれにせよ、西欧哲学を「西欧において発展した知識体系」と位置付け、それを克服することは、それこそプラトン主義vsアリストテレス主義から始まった西欧哲学の流れそのものを克

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    2012年05月07日
  • 木田元の最終講義 反哲学としての哲学

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    ネタバレ

    最終講義の内容は、”わたしの哲学入門”とか、”反哲学入門”とかを読んでいれば内容は比較的理解できる。
    最終公演のマッハに関する話は、概論に過ぎて個人的にはよくわからなかった。

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    2011年09月06日
  • 現象学

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    [ 内容 ]
    現象学は今日、哲学のみならず、人文・社会科学に広く影響を及ぼし、一つの大きな潮流をかたちづくっている。
    本書は、現象学をフッサール、ハイデガー、サルトル、メルロ=ポンティといった哲学者の思想の展開のうちに生きた知的運動として位置づけ、「われわれにとって現象学はいかなる意味をもつか」を明らかにする。

    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間

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    2011年05月13日
  • ハイデガーの思想

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    主著『存在と時間』の精緻な解読を通じて、ハイデガーの存在論や哲学史観の全貌を描く。
    と同時にその作業を通じて、なぜナチスに加担したのか、その理由をさぐり、思想の核心に迫る。

    [ 目次 ]
    序章 一つの肖像
    第1章 思想の形成
    第2章 『存在と時間』
    第3章 存在への問い
    第4章 ハイデガーの哲学史観
    第5章 『存在と時間』の挫折
    第6章 形而上学の克服
    第7章 ハイデガーとナチズム
    第8章 後期の思索?言語論と芸術論
    終章 描き残したこと
    ハイデガー略年譜

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー

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    2011年04月24日
  • 反哲学史

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    これさえ読めば哲学史はばっちり…というわけではありませんが(そもそもそんな本があるのか)、哲学に興味があってもなくても、一度読む価値はあると思います。

    とても分かりやすい文体で、よくつかわれる用語の意味なんかも新しい見方ができるようになった気がしています。


    とりあえず、また読みます。

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    2011年03月31日
  • 哲学は人生の役に立つのか

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    ご自身の幼少から、哲学に没頭していった大学時代、そして現在に至るまでを書かれた本。

    タイトルの「哲学は人生の役に立つのか」という問いについて、ご本人は「おわりに」の中で以下のように答えられています。

    はじめにも言いましたように、「人生の役に立つ」ということが、世のため人のためになるという意味なら、やはり私には哲学が役に立つものだとはとうてい思われません。しかし、もしそれが私自身の人生において救いになったか、ということなら、確かに私は哲学に出会うことによって救われた、と言っていいところがあります。ですから、哲学は役に立ったと認めざるを得ないでしょう。」

    これは、本当に素直に書かれたことなん

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    2011年02月28日
  • ハイデガーの思想

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    第六章  形而上学の克服
    ヘラクレイトスらのプレ-ソクラテスの思索:自然哲学;生成されたものとしての自然ではなく、生成する自然(natura naturans)についての驚き
    この自ら生産するピュシスとしての存在は、本質存在と事実存在へと分かれておらず、原初の単純さを保持している。/
    「存在とは何であるか?」という形而上学の問いは本質存在と事実存在を分離せしめる。そして、この分離自体が形而上学の成立の条件である。

    第一章 思想の形成
    「いわゆる存在者レベルでの神への信仰は、結局のところ神を見失うことではなかろうか」p45

    第三章 存在への問い
    ウィトゲンシュタイン:「神秘的なのは、世界がい

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    2010年06月25日
  • 現象学

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    メルロ・ポンティについては知らないことが多かった上、それを知ったことにより自分の中での現象学観が大きく変わった気がする。

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    2009年11月27日
  • 哲学は人生の役に立つのか

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    タイトルに惹かれて買った本
    内容にはそれほど期待はしていなかったのだが、意外と面白かった
    ある意味幸福論的な内容で、大半の部分が著者の生涯を書いたものとなっている。
    結論としては好きなことをしろってことでしょうか

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    2009年10月04日
  • ハイデガーの思想

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    この数百年間で最も偉大な哲学者と呼ばれる
    「ハイデガー」というドイツの哲学者のことを書いた本。
    主に「存在と時間」と「ハイデガーがナチスに加担したこと」などについて
    公正な視線で書かれてある、非常に読み応えのある本。

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    2009年10月04日
  • 現象学

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    フッサールからメルロー=ポンティまで。ハイデッガーの持ち上げ方に首傾げる部分もあるけど、世界のあり方についての思想史、特におもきし盛り上がりを見せた時期の思想史が、たった700円で俯瞰できるのは嬉しい。まさしく一般教養。

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    2009年10月04日
  • ハイデガーの思想

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    比較的わかりやすい哲学書だと思ったので、☆4つ。

    理解しているかと言われれば、生返事しかできないが、〔存在と時間〕について納得できたような気がする。

    理解するのに時間がかかるから途中で切り上げ。

    また、手にとろうかな。

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    2009年10月07日
  • 反哲学史

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    西洋哲学史に関する入門書の古典とも言うべき本書は、いまだ色あせず多くの人々に多くの示唆を与えています。「反哲学」とは、哲学を相対化して哲学の歴史を見直すという意味で使われており、別に哲学に対抗した人々の歴史でも哲学史を批判しているわけでもありません。哲学できるほど思考力のない私には著者である木田元先生の深い思考の片鱗すら触れることはできませんが、それまで全く意味のわからなかった西洋哲学、とくにギリシア哲学についてまがりなりにも授業が展開できるほどの知識をつけることができました。

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    2009年10月04日
  • 現代の哲学

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    恩師に薦められたもの。
    ある程度哲学の基礎知識が無いと読んでも理解し辛い。
    20世紀の哲学についての鳥瞰を得られる。

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    2009年10月04日
  • 反哲学史

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    哲学をヨーロッパ中心のものとして、どのように始まったかからいわゆる科学主義の到来までを描いてる
    存在を2つに分類してるところ、形而上学的原理を設定しているところが「哲学」の本質?であって誤謬の始まりらしい
    各思想に共通する点を時代と共に比較してて面白かった

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    2025年01月02日
  • 木田元の最終講義 反哲学としての哲学

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    2021.10.18 いろんな哲学の本を読んだが、木田先生の本は本当にエキサイティングだと思う。わかりやすく大胆で興味深い。中大に入っていればよかったなぁと思ってしまった。

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    2021年10月18日
  • 現代の哲学

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    2021.09.27 難しくて理解できなかった。あと数度は読まないとわからないと思う。とりあえず一回読み終わったので登録するが、数を重ねたい。

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    2021年09月27日
  • 現代の哲学

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    ネタバレ

    「反哲学史」を読んだあとに読んだが、「反哲学史」とは異なりかなり現代哲学を専門的に説明していると思われるため、素人にはとてもついていける内容ではなかった。評価の3はあくまで自分の理解力のなさに起因しており、哲学を学んだ人なら違う評価だと思う。

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    2019年03月03日
  • 反哲学史

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    おなじ著者の『現代の哲学』(講談社学術文庫)の姉妹編です。

    「哲学」はどの文化圏でもどの時代でも通用する普遍的な知を意味すると考えられてきました。しかし、19世紀の終わりから20世紀にかけて、こうした「哲学」の見方を解体する試みが多く現われてきたと著者はいいます。本書のタイトルになっている「反哲学史」ということばは、こうした観点から「哲学」という知の様式の歴史を解体する企てを意味しています。

    ソクラテス以前の哲学者たちは「自然」についての思索をおこないました。ただしこの「自然」は、こんにち自然科学が対象としているような自然ではなく、人間や神々さえも含めたすべての存在者の真の本性、つまりすべ

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    2018年06月23日
  • 現象学

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    ネタバレ

    現象学についてフッサールからハイデガーへの流れ、メルローポンティの思想が大まかに書かれてある。
    哲学の歴史や一応の哲学的知識があまりないので読むのが難しかった。

    メルローポンティは全体を一つという考え方でアフォーダンスに繋がっているような気がする。

    最後の6ページは作者の現象学に対する期待と希望が現れていて感銘を受けた。

    一部抜粋する。
    「現象学とは、世界のなか、歴史のなかでのわれわれの経験に問いかけ、その意味を解読しようとする果てしない努力である。いいかえれば、(略)全体的経験の文脈のなかで個々の経験が何を言おうとしているのか、何を意味しようとしているのかを、不断に問いつづけようという

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    2017年12月20日