パウロ・コエーリョのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前半は深刻なぐらい重い気持ちになりながら読んでいたが、最後まで読んでよかった。
ベロニカがピアノを弾いたり、あんな感じのことをしてる間、エドアードは何を思いながら黙っていたんだろう。
残酷とも開放的とも取れるオチだな、と思う。
いやでも、余命までの1週間にベロニカが体験した数々のことは、大切な経験として作用するはずだし……。
体験を今後にどう活かせるかが彼らの課題なのかもね?
マリーさんが、映画館から出るだけのときに、人生で一番の恐怖を覚えた場面。まだ印象に残っている。人から見たら何も大したことないと思われることでも、本人にしたら不思議なほど恐ろしくておぞましい……ということって、あるよね -
Posted by ブクログ
『アルケミスト』は、「願えば叶う」という物語ではなく、「本気で自分の人生と向き合うことで見えてくるものがある」という物語だと感じた。
印象に残ったのは、「自分を縛っているのは自分だけだった」「本当に起こっていることではなく、自分が見たいように世の中を見ていた」という言葉。人生を制限しているのは環境や他人ではなく、自分自身の思い込みなのかもしれないと考えさせられた。
また、「人生は今生きているこの瞬間」「現在を良くすれば、将来起こってくることも良くなる」という考え方も心に残った。未来ばかりを追いかけるのではなく、今この瞬間を大切に生きることが、結果として未来をつくるのだと思った。
プロジェ -
Posted by ブクログ
仕事で会ったインド人からこの本の英語版ペーパーバックをプレゼントされ、英語で読むのはしんどいなと思って日本語版を読んでみた。
敢えてジャンル分けすると、大人向け寓話、か。「星の王子さま」(小さな王子)に匹敵する名著、との呼び声が高い作品だそう。売れ行き1億5千万部で実際に星の王子さまより売れてる、との情報も出てくるが、貰ったペーパーバックには65百万部とある。数値の精度はどうあれ、面白い本だった。
最後の顛末を読むと、「青い鳥」的な要素もあるけれど、錬金術師が言うように、最後の前兆を聴けた場所で見たピラミッドは最高に荘厳で美しかった訳で、コスパ、タイパ、なんて関係なく、心の命ずるままに行動 -
Posted by ブクログ
数年前に『星の王子様』を読み、子供の頃に読んでおけばよかったとガッカリしたことがある。
本書も童話的な世界観に深い教訓が散りばめられているという点では、話のテイスト自体は『星の王子様』にかなり近い。『君たちはどう生きるか』にも。その上で、ぼくのような然程イマジネーションに富んでいない人間でも好きになれた得難い一冊。
テーマもさることながら、シチュエーションがまずいい。マジック・リアリズムと一括りにしてよいのか分からないが、アンダルシアの平原やモロッコの喧騒、サハラ砂漠の寂寞など。どこか現実離れした、何が起こってもそう不思議ではないという気持ちにさせられる。著者の放浪体験が元になっているとか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ精神的なことながら、とても理解しやすい内容だった。少年が夢でみた宝物を探して砂漠を旅して、砂の一粒に全てを感じたのと同じように、自分自身の人生の中で石ころひとつに対して敬意を払い、素材について探求してきたことに親和性を感じる。金属やマテリアルを扱いジュエリーを制作している時の私の人生はこれによく似ている。精神的な事象と物質的な事象を同等に誠実に扱うこと。
最後、少年が夢に見た宝物はピラミッドではなく、もともと自分のいた始まりの場所にある。いま目の前にないものを"探しにいく"ことが人と出会い、人生の知恵や発見や気づきを増やし、愛する人を見つけて、仲間と共に旅をすることを与え -
Posted by ブクログ
『アルケミスト』のパウロ・コエーリョによる、旧約聖書の預言者エリヤに題材をとった試練と再生の物語。
寓話的な物語のなかに深い学びのある言葉の数々がしみるコエーリョの作風。しかし本作は、単純に物語として面白い。預言者ではあるがまだ若者のエリヤが過酷な運命に翻弄される姿は冒頭から目が離せない。絶望的な展開から、自己の再生のみならず、自分の住む世界の「再建」に挑む姿は勇気づけられる。そのとき、失われた愛と信仰が蘇る姿に感動した。聖書をまったく知らなくても、キリスト教に興味がなくても、この物語から汲み取れる学びは大きいものがあるだろう。
青少年にはまず『アルケミスト』だが、大人には本作を強くオスス -
Posted by ブクログ
初パウロ・コエーリョ
神話だったのかな。
ふとしたところに「こんな議論したかった」(でもイマドキ誰もしないってーあははー)って思うような言葉や話題が詰まってる。
例えば・・
規則正しく秩序を守り、人にやさしく、思いやりを持ち、上司には笑顔で応え、部下の面倒をよく見・・家庭では笑顔を絶やさず、失敗を笑わず、もちろん怒らず感謝感謝で生きてます~って余裕かましてる風を装って生活できる、そんなやつのほうがよっぽど狂ってるだろ?っていう問題提起でもあるような。
宝物決定。また読みたい。
聖書とかを重んじる世界の人が描きがちなストーリー展開だなーとか読みながらぼんやり思った。
展開は面白くて一気読みで