パウロ・コエーリョのレビュー一覧

  • ベロニカは死ぬことにした
    “正しい人は、それがただ一番強い人ってだけなんだ。この場合、矛盾してるが、臆病な人ほど勇ましくなって、彼らは他の人たちみんなにその考えを押し付けてしまおうとするのさ”
  • 11分間
    アルケミストにハマらなかっただけに衝撃を受けた。怒涛の読書体験で完全に圧倒された。全てが熱くて燃えている一冊だった。ああやってオープンに話せる人をパートナーにほしい。「当たり前」に疑問をもちそれについて話すことをためらわない人を。最初のペンのエピソードから、なにからなにまで魅了。

    最後は、あそこで...続きを読む
  • 星の巡礼 Anniversary Edition
    同著者の名作『アルケミスト』を読まれた方は、よりこの本を楽しむことができると思います。サンチャゴの巡礼から帰ったコエーリョは、自伝であるこの『星の巡礼』を描き、そのすぐ後に『アルケミスト』を描きます。サンチャゴへ向かう道の途中の描写は、アルケミストのあらゆる場面を彷彿とさせます。

    作者がこれほどま...続きを読む
  • 11分間
    2021.4.7 ノートから転記

    ほんとうに面白い作品だった。正直初めのほうは売春をするに至るまでの彼女にそこまで前のめりにならず、こつこつと読んでいったのだが、中盤で一人の画家に出会うところで惹かれはじめた。そしてなによりも痺れたのが、運命的な出会いを果たし主人公がそこから正の方向に導かれて...続きを読む
  • 11分間
    感想を書くのが難しい。

    描写の生々しさが伝えてくる情景や感情がすっとはまることもおおくて、あぁ、わかる、素敵、と思う場面がいくつかあった。
    時々のマリーアの日記からも、背伸びをして大人になっていっていると自分に言い聞かせて、自分を騙して深入りしないようにして、他人の期待と自分の夢との葛藤、理性を超...続きを読む
  • ベロニカは死ぬことにした
    これは何年も前に途中まで読んで放り出したままになっていた本。
    今度はなぜかすんなりと、むしろ夢中になって読めました。
    以前にギブアップした理由のひとつが、自殺未遂をしたベロニカの心情描写やその変化に共感できてしまうがゆえに読むのがしんどいということでした。生生しいのです。俯瞰的に読むようにしないとつ...続きを読む
  • アルケミスト 夢を旅した少年
  • 星の巡礼
    タイトルに惹かれて手に取ったら、パウロ・コエーリョの本だった。
    読み始めたらぐんぐんと内容に惹かれていった。ファンタジーかと思ったら、パウロ自身の話しで、巡礼の話し。師と共に、剣を求めて巡礼路を旅する。
    巡礼なので宗教性、スピリチュアリティの話しが沢山あるが、深い話が多く、自然と内容を受け入られる。...続きを読む
  • 悪魔とプリン嬢
    パウロ・コエーリョ作品の中では訳文も比較的読みやすく、世界観も超俗的なスピリチュアル・メッセージを含むものというよりはむしろ限りなく人間の悪という俗世間に近い内容を描き出している。悪とはなにか、を知りたい人はぜひ。
  • 第五の山
    "アルケミスト"で知られるブラジルの作家。豊富なキリシタン知識を盛り込みつつ、青年が夢を追うお話を語ります。

    古代イスラエル。フェニキアからやって来た王妃は時の王をたらしこみ、古来の信仰を捨ててフェニキアのバアル神を信仰するよう説き伏せる。やがて弾圧は下々にも及び、のちの預言者エリヤは首を狙われる...続きを読む
  • 星の巡礼
    「アルケミスト」を随分前に読んで、これは最近年末年始に読んだ。彼の作品の中でも宗教色が濃そうですけど、ほほー、と思ったことなど、メモ。
    ☆『十分にチームを信じていないファンは、すでに勝っている試合でさえも、負けさせてしまうことがある』
    ☆『人は、誰かが自分を待っている場所に、あるべきときに、必ず行き...続きを読む
  • 11分間
    パウロ・コエーリョはすごい。
    なんかいろいろ考えさせる。単純に言えば1人の女が幸せをつかむ物語なのに。
    本当の愛は思わぬところからやってくる。そして、硬くつながれる。そして、それが見えたり、見えなかったりするから不思議だ。
  • 11分間
     これは何の時間かというと、一人の娼婦を買って、実際に性行為をする時間である。

     エロティックな話なのか?と言われると、どうだろうか。
     ポルノグラフィではないけれど、多分に性的なものを含む。

     緩やかに流れる時間というものを深く感じた。
     いやー。この話の出だしから、エンディングで驚かされたけ...続きを読む
  • 星の巡礼
    長い旅の中で得られるものは素敵な時間。その素敵な時間を一瞬一瞬、じっくり考えながら読むことの幸せを感じられる本です。

    一息つきたいときにお茶を飲みながらゆっくり読みたい一冊です。
  • 11分間
    苦手だったパウロ・コエーリョ。寺山修司好きの女子に「女性が男性に読んで欲しい猥褻な本」という不純な動機で読み始めたが人生の示唆に富んでいて凄かったの一言。一度整理しないと他の本を読めないので、一旦レビューしとく。
    この本はエロ本であると同時に聖書である。堕ちながら高まっていく相反する世界を描写してい...続きを読む
  • ポルトベーロの魔女
    1人の女の人の目線で様々な人の証言をみていくおもしろい視点の話。
    宗教色が濃くて途中ダレるけど、読み終わるとすっきりする。
  • 星の巡礼
    何度も読んだが、また何度も読みたくなる、そんな本です。
    (それは単に私の記憶力が...?)

    特に、
    その日一日振り返っては
    自分の言動に対して、傲慢で唯我独尊な印象を抱いたなら...

    そんな時には
    冒頭を噛み締めながらただただひたすら読み進める、それだけでいいかと思います。

    きっと彼の道中の回...続きを読む
  • ピエドラ川のほとりで私は泣いた
    不安や恐れのなかで人間はどう生きるべきか。愛の奥深さ、本当の自己犠牲とは?なかなか核心や本音には触れずの「不完全燃焼」のコミュニケーション。サポート・助けがあって、お互いの本心を少しづつ分かち合っていく。そんな過程で成長していくんだなあ・・・と。静かに心に染み入るような美しい物語で、それはそのまま人...続きを読む
  • ピエドラ川のほとりで私は泣いた
    パウロ・コエーリョの本は大抵読んでいるんですが、この本が一番好きです。

    彼の本は宗教的なものがどの本にもあるように思いますが、
    この本はそれが強いです。
    ので、それに抵抗がある人には苦手かも。

    個人的にはこの本を恋愛小説として、とらえていて、

    「ワインを飲んで口の滑りがよくなったら、いろんなこ...続きを読む
  • 11分間
    再読。テーマはセックスだし、電車の中で読んでいて恥ずかしい部分も多いが、個人的に好きな一冊。宗教嫌いな人は無理かも。

    ちなみにパウロコェーリョ好きな人には遠藤周作もオススメ。