あらすじ
〈聖なる母の遺骨〉が示す、
人類の叡智の根源とその未来──
なぜ人類の知能は急速に発達したのか?
〈シグマフォース〉VS 中国軍科学技術集団が激突!
人類の未来の鍵を手にするのはどちらだ!?
全世界で日本でベストセラー! シリーズ最新作!
知能とは進化における偶然の産物であって、
必ずしも優位とは限らない。
――アイザック・アシモフ
現生人類が最初に登場したのは約二十万年前
認知の発達におけるその時を迎えたのは約五万年前──
芸術や技術革新において説明のつかない大きな進歩
人類の意識におけるビッグバンは起こった
それはなぜ起きたのか……今もって解明されていない
★巻頭に『イヴの迷宮』前日譚にあたる短編を特別収録!
〈あらすじ〉遺伝学者レナ・クランドールとローランド・ノヴァク神父は、クロアチアの洞窟でネアンデルタール人の遺骨らしきものと壮麗な壁画を発見するが、謎の一団の襲撃を受けて洞窟内に閉じ込められる。シグマフォースのグレイ・ピアースとセイチャンによって救出されたものの、遺骨は奪われてしまう。遺骨の謎を探るため、グレイたちはアタナシウス・キルヒャーという十七世紀の神父が残した手がかりを追う。一方、アメリカにいるレナの双子の妹マリアは、調査に訪れたジョー・コワルスキと飼育しているゴリラのバーコとともに、中国人の一団に拉致されてしまう。ネアンデルタール人の遺骨と北京で行なわれている謎の実験の関連は何なのか?
◆歴史的事実から──「イエズス会のレオナルド・ダ・ヴィンチ」
アタナシウス・キルヒャー神父は、「イエズス会のレオナルド・ダ・ヴィンチ」として知られていた。その異名の通り、神父は数多くの分野──医学、地質学、エジプト学──で業績を残しているほか、精巧な機械仕掛けの装置も作っており、その中には磁力で動く時計がある。このルネサンス人とその業績は、デカルトやニュートン、ジュール・ヴェルヌやエドガー・アラン・ポーなど、時代を超えて人々に影響を与えた。スタンフォード大学は磁力で動く時計をはじめとする彼の作品数点を再現しており、ロサンゼルスのジュラ紀技術博物館にはキルヒャー神父の作品を集めた常設展示がある。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
類人猿・猿人から人へ。
現生人類になるまで、様々な種族がいたのに歴史の何処へ消えていってしまったんだろう……。
改めて人間の定義って、なんだろうと思います。
Posted by ブクログ
"人類誕生の起源に迫る冒険活劇。科学の発展に倫理的な問題を排除してもよのか?人類の進化につながる研究にまい進する組織と米国国防総省の秘密特殊部隊シグマとの闘い。毎回登場するメンバーの活躍が描かれる。
一見荒唐無稽に思われる内容も最新科学では実現可能かもしれないぎりぎりのところを描く著者の作品にはいつも驚かされる。
発掘された骨のDNAから絶滅したはずの人類の祖先を現世に呼び戻したのか?
まだ詳細は分からないまま、下巻へ続く。"
Posted by ブクログ
ミッドナイト・ウォッチ
コワルスキの意外?な一面が見えて面白かった。
イヴの迷宮(上)
人類の進化について解かっていないことが多い。知的好奇心からその謎を解こうとする人たちと、一国のため軍備増強のために答えを求める人たち。すべての人の未来を明るくする利用の方が良いと思うのだけれど。
Posted by ブクログ
待ってました。
久しぶりのシグマフォースシリーズ。
前回の本で、次回の本がいつ頃出るとかわかっていたので、目を皿のようにして待ってました(笑)
動物はだめよぉ~~
タッカー&ケインもそうだけど、動物にはからきし弱い。
もう健気で愛おしくて・・・
今回はバーコというゴリラだ。
賢くて、優しくて・・・
そして今回の敵は中国軍科学技術集団。
胸糞悪いけど、今はバーコが心配。
Posted by ブクログ
シグマフォースシリーズ。クロアチアでネアンデルタール人の遺骨らしきものを発見するも謎の集団に襲われる。遺骨の謎を追いキルヒャーという17世紀の神父にたどり着く。謎の集団の目的はなにか、人類の進化の秘密を追う。
コワルスキーが主役の話しでグレイは歴史担当だが、今回は歴史方面はあまり面白くない。こじつけと戦闘ばかりだった。敵側もグレイ達が何を追っているのか理解していないのですごく間抜けに見える。
Posted by ブクログ
どんどん謎のテーマが遡っていって、この巻はとうとう3万8千年前の人類が突然進化した時代にまで至っている。
あいかわらず世界のあちこちで同時多発的に事件が起きて、シグマの面々はそれぞれ大忙し、今回も大ピンチ。ここら辺のアクションとリーダビリティはさすがです。
個人的には、お猿さん恐怖症のコワルスキの受難とそれにもめげない活躍ぶりが楽しかった。
グレイは、お父さんの病気とセイチャンに骨抜きにされてから、ちょっと精彩を欠いている感じ……一応主役なのに、いまいちピリッとしないのが残念。
本筋の人類学的ミステリーについては、下巻に期待。