パウロ・コエーリョのレビュー一覧
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哲学的・抽象的な表現が多く、完全に意味を理解することは難しい。
でも、夢を追いかける人にとっては勇気づけられ、モチベーションを高めてくれる本だと思う。
子どもの頃に夢中になって考えていた夢は、大人になって、現実の生活に追われるようになると、諦めてしまったり、忘れてしまう人もいるのではないか。
でも、この本は、そんな寄り道と思えることさえも、夢を叶える準備だという。
いつか、若い頃の夢を思い出し、これまで重ねてきた自分の色んな経験を、夢の実現に全投入できたとしたら、それこそが幸せな人生であり、この本に書かれている「運命」なのだと思う。
これは若い頃に読んでも理解できなかった。
40歳になり、夢を諦めかけていた今こそ、読めてよかった。 -
Posted by ブクログ
羊飼いの少年が砂漠を越えてピラミッドを目指す。そんなワクワクする設定に惹かれて手にとった『アルケミスト』。
ページをめくるたび、主人公のサンチャゴと一緒に自分も旅をしているような不思議な感覚になりました。
翻訳特有の読みづらさはあるものの、それを乗り越えた先で人生で本当に大切なことに気づかせてくれる深い一冊です。
【特に心に刺さった4つの気づき】
1.世界の美しさを楽しみ、手元の油もこぼさない
作中の「スプーンの油」の話。私には「自分の心が望む道を生きる勇気を持ちつつ、身近な人への愛や感謝も忘れちゃいけないよ」っていうメッセージに聞こえました。
2.被害者じゃなく「冒険家」を選ぶ
泥棒に全財産を盗まれたとき、「かわいそうな被害者」として生きるか、「たくましい冒険家」として生きるかと自分の心と必死に向き合った瞬間のシーン。過酷な状況にも関わらず、「たくましい冒険家」として決意し、前を向くサンチャゴがとても勇敢で尊敬した。最悪なトラブルすら成長の学びに変えていけるんだって勇気をもらいました。
3.「現在」に集中する
「現在を良くしさえすれば、将来も良くなる」という言葉。先のことを考えて不安になりそうなとき、心をすっと軽くしてくれるお守りの言葉になりました。
4.心の声に耳を傾け、プロセスを愛する
夢を追うプロセスのすべてに意味がある。心の声を無視し続けると、その声はどんどん小さくなってしまうから、これからは自分の心に真っ直ぐ向き合いたいです。
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この本を読んで、「夢」や「生き方」について深く考えさせられました。
日常生活のなかで、心の声に耳を傾け、前兆を見逃さずに行動できているだろうか?と改めて、自分の生き方を見つめ直すきっかけをくれる一冊です。
旅の途中で出会う人々や、そこでの学び。そうして自分が成長していくプロセスそのものが、神様がくれた本当の宝物であり、自分の人生なんだなと気づかされました。
読み終えたとき、夢や目的地へ最短ルートでたどり着くことだけが全てではないんだな。って思えました。たとえ回り道をしても、その途中で出会ういろんな人や場所、そのすべてに一つも無意味なことはないということ。世界を存分に味わい、面白がっていこう。優しく私の背中を押してくれたような気がします。
自分の心に従って、勇気を出して一歩を踏み出してみたくなる名作です。 -
Posted by ブクログ
主人公の少年が、今まで慣れ親しんできたものと、これから欲しいと思っているもののどちらかを選択しなければならない場面で、「人生は選択の繰り返し」だと思った。
少年は迷いながらも、自分の夢を追うために、翌日には友人に残りの羊をすべて買ってもらって旅に出る。その決断の早さと行動力には驚かされた。私だったら、今まで持っていたものをすべて手放して、未知の世界へ飛び込めるだろうかと考えた。
P90の「人は自分の必要と希望を満たす能力さえあれば、未知を恐れることはない」という言葉も印象に残った。
未知のものが怖いのは、それ自体が怖いというより、自分にそれを乗り越える力があるのか分からないからなのかもしれない。自分にはできるという感覚があれば、未知のものにも踏み出せるのだと思った。
「双子霊」という言葉が出てきた時には、これはいわゆるツインレイのようなものなのだろうか、とも思った。
物語の中には心に残る言葉がいくつもあった。
「学ぶ方法はひとつしかない。それは行動を通してだ。」
この言葉にはすごく納得した。
結局、どれだけ考えても、知識を得ても、実際に行動して経験しなければ分からないことがある。主人公が旅をする中でさまざまなことを経験し、必要なことを学んでいったように、人は行動しながらしか学べないことがあるのだと思う。
「私たちは愛する時、もっと良くなろうと必ず努力する」という言葉も印象に残った。
誰かを本当に大切に思った時、その人に相応しい自分になりたいと思ったり、もっと良い自分になろうとしたりする。愛することは、誰かに何かを与えてもらうだけではなく、自分自身を成長させるものでもあるのだと思った。
最後まで読んで、一番考えさせられたのは「夢」についてだった。
私は今、自分の夢に向かってちゃんと進めているのだろうか。
自分の心の声に耳を傾けられているのだろうか。
本の中に出てくる「前兆」を、私は現実の世界でどれだけ見逃しているのだろう。
この本を読んだからといって、宇宙のことばや前兆を信じられるようになったわけではない。それでも、自分が本当に望んでいることに気づくために、自分の心の小さな変化にはもっと敏感でいたいと思った。
人生は、何か大きな一度の決断で決まるものではなく、毎日の小さな選択の積み重ねなのだと思う。
自分が何を選ぶのか。
何を手放すのか。
そして、選んだあとに実際に行動できるのか。
読み終えた今、自分自身に「私は本当に自分の夢に向かって進めているのか」と問いかけたくなる一冊だった。 -
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夢、ロマン、希望があるというのは、心地いい。
若い人に読んでもらいたい本。
〈本から〉
「学ぶことは一つしかない。それは行動を通してだ」
賢人は、この自然の世界は単なるまぼろしで、天国の写しにすぎないと言っている。この世が存在しているということは、ただ単に、完全なる世界が存在するという証拠にすぎないのだ。目に見えるものを通して、人間が霊的な教えと神の知恵のすばらしさを理解するために、神はこの世を作られたのだ。それが、行動を通して学ぶとわしが言ったことなのだよ。
「おまえの心に耳を傾けるのだ。心はすべてを知っている。それは大いなる魂から来て、いつか、そこへ戻ってゆくものだからだ。」
錬金術師は言った。「何をしていようとも、この地上のすべての人は、世界の歴史の中で中心的な役割を演じている。そして、普通はそれを知らないのだ」
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一気読み推奨。
2、3冊を併読しながら時間をかけて読んだため、序盤の興奮が薄れたまま読み終えることになってしまった。序盤のワクワクやドキドキが冷めないうちに、勢いのまま一気に読み進めることをおすすめしたい。
中盤以降は「これは結局どういう話なのだろう」「スピリチュアルな側面が強すぎるのではないか」と意識がそれてしまったが、最後まで読み終えたときは冷水を浴びせられて目が覚めるような感覚になった。
これは夢を追い続けることの大切さを描いた、 シンプルな物語だったのだと思う。あれこれ深読みする必要はなかった。そのままを受け取ればいいんだと。
読み返します。次は一気読みします。 -
Posted by ブクログ
アルケミスト 夢を旅した少年』を読んで、夢をあきらめずに進み続けることの大切さを強く感じた。夢に向かって行動していれば、困ったときには誰かが助言をくれ、必要な経験が与えられる。そして、その経験の積み重ねによって、人は賢く成長していくのだと思った。
物語に出てくる「前兆」とは、直感のことだと感じた。その直感は、羊との会話や、世の中の様子をよく観察することによって磨かれていく。物事を俯瞰して見ること、抽象度を上げること、瞑想や内省を通して自分の心と対話することによって、人は「大いなる魂」とつながることができるのだと思う。
少年は夢に向かって進む人だが、クリスタル商人は現状に満足し、変化を恐れる人として描かれている。変化してうまくいかなかった場合や、「もっと早く挑戦していればよかった」と過去を悔やむことへの恐れ、夢を叶えたあとにまた新しい夢を持つことへの億劫さが、変化を拒む理由なのだと感じた。
進んで変化を求める幸せもあれば、変化しない状態を幸せと感じる人もいる。それを選ぶ自由があることも、この物語が教えてくれる大切なことだと思う。
私は少年と同じように夢を叶えたいタイプだが、年齢を重ねるにつれて、花を育てたり、近所を散歩したりして季節の変化を楽しむなど、小さな変化にも喜びを感じるようになった。大きな夢を持ちながら、今この瞬間を生きることの大切さを改めて考えさせられた。
これからは、苫米地英人氏のゴール設定を参考にしながら、少年のように「今」を大切に生きていきたいと思う。
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Posted by ブクログ
面白かった。が、正直ここに何を書きたいのか、分からない。一般的な精神病院というものはこの本に書かれているような方法で治療をするところなのだろうか。私には分からない。
私たちは本当にいろんな部分で狂っていて、でもそれを隠すために普通を装っている。普通を装って日々淡々と暮らしていることも、実はとても狂っていると思う。
ベロニカがヴィレットに来たことで、他の人物が変わっていく。みな動き出した。ベロニカが何をしたわけではない。でもそのように水の波紋や波のように干渉し合うのだろう。ベロニカの問題は母と娘の問題でもあった。それを押し殺していたベロニカ自身も狂っていた。
いろんなところに散りばめられた人生の本質、生きる意味みたいなものが、時折染み入ってくる。
『尊厳って何なの?人に良く思われたいってことでしょ。行儀よくて、隣人への愛に溢れる人みたいに。少しは自然に敬意を払いなさいよ。動物の映画かなんか観て、自分のスペースのために戦ってる姿を見てみなさいよ。』p.121
『基本的に、私の人生で起きている全てのことが自分たちのせいで、誰のものでもないの。』p.184
『きちんとした行動のマニュアルに従うのでなく、自分の人生、欲望、冒険を発見して“生きろ“って教えてやるの。』p.184