パウロ・コエーリョのレビュー一覧

  • 星の巡礼
    何度もトライしては挫折していた一冊。

    今回、本の縁かしら、奇跡的に最後まで読むことが出来ました。

    “剣を手に入れることじゃなく、剣を手に入れて自分が何をしたいかが大事”っていうの、すっごく心に落ちてきた。これはこれからも自分に問いかけていくと思う。そして、なぜそのことをしたいと思うのか?というこ...続きを読む
  • 星の巡礼
    パウロ・コエーリョがスペインの巡礼路(カミーノ)を歩いた、実体験に基づく神秘主義やら何やらの本。巡礼路のガイドブックとしては極めて不適当なのでお勧めしない。念のため。
    道を歩くという行為の人生に対する類似点は、徳川家康すらも語っているが、この本も同じく巡礼路を歩く内に徐々に作者が成長する、そういった...続きを読む
  • ピエドラ川のほとりで私は泣いた
    賢人が賢いのは、彼らが愛しているからだよ。そして愚か者が愚かなのは、彼らは自分が愛とは何か、知っていると思っているからなのだ。
  • 星の巡礼
    とある宗教における試練を得るため、証となる「剣」を探し求める旅をはじめる主人公。
    おそらくは、作者の実際の経験を基にした作品。
    多分にスピリチュアルな内容であり、強烈に読み手を選ぶと思われる。
  • ピエドラ川のほとりで私は泣いた
    ごく普通の女性の「気付き」のお話。

    「他者」の存在に気がつきながらも、一人で葛藤を抱えながら「他者」として生きていく人もいる。
    「他者」を排除するのは本当に勇気が要ることだけど、「気付き」ながらも「他者」のまま生きていくことを選ぶのもまた勇気と呼んではいけないかしら…。
    人間は、そういう生き方の中...続きを読む
  • 11分間
    まっとうなラブストーリーでした。
    エンディングも素敵です。

    愛とセックスについての考察のうち、特に苦痛と快楽についての考察が気に入りました。良著です。
  • 星の巡礼
    サンティアゴ巡礼で、著者が体験した事柄をもとに書かれた小説だそうです。サンティアゴの巡礼路とは、フランスからピレネー山脈を越えて、スペイン北部を通り、サンティアゴ・デ・コンポステーラへ至る、約800Kmにおよぶ道程のこと。当地にはイエスの十二使徒のひとり聖ヤコブの遺骸が埋葬されているとされ、ローマ、...続きを読む
  • 星の巡礼
    わたしも長い道のりを迷いながら歩いてきた気がします
    まだまだ道は続くけど、自分の根本にある感情を大事に進んでゆくんだろうなあ・・・たぶん!

    あと、課題はやってみるべきです
  • 星の巡礼
    パウロ・コエーリョの本。自身の経験に基づいて、スペインの巡礼について記述している。
    物語の中には抽象的な表現が多く、どんな風にも解釈できる。宗教に絡む話なので、そもそもそういうものか。
    旅をイメージしながら読んでいると面白い。
  • ブリーダ
    魔女になろうとするアイルランドの女子大生の話。
    登場する魔女の名前のウィッカは、「魔術師」のことで、ケルトに源流を持つ多神教信仰宗教のひとつでもあるそうです。(訳者あとがきから)
    調べると、多神教信仰宗教にウィッカ魔術というものがあり、1950年ころジェラルド・B・ガードナーが再構築した宗教と考えら...続きを読む
  • ザーヒル
    いつものパウロ節はきいているけれど、ちょっと長くて発散的。なので「ベロニカは死ぬ事にした」か「11分間」、「ブリーダ」のほうがおすすめ
  • ザーヒル
    パウロ・コエーリョの自伝的小説。
    突然に姿を消してしまった妻を探す作家。
    世間的な成功も無意味に感じる程の喪失感を丹念に描く。
    妻を探すという行為を通じて、主人公は
    怒りや悲しみ、虚しさの段階を越えて、
    不思議な導きによって人間的な成長を遂げていき、
    新たな価値観を獲得する。

    「アルケミスト」以降...続きを読む
  • ポルトベーロの魔女
    『アルケミスト』を読んでおおー!っと思いそのあと固め読みしたパウロ・コエーリョの作品を久しぶりに読んでみた。個人的にはあまりピンとこなかったのですが、帯には「最高傑作」の文字。巻末の解説を読んだらその理由が少しわかるような気がしました。
    ストーリーはあまりなくて、既に起こってしまった事件について、関...続きを読む
  • 悪魔とプリン嬢
    「悪」ってのは、突如現われてしまうのか。

    お金に目が眩んで、モノゴトの善し悪しの判断ができなくなって…


    そんな話でした、聖書を読んでいるような(読んだことないけど)気分でした。

    もし、ココロに「悪」が現われてしまったら。

    「悪」を否定するでなく

    そんなときのための「知性」を日頃から備えて...続きを読む
  • ピエドラ川のほとりで私は泣いた
    カトリックの世界観が色濃く出ていて、私には少し読みづらかったのですが、”愛”を目の前にした女性の恐れとまどい、葛藤が十分に伝わってくる作品です。
    序盤は、ピラールと彼はただ、幼馴染というだけで、そう深いつながりがあるとも思えず、いきなり彼が現れて心を乱されたと言う印象で読み進めていきました。けれど、...続きを読む
  • ポルトベーロの魔女
    証言者の目線である1人の女性が語られる文体は秀逸。最後の展開も秀逸。でもアルケミストのような感動とかはないかなぁ…正直、途中ちょっと疲れたとこもある。でも面白かった。
  • ピエドラ川のほとりで私は泣いた
    最後にピラールが飛び出したことは、一体何を意味していたのだろうと思う。
    一見、彼女が夢想していた未来の財産が失われたことに対して、彼女は悲しみを感じたのかと思った。
    でもそれは違ったんだと読み進めて感じた。彼にとって、彼女の行動は、彼の能力と使命と勇気の重みを気づかせてくれるものだったのではないかし...続きを読む
  • ポルトベーロの魔女
    アルケミストはスピリチュアルなおとぎ話のようだったが、これはスピリチュアル・モダンワールド版のような感じ。自分のスピリチュアルの概念と通じるところがあると思いながらも、最期まで主人公がイマイチ好きになれなかった。でも第三者の目をとおしてかかれているので、実はリアルなのかなとも。
  • 悪魔とプリン嬢
    善と悪について。

    特に誰もが所持しているであろう人間の悪について。

    神までも"善"と"悪"を持ち合わせている。

    重要なのはそれを制して、選択するということ。

    善も悪も、それが出来るかというだけの違い。

    キリスト教が好きだという訳じゃないんだけど、パウロ・コエーリョさんの宗教観や雰囲気が好き...続きを読む
  • 悪魔とプリン嬢
    人間の善悪について議論をかわすもののなぜ犯罪を犯してはいけないかの理由が結局自分が警察につかまるからってことでちょっと拍子抜け感、