ジェームズ・ロリンズのレビュー一覧

  • イヴの迷宮 下

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    Σシリーズの第十作目。
    今回は人類の進化の謎である「大躍進」をテーマに、科学的要素と歴史的要素が盛り込まれ、それらが見事に調和したお馴染みの構成。今回印象に残っているフレーズは、「世の中を変えるには、ほんの一握りの『極端に向上した個体』がいれば十分である」と、「月は………である」の二文。これらの考察については、かなり興味深いものであった。

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    2018年05月20日
  • ダーウィンの警告 下

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    シグマフォースシリーズの中で、最後まで読むのがきついと思ったのは初めてかもしれない。
    今回は、ペインターチームとグレイチームでふた手に分かれて物語が進行したが、どちらも予想通りの展開。
    どちらに重きを置いて読み進めたらいいのか判らない上に、意外な展開もなかった。
    アクションも単調で、特に南極での闘いは、どうにも想像しづらかった。
    最後のグレイの行動が、今後どう展開していくのかは楽しみにしておきたい。

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    2018年03月31日
  • ナチの亡霊 上

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    (上下巻共通)
    ちょっと、とっちらかしすぎてしまったんじゃないか疑惑。
    複数エピソードを並行して描くのはいいんだけど、エピソードの切り替わるタイミングが、ちょっとテンポ悪い感じ。「24」シリーズみたいにリアルタイム性を売りにするならともかく、小説なんだから、もう少し落ち着けばいいのに。(^^;
    内容は前作と変わらずトンデモ科学系の謀略小説。
    「キリスト教が」と言われるより「ナチが」と言われた方が、ちょっとリアルな感じがすると言うことに気付きました。(^^
    せっかく主人公のチームがあるんだから、チームとしての連携をもっと見たかった気がしますね。

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    2018年03月18日
  • チンギスの陵墓【上下合本版】

    ネタバレ 購入済み

    多重宇宙でほっこり

    災厄は地球規模でとても大きいのだが、ギルドが壊滅した後の敵としては微妙。
    いくつかの敵がからむのだが、正規軍相手でもいいのか?
    準主役級の登場人物がいなくなるのは悲しいが、幸せの多重宇宙が・・・。

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    2017年12月24日
  • ウバールの悪魔 上

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    読書録「ウバールの悪魔(上)」3

    著者 ジェームズ・ロリンズ
    訳 桑田健
    出版 竹書房文庫

    p311より引用
    “ しばらくして、クレイが口を開いた。
    「ウイスキーは飲み物で、水は戦うものであ
    る」”

    目次から抜粋引用
    “雷雨
     砂と海
     二つの霊廟”

     機密部隊・シグマフォースの活躍を描いた、
    長編アクション小説。シリーズ第0弾。
     大英博物館、大雨の夜に館内を巡回する警
    備員。侵入者の気配を感じ、確認に向かった
    が…。

     上記の引用は、中東の紛争についての一節。
    カッコ内はマーク・トウェインの言葉だそう
    です。どれ程物にあふれて豊かでも、空気と
    水が無ければまともに生きられませんね

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    2017年11月18日
  • ダーウィンの警告 下

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    読書録「ダーウィンの警告(下)」3

    著者 ジェームズ・ロリンズ
    訳 桑田健
    出版 竹書房文庫

    p220より引用
    “「ラルフ・ワルド・エマーソンが的確に述
    べている。『人類が終わりを迎えるとすれば、
    文明が原因となって死に絶えることになるだ
    ろう』とね。”

    目次から抜粋引用
    “地獄岬
     文明退化”

     機密部隊・シグマフォースの活躍を描いた、
    長編アクション小説。シリーズ第九弾下巻。
     敵の攻撃をしのいで接触を依頼してきた科
    学者と合流した、シグマメンバー達。南極を
    拠点に科学者たちが進めていた研究は、かの
    ダーウィンの探検にも関わるもので…。

     上記の引用は、環境保護論者の言葉。
    大地

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    2017年11月18日
  • ダーウィンの警告 上

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    読書録「ダーウィンの警告(上)」3

    著者 ジェームズ・ロリンズ
    訳 桑田健
    出版 竹書房文庫

    p36より引用
    “「モノ湖も例外ではありません。塩化物、
    硫酸、ヒ素を含む水は生命の維持に適さない
    ように思われますが、実際には豊かで複雑な
    生態系が存在しています。私たちは保護活動
    を通じて、そんな生態系の保存に努めている
    のです」”

    目次から抜粋引用
    “闇の創世記
     幻の海岸”

     機密部隊・シグマフォースの活躍を描いた、
    長編アクション小説。シリーズ第九弾上巻。
     ビーグル号の船室で、一枚の地図を手に取
    るチャールズ・ダーウィン。その地図に書か
    れているのは地球の南の果て、そこでビーグ

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    2017年11月18日
  • チンギスの陵墓 上

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    読書録「チンギスの陵墓(上)」3

    著者 ジェームズ・ロリンズ
    訳 桑田健
    出版 竹書房文庫

    p224より引用
    “ だが、世界は大きく変わった。現在、モ
    ンゴル経済は鉱業に牽引されて世界有数の成
    長率を記録している。この国の真の宝はチン
    ギス・ハンの失われた陵墓の中にではなく、
    石炭、銅、ウラン、金など、一兆ドルを上回
    ると試算される天然資源の鉱床の中に眠って
    いるのだ。”

    目次から抜粋引用
    “墜落・炎上
     聖人と罪人”

     機密部隊・シグマフォースの活躍を描いた、
    長編アクション小説。シリーズ第八弾上巻。
     フン族の王・アッティラ、周囲の国から恐
    れられた王が、今、行きを引き取ろうとして

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    2017年11月18日
  • ギルドの系譜 上

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    読書録「ギルドの系譜(上)」3

    著者 ジェームズ・ロリンズ
    訳 桑田健
    出版 竹書房文庫

    p42より引用
    “前に父の報告書か何かで、海外に暮らす
    ヨーロッパ人の中には海賊という新しい事業
    に金のにおいを嗅ぎつけ、支援と資金援助を
    行っている者がいるという話を読んだ記憶が
    ある。”

    目次から抜粋引用
    “海賊
     天国と地獄”

     機密部隊・シグマフォースの活躍を描いた、
    長編アクション小説。シリーズ第七弾上巻。
     十二世紀初頭、死体に溢れる戦場を、一人
    の騎士が馬に乗り移動する。目的地の要塞へ
    たどり着き、地下で待つ戦利品へと足を進め
    た…。

     上記の引用は、大統領の娘に起こった出来
    事に

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    2017年11月18日
  • ジェファーソンの密約 上

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    読書録「ジェファーソンの密約(上)」3

    著者 ジェームズ・ロリンズ
    訳 桑田健
    出版 竹書房文庫

    p170より引用
    “生き残り、強くあるためには、十三の植民
    地が一つにまとまらなければならない。一つ
    になって初めて、新しい国家は折れることの
    ない存在になれる。”

    目次から抜粋引用
    “侵入
     火災旋風”

     機密部隊・シグマフォースの活躍を描いた、
    長編アクション小説。シリーズ第六弾上巻。
     18世紀アメリカ、未開の地に一人のフラン
    ス人科学者が探検に訪れた。調査していた墳
    丘で、発見された物には…。

     上記の引用は、部族の族長が教えた十三本
    の矢の逸話についての一節。日本でも毛利家

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    2017年11月18日
  • ケルトの封印 下

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    読書録「ケルトの封印(下)」3

    著者 ジェームズ・ロリンズ
    訳 桑田健
    出版 竹書房文庫

    p244より引用
    “ 経験から、そうした予感を無視するべき
    ではないと知っている。人間の体は大きなア
    ンテナのようなものだ。表層意識が気付かな
    い信号も、脳の奥底にある本能がキャッチし、
    絶えず情報を処理しながら必要に応じて警報
    を発する。”

    目次から抜粋引用
    “破壊の種子
     黒い聖母”

     機密部隊・シグマフォースの活躍を描いた、
    長編アクション小説。シリーズ第五弾下巻。
     上院議員が狙われ、その容疑者の元へとも
    に向かう、シグマフォース司令官・ペイン
    ター。向かう先は、植物のためのノアの箱船

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    2017年11月18日
  • ケルトの封印 上

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    読書録「ケルトの封印(上)」3

    著者 ジェームズ・ロリンズ
    訳 桑田健
    出版 竹書房文庫

    p301より引用
    “「何とも言えんな。三年前に私が初めてこ
    こを訪れた時には、すでに煙が上がっていた。
    ゆっくりと地下に向かって燃え広がるから、
    鎮火させるのはほぼ不可能だ。無尽蔵に近い
    燃料源によって、ひたすら燃え続ける。数世
    紀にわたって燃え続けている泥炭火災がある
    ことも知られている」”

    目次から抜粋引用
    “渦巻模様と十字
     炎と水”

     機密部隊・シグマフォースの活躍を描いた、
    長編アクション小説。シリーズ第五弾上巻。
     1086年イングランド、国王からの命を受け
    た検死官が地方へ調査に向か

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    2017年11月18日
  • イヴの迷宮 下

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    いつもよりさらに謎のスケールが大きくなってて、おもしろかった。まあ、トンデモ説の類いに入るのだろうけど、このシリーズは科学的根拠を挙げてくるので、楽しめる。
    冒険読み物としては、今回ももちろん世界の各地でΣのメンバーが同時に活躍&暴れるのだけど、特にコワルスキのグループが秀逸❗
    コワルスキ……恐怖症が克服できたり息子ができたり……よかったね(笑)
    でも10年後が気になる~‼

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    2017年10月21日
  • チンギスの陵墓 下

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    死んでも別の世界線へ移行ねえ。現代版極楽浄土思想といったところか。それにしても、タイムリミットをつけない話にして欲しいなあ。それを見つけてどうするのかわかっていないのに、まずはそれを見つけよう!とか、科学者とは思えない。

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    2017年09月24日
  • チンギスの陵墓 上

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    序文の科学的事実にて、「現実」とは洞窟の壁に揺れる影かもしれない、という話は、他のSF小説でも心に響いたネタだったので、期待。
    いつものように、世界の終わりまでは時間がない。

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    2017年09月20日
  • イヴの迷宮 上

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    どんどん謎のテーマが遡っていって、この巻はとうとう3万8千年前の人類が突然進化した時代にまで至っている。
    あいかわらず世界のあちこちで同時多発的に事件が起きて、シグマの面々はそれぞれ大忙し、今回も大ピンチ。ここら辺のアクションとリーダビリティはさすがです。
    個人的には、お猿さん恐怖症のコワルスキの受難とそれにもめげない活躍ぶりが楽しかった。
    グレイは、お父さんの病気とセイチャンに骨抜きにされてから、ちょっと精彩を欠いている感じ……一応主役なのに、いまいちピリッとしないのが残念。
    本筋の人類学的ミステリーについては、下巻に期待。

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    2017年09月20日
  • ダーウィンの警告 下

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    タイトルに惹かれました。
    SFはみんなやっぱり大好きなジャンルですよね!
    上下巻とも面白かったです!
    このウィルスはとんでもない。
    人間であるとはどういうことなのか。

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    2017年09月14日
  • イヴの迷宮 下

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    ネタバレ

    相変わらずテンポが良くて面白かった。アトランティスの新解釈?も面白い。月の秘密も確かに、、、。それよりも何よりもコワルスキがどうなるのか気になる。

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    2017年07月31日
  • イヴの迷宮 上

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    シグマフォースシリーズ最新作。今回はモンクもしっかり登場。コワルスキも相変わらず。相変わらずテンポが良くて面白い。いままで興味があるけど今ひとつわからなかった、ホモサピエンスやネアンデルタール人などの関係が少し理解できた。下巻へ。

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    2017年07月31日
  • ロマの血脈 上

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    読書録「ロマの血脈(上)」3

    著者 ジェームズ・ロリンズ
    訳 桑田健
    出版 竹書房文庫

    p231より引用
    “「人間の脳波電気信号の集まりで、新しい
    信号への適応能力もあるため、機械へと接続
    することが可能だ。ある意味、人間は生まれ
    ながらにして完璧なサイボーグであるとも言
    えるな」”

     機密部隊・シグマフォースの活躍を描いた、
    長編アクション小説。シリーズ第4弾上巻。
     憂鬱な用事のはしごの途中、ホームレスに
    近づかれた主人公・グレイ。施しの気持ちを
    渡そうとしたところ、反対に手のひらに硬貨
    を乗せられ…。

     上記の引用は、人の脳と機械について書か
    れた話でのシグマの学者の言葉。
    人間

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    2017年07月12日