パウロ・コエーリョのレビュー一覧

  • ベロニカは死ぬことにした

    Posted by ブクログ

    ユーゴ分裂時の背景が人々のアイデンティティや生き方に少なからず影響を及ぼしているんだな、
    日本人は自殺者が多いっていう文言が出てきてびっくりした。日本はナショナリティ関係なしに病むよなぁ、現代病。
    81/100

    0
    2021年09月12日
  • ピエドラ川のほとりで私は泣いた

    Posted by ブクログ

    キリスト教の世界観を背景に語られる男女の愛と信仰。作者は男性だが、女性視点で書かれたこの小説は、男性読者にはやや難度が高いかもしれない。自分には難しかった。愛をとるか?信仰をとるか?真実の愛と信仰とは?「あなたの夢に従いなさい。良き戦いを戦って幸せになりなさい」という言葉もあり、『星の巡礼』や『アルケミスト』で示されたメッセージがどこか根底にはある。ただのおセンチな話ではなく、読む人によっては新たな目覚めを呼び起こす力をもった物語ではないだろうか。

    0
    2021年08月25日
  • ベロニカは死ぬことにした

    Posted by ブクログ

    読むのに時間がかかった。
    夢に蓋して、みんなと同じように生きてきたベロニカ。
    狂気とは人と違うこと。自分に正直になること。
    死を意識すると、1日を真剣に捉え生き方を考えるようになる。

    自分はそこまで蓋してないしなあ。
    この本を私に薦めた方々は、常に悩みがあるタイプ。
    世の中にはこの内容に共感する人が沢山いるのか。

    自分は蓋しないように、言語化出来ている。
    読むタイミングによってはもっと響いていたかもな。

    小説は、他者との違いを浮かび上がらせる。
    だからもっと読みたくなるんだ。

    0
    2021年07月16日
  • 星の巡礼

    Posted by ブクログ

    途中何度か飽きてしまったけど、印象に残るシーンもいくつかあって、愛についてなど私にとっては得ることが多かったです。

    0
    2021年05月04日
  • ベロニカは死ぬことにした

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み終わって、これはベロニカだけでないベロニカとそばにいた彼らの話なのだとわかる。だから読んでいる途中、マリーやゼドカの話が入ってくるがうまく入り込めなかった。ただ終盤のエドアードの話はとてもよくて、素直な自分でいようとする彼と父の会話は自分にも置き換えて読んだ。
    けどこの話の本筋は現代で生きなくてはいけない人たちがどうやって自分を存在させて生きていくかというところだと思い、置き換えてしまうと少し小説とはずれる。パウロ・コエーリョは彼にしか描けない輝きに満ちた言葉を放てる作家で、読むと共感とともに思い切り背中を押してくれるような小説をこれまで読んだ。ベロニカは死ぬことにした、はたしかに共感はあ

    0
    2021年04月23日
  • 星の巡礼

    Posted by ブクログ

    パウロコエーリョのデビュー作。奇跡の剣を入手すべくパウロが「星の道」といわれるスペインの路を巡礼する物語。師ペトラスと共に旅をしながら様々な試練に遭い、様々な人生の知恵を見つけていく。スピリチュアリティに満ちており、かなり宗教色が濃い。「アルケミスト」のスピリチュアル部分にハマった方にはお勧めするが、物語としてはあまり面白くない。処女作だけに言いたいことを全部言い過ぎの感があるし翻訳も相変わらず読みにくい。

    0
    2021年04月21日
  • 星の巡礼

    Posted by ブクログ

    ☆☆☆2020年5月レビュー☆☆☆



    スペインの、サン・コンポステーラ巡礼の感じが知りたくて読んだ作品。スピリチュアル小説といおうか、なかなか難しい作品だった。

    0
    2020年05月18日
  • 悪魔とプリン嬢

    Posted by ブクログ

    「条件さえ整えば、地球上のすべての人間がよろこんで悪をなす」

    人間には良い天使と悪い天使がいて、葛藤しながら選択しながら生きていく。
    悪が根底に存在すると同時に善も存在する、人間の表面でもあり深層でもある部分に光が当てられた作品でした。

    0
    2020年02月22日
  • 第五の山

    Posted by ブクログ

    読み始めは物語の中に入るのに少し苦労した。最後までとても安定している小説。紀元前九世紀という、イエスキリストより昔の話、旧約聖書の数少ない資料を元によく作られている。

    当時の人々の文化、信仰、思考は、現代の我々にとっては突拍子が無く、無知であるという印象もあるが、同時に人間の本質は今でも全く変わらない。物が溢れテクノロジーの発達した現在や未来でも、環境が変わっても、人間そのものは変わらないということだ。災害や戦争、死が起こってしまうのは決められていたので止められない。しかし、そこから学ぶこと、常に自分で選択して戦っていくことをやめてはいけない。そこで諦めて屈してしまったら、そのまま過去を捨て

    0
    2019年10月06日
  • 星の巡礼

    Posted by ブクログ

    宗教的かつ哲学的で人を選ぶ作品と言えるかもしれない。主人公が巡礼の旅の途中で人生における教訓を学んでゆき、人間的に成長していく様が描かれている。作中に度々登場する「偶然」という言葉が一つのポイントと言えるだろう。同著者の名作「アルケミスト」で語られた「前兆」という概念との繋がりを感じる。パウロ・コエーリョという作家は非常に高次元なものの捉え方で、この世界を見据えているのかもしれない。

    0
    2019年11月12日
  • ブリーダ

    Posted by ブクログ

    再読。(読んだ記憶はあるが、内容は覚えていなかった)
    オカルト的な部分はやはり苦手。
    小説として面白いというより、挿入エピソードで共感できる部分がたまに出てくる、くらいな本。

    0
    2019年07月07日
  • 星の巡礼 Anniversary Edition

    Posted by ブクログ

    映画『星の旅人たち』でコンポステーラ巡礼を知って以来、気になっていた巡礼。書店でこの装丁が目にとまり、巡礼についての物語ってことで購入。
    映画のようなカジュアルな内容を予想していたけど、かなりスピリチュアルなストーリーで驚く。割と頑張って読んだ。
    著者の巡礼は、狂気を伴う苦行に近い。
    著者はブラジルでは有名な人らしい。

    0
    2018年01月28日
  • 悪魔とプリン嬢

    Posted by ブクログ

    一週間の間で善悪の戦いを引き受け生まれ変わる異邦人とプリン嬢の物語。村の人たちの心変わりする様があまりにも簡単で怖い。異邦人は答えを見つけられないまま村を出ると言ったけど結局人は本質的に悪で、それを抑えるかどうかにかかってるってことなんだな、というのがそのままメッセージなんだろな。私も恐れがなければもっと悪い人になってる気がする、そう考えると怖くなる。『ベロニカは死ぬことにした』のラストは好きでしたが本作の最後はどうにも腑に落ちないのは、私が現実よりも夢を見ていたい心の表れなのかもしれない。結局金か、と。

    0
    2017年01月22日
  • 11分間

    Posted by ブクログ

    感想を書くのは難しい作品だけど、
    私はあのラストシーンは好きじゃないなぁ。
    どうなるのかと期待していただけに、興醒め。

    0
    2015年07月23日
  • 星の巡礼

    Posted by ブクログ

    「アルケミスト」のパウロ・コエーリョさんの作品。アルケミストは創作物だけど、こちらは自伝とのこと。無宗教の僕にとって、その真偽のほどではそれほど重要ではないが、この宗教色の強さで、最後まで読めない人も多数いるだろう。「アルケミスト」は宗教色とメッセージを分離して読めたが、こちらはそうもいかない。現実の話ということなので、当然かもしれない。僕と同じく無宗教の人でも、散りばめられた幻想的な出来事を差し引いても、もう一度自分を見つめ、改めるヒントを与えてくれる作品だと思う。

    0
    2015年04月07日
  • ピエドラ川のほとりで私は泣いた

    Posted by ブクログ

    キリストを信じるまでは感情移入できるが、二人とも神の存在や愛の存在に包まれてからは置いてけぼりにされた感覚になるのが正直なところ。自分が宗教について真剣な気持ちを抱けないのが原因なのだろうけど。

    0
    2015年03月28日
  • 星の巡礼

    Posted by ブクログ

    すべて本当の出来事だとは俄かに信じられない自分がいる。小説を書く上での味付けや、トランス状態からくる幻覚なんだろうと思ってしまう。しかしそれらの現実性を否定できるほど自分は本気で祈り、夢見てきただろうか。

    0
    2015年03月20日
  • ピエドラ川のほとりで私は泣いた

    Posted by ブクログ

    理解をすることは出来るが、それを感じ、本当の意味で知ることは出来ない。

    信じることは私には出来ないが、信仰に寄り添い生きる人生を羨ましく思う。

    そしてそういった事に左右される人間同士の愛というものは、あまり美しいとは思えない。

    0
    2015年01月08日
  • 11分間

    Posted by ブクログ

    パウロ=コエーリョによる性についての前衛的であるようで、宗教的な断片。他の著作と同じように貞操観念が薄く、体面以上の自尊心をまだ見つけられない若い女性が主人公。小さな好奇心と、人生を単純に考え過ぎたはずみから娼婦の道を進むようになり、様々な男との経験と、特別な男との出会いから、性と生を見つめなおす話。

    独特な潤いのある語り口と宗教的信条が印象派的に光る世界観は同じみ。ちょっと長すぎる感がある。200ページ前後でおさめられていればもっとよかったと思う。

    2014.12.9

    0
    2014年12月09日
  • 星の巡礼

    Posted by ブクログ

    自分探しをする旅で様々な試練や課題に立ち向かう。全体的に精神的な試練を克服していくものであるため、宗教観の違う日本人にはなかなか受け入れがたい。
    アニメ化とかしたらおもしろいのかも。

    0
    2014年10月21日