ジェームズ・ロリンズのレビュー一覧
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シグマフォースシリーズ。グレイの家ににギルドのスパイ、セイチャンが傷を負って転がり込んできた。シグマフォース本部に連行しようとしたがギルドの殺し屋が妨害する。グレイの両親も巻き込み、グレイはセイチャンを連れて逃亡する。またインドネシアで奇病が蔓延しモンクとリサが派遣される、そこにギルドが乱入してくる。
相変わらず歴史と科学を上手く融合させている。少し落ち着いたとはいえ今現在コロナ禍であることを考えると感慨深い。またセイチャンもメインキャラに昇格し、ギルドとの戦いも本格化した。最後まで面白かったが、本作では歴史と科学が最後の方まではっきり別れており、わかりやすく読みやすいがプロットの単調化がマン -
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米国特殊部隊シグマフォースの活躍を描くシリーズ1作目。
独ケルン大聖堂からマギの聖骨が盗まれる。マギは、聖書に登場し、キリスト生誕を伝えたという三博士のこと。ヴァチカンから依頼を受けた米国特殊部隊シグマフォースが事件の解明に取り掛かる。
「ダ・ヴィンチ・コード」や「インディ・ジョーンズ」「007」シリーズを合わせたような内容。
キリスト教に起因する神秘的でどこか怪しい雰囲気の中、最新科学兵器やガジェットを使ったアクションシーンが映画を見ているように展開される。
主人公は頭脳明晰で運動神経バツグンのアメリカンなイケメン。ヒロインは知的で行動的なイタリアンな美女。悪役はいかにも悪役っぽく、 -
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ネタバレΣシリーズの第十二作目。
今作のテーマはΣの本部があるスミソニアンキャッスルのルーツであるジェームズ・スミソンが発見したという恐ろしい生物と、その生物を使って世界を牛耳ろうとする日本の組織との戦い。
とにかく、スズメバチとそれに襲われた人の描写がリアルすぎてエグい。映像を見たわけじゃないのに、想像の絵が頭に残るほど。もちろんストーリーもいつもどおり面白くて、最初から最後まで飽きさせない展開。
スズメバチに襲われたレギュラーメンバーが、最後には助かるはずだと信じて読み続けて、結果は…。
あと、グレイとセイチャンの関係が良いんだなあ。最後のオチは想像がついたけど、それでも次作が楽しみになったのは間 -
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ネタバレシリーズ15作目。相変わらず安定的に面白い。作者のテーマ設定の旨さにいつも驚かされる。今回のテーマは、ホメロスの抒情詩『オデュッセイア』と『イリアス』。古代ギリシアのミケーネ、エジプト、ヒッタイトという三代青銅器文明が忽然と歴史から消えたのは、第三者(国)が三つの国(文明)を攻め滅ぼしたからだという説があることを初めて知った。本作ではその国は驚くべき高い技術を持ち、新しいエネルギーをも持っていたされ、終末思想に犯された狂信者集団が世界に終末をもたらすために、その技術を手に入れようとする。 コワルスキに幸せが訪れたのに、彼が病に犯されているというシーンで終
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