パウロ・コエーリョのレビュー一覧

  • 悪魔とプリン嬢
    悪に焦点を当てた物語。

    人を善たらしめるのは人の本質ではない。人の本質は悪である。
    人を善たらしめるのは、あくまで人自身の行動である。人が人の手によって善を選択したときに、初めて人は善となりうる。
    善とは選択の結果なのだ。

    と、最近よく思う。
  • 11分間
    あっ!という間に読み終わった!
    セックスの話ではあるけれど、愛とか、思いやりの話だと思う。あと男と女について?
    個人的にはマリーアの日記が入る進め方もお気に入りです。
    ラストは賛否両論かもだけど、私は好きだな。
  • 11分間
    聖なる性。宇宙の深淵。これが、全てに通じる道のよう。
    何度も読み返したいし、何度読んでもまた新しい文章が胸を打つ。
  • ザーヒル
    著者の自伝的小説。本人を想起させるキャラクターを設定することによって、リアリティを創出。
    カザフスタンのテングルという文化は興味深いものがあり、「神はステップのどこにでもいる」という宗教観と、「来歴(ザーヒル)から解放されるために、来歴を語る」という野心的な試みは、何かしらの示唆を与えてくれる。
  • 第五の山
    この本は実はサッカー、ポルトガル代表でバルセロナのデコの愛読書だとか・・・

    かなり宗教色が濃く、僕ら日本人には馴染みづらい部分はあるかもしれないけど

    宗教的な考え方にかなり魅力を感じたのも事実。 やはり捉え方次第では恐ろしいものになり得ると言っておきましょう。


     人間の意志の物語であり...続きを読む
  • 悪魔とプリン嬢
    初見:26歳

    面白かった。徹夜して読んだ。あっという間の出来事だった。
    最近、プリン嬢なのでは?という女の人と知り合った。
    あくまで表紙の顔じゃない、その精神がだ。

    久々に読んだあとが気持ちよかった。
    おススメの一冊。
  • ピエドラ川のほとりで私は泣いた
    ピエールは一人の男に恋をすることによって、
    幸せだけでなく、
    『不安』『迷い』臆病な自分との『葛藤』
    と戦っていた。
    恋愛って苦しむことの方が多いのではないか?
    私だってそうだ。何をしていたって
    忘れることはない。
    いつだって頭の中に胸中の人がよぎってしまうし、
    すると同時に、自分を...続きを読む
  • ピエドラ川のほとりで私は泣いた
    大好きなパウロ・コエーリョの作品。

    愛というものはいろんな形があると常々思っているけれど、つまらないことを気にしていたり、不安や恐れを抱いてばかりでは本当の愛を見つけられない…という、基本的なことだけれど忘れがち、なことを改めて気づかされるお話。

    失うことを恐れてはいけない、大きな愛の力に感動し...続きを読む
  • ピエドラ川のほとりで私は泣いた
    主人公ピラールが幼馴染と再会し、失っていた宗教観を取り戻していくお話。かなりキリスト教色が強いですが、話のテーマはすごく感動できます。こういう風に人生を捉えられたらすごく前向きになるだろうなと思います。
  • 第五の山
    この作家さんの本は本当に大好きで、日本語に翻訳されているものはほぼ全部読んでます。キリスト教の思想がすごく強いのですが、本のテーマは宗教に関係なくだれにでも受け入れられるものだと思う。
  • ピエドラ川のほとりで私は泣いた
    マグダラの書とは違うけど少し似ているお話

    愛と真実 
    その二つが作り出す世界への葛藤・・・深い作品です♪

  • 悪魔とプリン嬢
    ベロニカは死ぬことにした、から始まる三部作の完結編。世の中には善と悪との二種類がある。その、人間の悪の部分を確かめるために、村全体に犯罪を犯させようとする紳士に思わず怒りを感じたけど、その紳士と退治しようとする人もいて・・・善と悪とは何でしょう?パウロコエーリョ作品の中では一番好きかも知れない。
  • 悪魔とプリン嬢
    『ピエドラ川の・・・』、『ベロニカは・・・』に続く、1週間に起こった劇的な変化を描いた3部作の完結編。3部作といってもお話はひとつずつ別々です。

    こじんまりした田舎町に、過去に起こった衝撃的事件から立ち直れずその憎しみをどこにぶつければいいんだー的に悪霊にまんまと魂を支配されてしまった旅人がやって...続きを読む
  • ピエドラ川のほとりで私は泣いた
    愛とか信仰(注:信仰イコール宗教に非ず)とかの根っこ・本質は何かしらん?というお話。

    1匹のおサルに、食べる前に果物を洗うことを教えると、島に住む他のおサルが見て真似をするようになります。それでその島では洗うおサルがだんだんと増えていくのだけれど、ある程度の数のおサルが洗い出すと、不思議なことに、...続きを読む
  • 第五の山
    これから読みます。る〜さんのblogを拝読していたら興味が涌いてきた。///読みますた。よかった。最近スピリチュアルな世界がかなり一般的になってきて、神の声を聴きながら生きるということも昔ほどあやしくはなくなってきた気がするが、それは自由意志があってのことだと今更ながら実感させられた。神の声を聴き、...続きを読む
  • 第五の山
    キリスト教の聖書がモチーフになってるけど、話としては諦めずに自らの足で道を進み、失った状態から再生することにより成長する充足といいつつ、ロールプレイングゲームに似てると思う。主人公エリアのみならず、未亡人である女性、その子供、そして町をもが変わっていくさまは、感動、心つかまれます。
    自分の限界を知っ...続きを読む
  • アルケミスト 夢を旅した少年
    錬金術師とサンチャゴの言葉が印象的。
    p.154 傷つくのを恐れることは
    実際に傷つくよりもつらいものだと、
    お前の心に言ってやるが良い。
    p.179 私達が今の自分より良いものに
    なろうと努力すれば、自分のまわりの
    すべてのものも良くなる
  • アルケミスト 夢を旅した少年
    夢の追い方、生き方について考えさせられる本。
    童話みたいに空想的なのに、苦しい。
    もっと、将来の夢とか考えるような年齢のときに読んでいたかったなあ。
  • アルケミスト 夢を旅した少年
    評判通りの作品。
    自分が本当に望む事、それを本当に望まないと
    見えないと言う事。
    本物に出逢う為にどう動くか、行動するかを痛感させられる一冊ですね。
  • アルケミスト 夢を旅した少年
    ドキドキして読みました
    またいつか読むと思う

    * 彼の家を知らずにその人を信用してはならない
    * 幸福の秘密とは、世界の素晴らしさを味わい、しかもスプーンの油のことを忘れないことだよ
    * 自分の運命から逃げないために、聞いてはいけないことがある
    * 幸運が自分のところにある時は、それを利用しなくて...続きを読む