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Posted by ブクログ 2016年02月03日
16/1/2
著者と哲学との関わりについて書いたあと、歴史に沿って哲学の流れを説明するというのが本書の構成である。
ハイデガーという一つの視点から、様々な哲学者の思想を批評しながら歴史に沿って進展するため、それぞれの思想をかいつまんで説明するような入門書よりも、思想と思想のつながりや思想の流れがわか...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月23日
木田さん自身おっしゃってますが、哲学者がなぜ哲学を学ぼうとしたのか。というところから話をした方が、とっかかりがいいのではないか?ということで書かれた本らしく大変面白かった。
哲学独自の言葉に言及された部分は笑ってしまいました。そもそも日本語の翻訳は、その日本語がさっぱりわからないことが多い。と...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月29日
「闇屋になりそこねた哲学者」として知られる著者が書いた哲学の入門書です。ハイデガー哲学との出会いから、「存在の歴史」の構想への理解が深まり、「反哲学」という視点を獲得するまでの著者自身の歩みを振り返りながら、読者を哲学の世界へと案内しています。
著者は、ユクスキュルやメルロ=ポンティの思想に触れた...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月27日
前半は、木田元さんの生い立ちとどのような経緯で哲学を学ぶに至ったかの記録。中盤は、ハイデガーと、木田元さんが『存在と時間』を理解するために遡って読んださまざまな哲学者たち(カント、ニーチェ、ヘーゲルなど)の思想の解説。そして最後は「哲学」と「反哲学」という概念についての説明と考察。
前半と最後...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月30日
哲学の難しさは、なんでそんなことを問題にしなくちゃいけなかったか、という「発想の動機」が分かりにくいことなんだよね、という木田さんの言葉はわかりやすくて、木田さんの言うことならわたしにも少しはわかるかもしれん、と第五回までなんとか読み進んだけと、だんだん雲行きが怪しくなりつつある。。。
1ヶ月後、や...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月10日
ここ最近、木田元の哲学書を連続して読んだが、その中でも最高の書。形而上学=哲学というのがプラトンが、現実社会(事実存在)と現実にはない理想の世界(本質存在=神の世=イデア)とを分離したことから始まり、それがニーチェにて終了し、現代哲学はこの形而上学的な二元論から、自然な存在というものを中心に論じるギ...続きを読む
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