ジェームズ・ロリンズのレビュー一覧

  • ユダの覚醒 下
    "読書後の知的好奇心的探究の旅では、
    アンコール遺跡について「天の鏡-失われた文明を求めて」
    バクテリアの世界について「Human Wildlife」ドクター・ロバート・バックマン著
    を手に入れてみたい。
    このグレイソン・ピアース氏が主人公のシリーズでは、著者が巻末に参考にした科学的、歴史の事実を紹...続きを読む
  • ユダの覚醒 上
    "今回の科学的なテーマは菌にまつわる話。そして歴史のテーマはマルコ・ポーロさんの「東方見聞録」に秘められた謎。
    人間の体は、多くの菌と同居している。ヨーグルトを食べると身体に良いといわれているのはビフィズス菌が腸の働きを良い方向に整えるから。
    そのほかにも数千の単位で聞いたことのないような菌と同居し...続きを読む
  • ナチの亡霊 下
    "この著者は巻末に参考にした書籍を紹介してくれる。今回は量子論についての本は翻訳もされているようだ。きっと読みたくなるだろうなぁ
    物語は、一気にクライマックスに向かって突き進む。
    「ユダの覚醒」「ロマの血脈」とシリーズは続いている。毎回大きな科学テーマの勉強をさせてもらえて、冒険談を楽めるとってもお...続きを読む
  • マギの聖骨 上
    "この本は、エンターテインメントに富んだフィクションなのだが、登場する美術品、遺跡、財宝などは実在するとのこと。また、科学技術も最新の研究に基づいたものだと冒頭に記載がある。
    キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、それぞれの経典を学びたくなった。この小説から興味を持って宗教学者になる人もいるのでは?
    ...続きを読む
  • アイス・ハント(上)
    "科学とミステリーとアクションを見事に融合した作品。著者の得意分野。
    元グリーンベレー(米陸軍特殊部隊)、野生動物を監視しているアラスカ魚類野生動物庁監視員が主人公。
    神戸への出張道中で楽しみました。"
  • アイス・ハント(下)
    "映画向けの作品。最後まで手に汗握る展開。一気に最後まで読まずにはいられなかった。
    国家の論理で突き進むCIAは決してヒーロー的に描写していないこともこの小説の面白いところかなぁ"
  • ロマの血脈 上
    今回のお話は、人間は未来を見ることができるのか?脳の能力、遺伝子のなぞを絡めて、シグマフォースという機関の生い立ちの謎も追いかける。さぁ下巻を手に冒険の続きを読もう。
  • ナチの亡霊 上
    "コペンハーゲン、チベットで別々に進行する物語が次第に交錯していく。今度のテーマは量子理論。
    手に汗握る展開と知的好奇心を刺激する物語。至福のひと時。"
  • マギの聖骨 下
    疾風怒濤の勢いでスリラー界に名を馳せるロリンズの「シグマフォース・シリーズ」〝第1弾〟。全編クライマックスという表現が相応しく、加速度的に疾走するストーリーには圧倒される。冒頭から結末まで凄まじい量の情報を盛り込みながら、破綻することなく力業でまとめ上げる技量は相当なものだ。しかも、今なお精力が衰え...続きを読む
  • モーセの災い 下
    シグマフォースシリーズ。

    いつもより展開がファンタジーかなぁと思うところも若干あるけど、自然科学的な部分と冒険譚的な部分のバランスが良く、最後まで緊張感をもって読み通せます。さすがにエネルギー関係の話を延々と持ち込まれたら、難しくて飽きちゃいそうだもの。今作はおまけの短編も含めて、コワルスキとセイ...続きを読む
  • シグマフォース外伝 タッカー&ケイン2 チューリングの遺産 下
    シグマフォースシリーズ外伝・
    タッカー&ケインシリーズ、2作目。

    今回の敵はドローン。無人飛行による攻撃が可能、というイメージは漠然と持っていたものの、その進化は想像を遥かに超えたものに。災害時など平和目的に利用される分にはいいけれど、軍事目的にとなると、相当の脅威となってしまうのが哀しい。ここま...続きを読む
  • ウバールの悪魔 上
    本来ならこの作品からとっかかるべきだったのだが、感で購入したので確か第5作目くらいからが読んでしまったシグマフォースシリーズの第1作品目です!

    「ウバールの悪魔」

    この作品に限っては司令塔であるペインター・クロウが大活躍をする。ジェイソン・ボーンとラングドンを2で割るどころかまさにそのままのモン...続きを読む
  • ウバールの悪魔 下
    本来ならこの作品からとっかかるべきだったのだが、感で購入したので確か第5作目くらいからが読んでしまったシグマフォースシリーズの第1作品目です!

    「ウバールの悪魔」

    この作品に限っては司令塔であるペインター・クロウが大活躍をする。ジェイソン・ボーンとラングドンを2で割るどころかまさにそのままのモン...続きを読む
  • モーセの災い 上
    短編 クラッシュ・アンド・バーン

    セイチャンとコワルスキ 全然違う二人の個性の差が何とも言えない色合いを生む。面白い フフ

    モーセの災い 上

    モーセがエジプトに十の災いをもたらした。??
    知っているのは"モーセの十戒"
    一体何が起きるのか、起こっていたのか?
    変わりつつある...続きを読む
  • ダーウィンの警告 下
    Σシリーズの第九作目。
    毎回、事実とフィクションとの境目が分からなくなるが、今回は特に「これが事実だったら…考えるだけでも恐ろしい」って思った、南極大陸の「影の生物圏」の生物達に衝撃を受けた。でも、カリフォルニアの軍事研究施設から流出した驚異的な有害物質も、南極大陸の「影の生物圏」の生物達も、同じ方...続きを読む
  • イヴの迷宮 下
    シグマフォースシリーズ、10作目。

    結局のところ、人類の研究が生体兵器の開発に繋がってしまうのが哀しいかな。奇跡的な確率で存在する人間なのに、どうして破滅に自ら向かおうとするのか。知能を持った時点ですでに破滅への一歩を進んでいるのかもしれない、と思ってしまった。
    今作もヨーロッパ、中国、南米と、世...続きを読む
  • シグマフォース外伝 タッカー&ケイン2 チューリングの遺産 上
    プロローグ/第一部 人探し/第二部 追撃/第三部 ホワイトシティ

    知人の捜索を頼まれたタッカー。ケインを連れての調査中に襲撃してきたのは戦闘用ドローン。黒幕はだれ?

    空飛ぶおもちゃにしか見えないドローンのイメージだったのに、それぞれの属する世界で利用方法を考えるのね。戦闘には使って欲しくな...続きを読む
  • シグマフォース外伝 タッカー&ケイン2 チューリングの遺産 下
    第三部 ホワイトシティ(承前)/第四部 煙幕/第五部 敵陣突入

    アラン・チューリング、コンピューターの父とも呼ばれる彼がもたらしたしたものは平和か、新たな争いか

    素手の争いが武器を使うようになり、石や木の枝が刀へ、鉄砲へ、爆弾へ、いよいよ目に見えない部分がある電子の争いになるのか。なんかい...続きを読む
  • アイス・ハント(下)
    現在も精力的に創作活動を続けている精鋭の一人ジェームズ・ロリンズ2003年発表作。SFホラーの要素に冒険小説的な活劇をふんだんに盛り込んだスリラーで、著者の迸るエネルギーに満ち溢れた力作だ。恐らくロリンズは、〝読者をいかに楽しませるか〟というエンターテインメント性について相当探究したのだろう。その筆...続きを読む
  • シグマフォース外伝 タッカー&ケイン 黙示録の種子 下
    Σシリーズの外伝で、タッカー&ケインシリーズの一作目。
    ギルドの系譜で登場したコンビが、主役となってシリーズ化。
    LUCAという、全ての植物の元でもあり、万能薬にも生物兵器にもなりうる可能性を秘めた植物を、時代を超えて復活させようという、善人と悪人との戦い。
    相変わらず、科学と歴史の要素が満載で、毎...続きを読む