パウロ・コエーリョのレビュー一覧

  • ベロニカは死ぬことにした
    自殺した人を周りが思うのに
    その人はなんらかの理由があって、自殺を選んだと思うけど

    毎日の繰り返し、平凡な毎日
    それが自分にとって恐怖になるから死を選ぶ場合もあるんだなと。
    これといった理由じゃなく。

    ところどころ理解しにくいところもあったけど
    沁みる言葉もたくさんあった。

    おかしいとかおかし...続きを読む
  • ヴァルキリーズ
    主人公パウロが、守護天使に会うために妻と共に旅をする話。この作品もコエーリョ自身が実際に体験した宗教的な要素がたくさん反映されている。非日常的でスピリチュアルな表現が多いが、要は自分を縛っている保守的な考え方を解放し、一歩を踏み出そうということを語りかけているのだと思う。心が弱っている時、迷いがある...続きを読む
  • ベロニカは死ぬことにした
    「普通に合わせるために生じるズレが憂鬱さを生み出す」という言葉が突き刺さった。
    狂ってる、普通じゃないと思われたくないし、周りの人の目を伺ってたりするときこそ、一番自分の心に負荷をかけているなと改めて思った。
    なかなかパウロの作品の中でも読み進めるのが難しかったが、自分も心の病の経験があるからこそ腑...続きを読む
  • ポルトベーロの魔女
    『ポルトベーロの魔女』と呼ばれた、不思議な力を持つ女性アテナの半生を描いた作品。アテナを知る身近な人々の証言を元に構成されている。生みの親に捨てられ、満たされない心の空白を埋めるために、自分探しをはじめる。そして様々な人々との出会いの中で、ある‘’力‘’が覚醒することで、自らの人生の使命を見つける。...続きを読む
  • ベロニカは死ぬことにした
    自殺未遂で精神病院に入院した若い女の話。死にたくなるような退屈や絶望、出会った精神病患者たち、たくさんのものが彼女の人生を変える。映画も気になる。
  • 不倫
    ダイレクトすぎるタイトルに興味を惹かれて手に取った一冊。「アルケミスト」が好きで、今回もスピリチュアルな世界、心と向き合う精神世界が描かれている。堕ちるところまで堕ちる主人公、でも彼女は恵まれている。
  • ザ・スパイ
    第一次大戦下で男達を魅了した女性スパイ、マタ・ハリの人生を描いた作品。史実に基づいた物語である。マタ・ハリは、フランスとドイツの二重スパイとして銃殺刑に処されてしまう。女性の尊厳を踏みにじられながらも、自由と自分らしさを求めて自らの姓を捨て、踊り子マタ・ハリの人生を演じきった。苦難に打ちひしがれるこ...続きを読む
  • 悪魔とプリン嬢
    田舎町に訪れた旅人が、住民の一人を殺せば、一生豊かな生活ができるほどの金塊を譲ろうと提案する話。旅人と住民一人ひとりが、各々の内にある善と悪に耳を傾けながら葛藤するという、人間の生臭ささを描いている。舞台と設定はとてもユニークで興味をそそられたが、個人的には終わり方はあっけない感じを受けた。
  • ピエドラ川のほとりで私は泣いた
    自身が無神論者だからなのか、またキリスト教に関しても不勉強なため、理解が難しい話だった。
    スピリチュアルな精神的な描写が多く、想像が至らず、物語を追うことはできたが、この本の本当に言いたいことは読み解けなかった。
    主人公と幼馴染の「彼」が急に愛し合うようになったりするが、そこへ行き着くまでの描写もあ...続きを読む
  • 星の巡礼 Anniversary Edition
    剣を見つける旅にでる話し。
    スピリチュアル要素の強い話しで、
    体験をしながら、人生についてを学んでいく話し。

    剣でなすべきことを知る。
    その目的をどうして叶えたいのか、その目的ゴールにたどりついたら、どうなりたいのかを明確に分かっていれば、願い(剣)を見つける事ができるというところが大元の話しでし...続きを読む
  • 弓を引く人
    もう少し、物語的なものを想像していましたが、まるで哲学の本のような言葉の難しさを感じました。
    心の在り様や精神的なものを言葉にするのは、とても難しいので、訳するのは大変だったのではないかと思います。

    弓道教本にある、「礼記・射義」や「射法訓」「真善美」など、一度でも弓道を学んだ人なら、そこに結び付...続きを読む
  • 11分間
    「セックス なんて11分間の問題だ。脱いだり着たり意味のない会話を除いた“正味’は11分間。世界はたった11分間しかかからない、そんな何かを中心に回っている(本文より)
     あの「アルケミスト」のパウル・コエーリョさんが、セックス というデリケートな問題について取り上げた。「性」の問題に合わせて、女性...続きを読む
  • ザ・スパイ
    華麗な女スパイを想像していたのですが……うん、現実は……運のなかった女なのか、自分をドラマティックに魅せることに成功した女だったのか。 #マタハリ #ザスパイ #読書 #本
  • ベロニカは死ぬことにした
    狂ったとされる人が色々と出てきて、狂気とは何かを考えさせられる作品。

    舞台や登場人物が特殊なこともあり、後半の展開に期待しながら読み進めたが、個人的には消化不良だった。登場人物の誰かに共感できれば、また違った感想になったかもしれないが。

    とりあえず翻訳がわかりにくい(じゃぁ、お前はポルトガル語を...続きを読む
  • ベロニカは死ぬことにした
    ユーゴ分裂時の背景が人々のアイデンティティや生き方に少なからず影響を及ぼしているんだな、
    日本人は自殺者が多いっていう文言が出てきてびっくりした。日本はナショナリティ関係なしに病むよなぁ、現代病。
    81/100
  • ピエドラ川のほとりで私は泣いた
    キリスト教の世界観を背景に語られる男女の愛と信仰。作者は男性だが、女性視点で書かれたこの小説は、男性読者にはやや難度が高いかもしれない。自分には難しかった。愛をとるか?信仰をとるか?真実の愛と信仰とは?「あなたの夢に従いなさい。良き戦いを戦って幸せになりなさい」という言葉もあり、『星の巡礼』や『アル...続きを読む
  • ベロニカは死ぬことにした
    読むのに時間がかかった。
    夢に蓋して、みんなと同じように生きてきたベロニカ。
    狂気とは人と違うこと。自分に正直になること。
    死を意識すると、1日を真剣に捉え生き方を考えるようになる。

    自分はそこまで蓋してないしなあ。
    この本を私に薦めた方々は、常に悩みがあるタイプ。
    世の中にはこの内容に共感する人...続きを読む
  • 星の巡礼
    途中何度か飽きてしまったけど、印象に残るシーンもいくつかあって、愛についてなど私にとっては得ることが多かったです。
  • ベロニカは死ぬことにした
    読み終わって、これはベロニカだけでないベロニカとそばにいた彼らの話なのだとわかる。だから読んでいる途中、マリーやゼドカの話が入ってくるがうまく入り込めなかった。ただ終盤のエドアードの話はとてもよくて、素直な自分でいようとする彼と父の会話は自分にも置き換えて読んだ。
    けどこの話の本筋は現代で生きなくて...続きを読む
  • 星の巡礼
    パウロコエーリョのデビュー作。奇跡の剣を入手すべくパウロが「星の道」といわれるスペインの路を巡礼する物語。師ペトラスと共に旅をしながら様々な試練に遭い、様々な人生の知恵を見つけていく。スピリチュアリティに満ちており、かなり宗教色が濃い。「アルケミスト」のスピリチュアル部分にハマった方にはお勧めするが...続きを読む