パウロ・コエーリョのレビュー一覧
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賢人が賢いのは、彼らが愛しているからだよ。そして愚か者が愚かなのは、彼らは自分が愛とは何か、知っていると思っているからなのだ。Posted by ブクログ
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ごく普通の女性の「気付き」のお話。
「他者」の存在に気がつきながらも、一人で葛藤を抱えながら「他者」として生きていく人もいる。
「他者」を排除するのは本当に勇気が要ることだけど、「気付き」ながらも「他者」のまま生きていくことを選ぶのもまた勇気と呼んではいけないかしら…。
人間は、そういう生き方の中...続きを読むPosted by ブクログ -
カトリックの世界観が色濃く出ていて、私には少し読みづらかったのですが、”愛”を目の前にした女性の恐れとまどい、葛藤が十分に伝わってくる作品です。
序盤は、ピラールと彼はただ、幼馴染というだけで、そう深いつながりがあるとも思えず、いきなり彼が現れて心を乱されたと言う印象で読み進めていきました。けれど、...続きを読むPosted by ブクログ -
最後にピラールが飛び出したことは、一体何を意味していたのだろうと思う。
一見、彼女が夢想していた未来の財産が失われたことに対して、彼女は悲しみを感じたのかと思った。
でもそれは違ったんだと読み進めて感じた。彼にとって、彼女の行動は、彼の能力と使命と勇気の重みを気づかせてくれるものだったのではないかし...続きを読むPosted by ブクログ